ご支援いただいた皆さま、応援してくださっている皆さま昨年末から開始した、こちらのクラウドファンディング「誰一人、路上に置き去りにしない冬へ。国籍を越えて医療と宿泊を届けたい!」ですが、最終日である2月29日、目標金額としていた500万円を達成いたしました!皆さまのご支援、また応援や拡散などのご協力に改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました!活動報告でもお伝えしてきたように、すでに「ほしぞら医療班」は動き出しています。また緊急宿泊支援を必要とされている方や、新規の相談も相次いでいます。わたしたちは、国籍を越えて医療と宿泊を届け、誰一人、路上に置き去りにしないために、今後も活動を続けてまいります。引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!
ご支援いただいた皆さま、応援してくださっている皆さまこちらのクラウドファンディングも、今日で最終日。ここまで、目標金額の97%、480万円以上のご支援をいただきました。誠にありがとうございます!「ほしぞら医療班」は皆さまからのご支援だけでなく、多くのボランティアスタッフにも支えられています。今回は、医療相談会に携わっているボランティア看護師のおひとりに伺ったお話をインタビュー記事としてお届けします。ぜひご覧ください!伊奈ちとせさん伊奈ちとせさん(看護師)——医療相談会に関わることになったきっかけを教えてください初めて参加したのは2019年の1月です。高校に通っていた頃からボランティアに参加したりしていて、もともとこういう活動に関心がありました。仕事の関係で一度東京から地方に行ってたんですけど、こっちに戻ってくることになって、自由に使える時間も少し増えたので、せっかくなら自分がやりたかったことをやりたいなと思ったんです。それでどこかないかなと思って探していたら、池袋で医療相談会をしているということを知りました。実はわたし、学生時代は池袋の近くの学校に通っていたので馴染みのある地域だし、仕事以外でも役に立てたらいいなと思って連絡して、参加するようになりました。わたしの子どもも一緒に来ていた時もあったんですけど、ここでの経験がきっかけで目指したいものが見つかって、いまはそれに向けて大学で勉強しています。——参加して印象に残っていることはありますか?このあたりの地域は学生時代から馴染みのあるところなので、路上で生活されている方の姿はよく目にしていたんですけど、その方たちの背景についてあまり考えたことはなかったんです。貧困の向こう側にある疾病や、本人が困窮に陥るプロセスの中にある疾患に対して、サポートがぜんぜんないんだなっていうことに、びっくりというか、衝撃を受けました。本当なら公的なサポートが入らなきゃいけないのに、取りこぼされているんだなと思って。既存の制度でカバーできていない、支援につながることができていない方がいるという状況があって、それを民間でやらなきゃいけないということにも衝撃を受けましたね。一番最初に来た時ですかね。医療相談に参加したら、どんぐりとか、ご自身で作ったおりがみを配っていた人がいらっしゃったんです。わたしももらったんですけど。何ていうんでしょう、この方たちは一方的に与えられるとかじゃなくて、ここに来れば孤立しない、そういう居場所でもあるんだろうなということを思いました。——医療相談会ではフットケアもやっていただいて、いろんな方が利用されていますたとえば巻き爪で痛かったりすると、階段も上がれないとか、仕事どころなじゃないし、ふだんの買い物だって苦痛ですよね。爪を切るとかってすごい些細なことだけど、それだけで歩けるようになる、その人の力を損なわなくてすむっていうのがいいな、と思ってフットケアをやっています。足って、地面に近いのでやっぱり汚くなるし、路上で生活されている方だとお風呂に入れる機会も少なかったりしますよね。それで、足の傷からばい菌が入ったり、そこから病気になって悪化させてしまうということは避けたいなと思っています。フットケアは病院でも受けられるんですけど、爪って果たして人に切ってもらっていいものなのか、と思ったりするだろうし、でも目が悪かったり、腰を痛めていたりするとどうしてもご自身ではできないということもあって。この医療相談会でフットケアを続けながら、病院でも受けられるよっていう情報や、足は綺麗に保った方がいいですよっていう知識とかも提供していければなと思っています。
ご支援いただいた皆さま、応援してくださっている皆さまこちらのクラウドファンディングも、残すところあと3日となりました。ここまで、目標金額の93%、460万円以上のご支援をいただきました。誠にありがとうございます!「ほしぞら医療班」は皆さまからのご支援だけでなく、多くのボランティアスタッフにも支えられています。今回は、医療相談会に携わっているボランティア医師のおひとりに伺ったお話をインタビュー記事としてお届けします。ぜひご覧ください!武田裕子さん武田裕子さん(医師、大学教員)——医療相談会に関わることになったきっかけを教えてください最初に参加したのは2015年です。きっかけは担当しているゼミの実習でした。私は健康格差をテーマに教育やその研究をしています。社会の構造のなかに、健康格差を生じる要因があるということを、学生が理解するための教育です。でもそれは、いくら教室で話しても、なかなか伝わらず、それを学ぶ事の意義も理解されません。そこで、社会のなかで取り残されがちな方々に、実際に学生が出会ってお話を伺ったり、支援をしているNPOの担当者からお話を伺うという実習を2015年から始めました。その一環でこちらの医療相談会に参加させていただくことになりました。社会の仕組みや世の中のありようが健康に影響することを伝えことを実感させられる場所ってなかなかないと思うんです。