2023/12/30 12:16
10月25日の午前中、マネージャーのアティトが神妙な面持ちで私の前に現れた。「とても辛い話をしなければいけないけど、心の準備はできてる?」
心臓がドクッと大きな音を立てたと同時に、その瞬間何か想像以上に最悪なできことが起きたんだなということだけは理解できた。
「みんなが子どものように可愛がってた畑が、ダムの放流によって昨日の夜に消えてなくたったんだ」
何が起こったのか分からず、とにかく頭が真っ白になった。
次にたくさんのこどもたちと一緒に畑仕事を通して過ごしてきたたくさんの思い出が脳を駆け巡った。
気づいた時には涙が溢れ、すぐに現実を受け止めることができずにどうしたらいいのかただただ呆然とする時間が過ぎた。
自分の目で見て確かめたい。コミュニティーのみんなは無事なのか。
すぐに現場に直行、その現実を目の当たりにする。