こんにちは!優衣です!
体調が回復し、今日から積極的なインタビュー調査活動を再開しました!
今まで身近な病院スタッフやそこに来る方にインタビューをしていました。みなさん成人していて、職業についている方達です。大体20-40代の方が多い印象です。
今度は違う年代の人たちに焦点を当てて、インタビュー調査をしようと考えています。今日は17歳と15歳の女の子にインタビューしました。
17歳の女の子にしたインタビューが印象的だったので、少しだけ紹介したいと思います。
彼女はクリア族に隣接するルオ族という部族出身の子で、親戚がこちらにいるため学校がお休みの間こちらにきているようでした。
ルオ族出身の方は本当に流暢に英語を話し、医者や政治家になる人が多く頭が良い部族と言う印象があります。実際にルオ族の人や他の部族の人に聞いても、そのような答えが返ってきます。
その女の子もとても流暢に英語を話し、すごく客観的に物事を見ている印象でした。
通常通りの質問をした後、私は付け加えて疑問に感じていた「文化とは」という質問をしました。
「人々は私たちの文化だからとFGMを受けるけれど、それが続くことに賛成ではない。という人がとても多い。ここでいう、あなたたちの文化とは何?どんな意味を持つのか?」
という質問をしました。
彼女は「文化は人々をミスリードしている」
そう言いました。
なぜそうなのか?と聞くと、
「古い、伝統的な価値観を持った人たちは慣習を続けようとする。アナログだから。でも私たち若い世代はデジタル。」
彼女はすごく面白い見方をしていて、そして
客観的に物事を見ているなと思いました。
どうしたらそのような慣習がやめられるようになると思う?かと尋ねました。
「親の世代を教育するしかない。コミュニティの場で話す機会を設けたりしてね。」
すごく斬新な発想だなと思いました。
もし自分が同じ立場だとして、親の世代を教育しようと思うだろうか?と考えさせられました。
でも確かにそうだとも思わされました。
親の世代の意識が変わらなければ、子どもだけではどうにもできない部分がどうしてもある。私は子供達、女の子に目を向けていて、その子たちに知識を伝えたとしても、それはまだ生まれてもいないこれからの子達が受け取る恩恵です。
今を生きる女の子たちのこれからを帰るには、その上の世代に訴えるしかありません。
長くなってしまいましたが、若い世代の子達に話を聞くことでまたもっと違ったFGMというものの見方が広がりそうな予感を感じた日でした。