もちろん病院でも、病気になった方にいろいろお話を伺うなかでその方の背景や、健康を害することになった社会的要因が浮かび上がってくることもあります。一方、こちらの医療相談に来られる方は、より社会的要因に影響を受けている方が多いですよね。リーマンショックで会社が倒産したとか、大震災の影響で住まいをなくすとか、コロナ禍により仕事がなくなったなど。そういう意味で、自分が机の上で学んだことが、目の前で起こっていると感じさせる場といえます。自分が知らなかったことに、たくさん気づかされます。ご本人に医療が必要だと思ったときに、生活保護を受けてはどうですかとお勧めすることがありました。するとほとんどの方が、「絶対にイヤ」、「自分はそこまで堕ちてない」、「人間扱いされないからイヤだ」と言われました。たとえば病院に行っても、「後回しにされて他の人と同じように扱われなかった」というのです。教育に携わっている立場の者としては本当に申し訳ないという思いになりました。教育が足りていないことを突きつけられた思いです。——最近の相談の傾向、特にコロナ以前と以後で変わったところはありますか?コロナ禍以前は、来られる方のほとんどが中高年の男性でした。コロナ禍になって以降は、20代、30代の若い方や、女性の方も増えています。それから外国人の方、特に難民認定申請中で在留資格が不安定な方や、保険証もない、就労もできないという仮放免状態に置かれている方が増えています。——医療相談会はどんな役割を果たしていると考えていますか?相談に来られる方は、必要とする薬の名前を伝え、手渡されるとそのまま帰っていかれる方が多いため、参加した当初は「薬を渡す係なのか」と思ったりしました。相談を受けることもないため、自分の役割がわからないというか。でも、続けていくうちに、体調のこと、咳が出るとか腰が痛いとか、肩が痛いといった訴えを少しずつ伺えるようになりました。具合が改善した、とわざわざ報告に見える方もおられます。関係性を築いていくことができるのだと感じました。医療相談の場であっても、生活のことを相談されたりします。いきなり生活相談でソーシャルワーカーに話すのには抵抗があるけれど、医師になら話せると思っていただける。そして、お話を伺っていくといろいろな困りごとがあることが明らかになり、そこから生活相談をお勧めすることがあります。医療相談では、いろんな思いを話してくださる中から、その方の困りごとが浮かび上がってきて、ご自身も言語化できて認識されたりします。ここは医療機関ではないし、また生活相談のように詳しい聴き取りをしてソーシャルワークを行う場でもなく、その中間で緩やかにつながる場という印象です。毎回、近況を伝えに来てくださる方もいます。——最後に伝えたいことはありますか?住まいがないとか、困窮しているということの原因をたどっていくと、構造的な要因があります。制度的なことだったり、社会の仕組みが追いついていないことを多くの人に知っていただき、それらが変わっていくように、何らかのアクションを起こしていただけたらと思います。自ら発信していただくとか、このような活動を応援するなど、関心を持ち続けてご自身に無理のない範囲で関わっていただけたら嬉しいです。
ご支援いただいた皆さま、応援してくださっている皆さまここまで、目標金額の91%となる456万円以上のご支援をいただきました。誠にありがとうございます!クラウドファンディングは、残すところあと5日となりました。最後まで、皆さまに支えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします!また、昨日行った配信イベント「ホームレス支援の30年とこれから」も、多くの方にご視聴いただきました。ありがとうございました!アーカイブはこちらからご覧いただけます。配信の様子本日、2月24日(土)、「ほしぞら医療班」はTENOHASI(てのはし)が毎月第2・第4土曜日におこなっている炊き出しで医療相談会を実施しました。配食に並ばれた方は534人でした。医療相談には79件の相談があり、こころの相談のほか、フットケアが6件、また医療機関への紹介状を一通発行しました。朝晩の冷え込みが厳しい時期でもあり、カイロを求める方も多くいらっしゃいました。フットケアの様子誰一人、路上に置き去りにしない冬へ。わたしたちは活動を続けてまいります。引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
ご支援いただいた皆さま、応援してくださっている皆さまクラウドファンディングも残すところ10日となりました。ここまで、目標金額の70%を超える、350万円以上のご支援をいただきました。誠にありがとうございます!ラストスパートに向け、皆さまのより一層の拡散や応援・ご支援などのご協力をお願いいたします!【配信イベント】ホームレス支援の30年とこれから(2024年2月23日(金) 20時〜)つくろい東京ファンドでは、クラウドファンディングが残り1週間となることを受け、配信イベント『ホームレス支援の30年とこれから』をおこないます。ぜひご覧ください!【日時】2024年2月23日(金) 20:00-21:00【登壇者】稲葉剛、佐々木大志郎、武石晶子【視聴方法】配信時間中にこちらのリンクよりご視聴が可能です*YouTube Liveでの配信です/UDトークを使用した字幕提供をおこないます【メディア掲載のお知らせ】「公園で生活した1ヵ月半、安全だと感じられたことはありませんでした。命の危険はないと思って日本にやってきたのに……」フォトジャーナリストの安田菜津紀さんに、つくろい東京ファンドの難民支援の現場を取材していただきました。ぜひご覧ください!「最初に覚えた日本語は「ダメ」――増える新規難民申請者、追いつかない公的支援」