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災害現場で活動する救助犬たちの医療費を集めたい!!

災害発生時、迅速に現場に向かい行方不明者の捜索活動を行う災害救助犬。「最前線で頑張る犬たちの医療費を集めたい!」そんな想いからプロジェクトを立ち上げました。ご自宅で防災グッズを揃えるのと同じように、もしもの時に備え日々訓練に励む災害救助犬たちの医療費をご支援していただけませんか?

現在の支援総額

1,103,000

220%

目標金額は500,000円

支援者数

106

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/01/07に募集を開始し、 106人の支援により 1,103,000円の資金を集め、 2024/03/20に募集を終了しました

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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220%達成

終了

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支援者数106

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【公開からわずか5日で目標達成!】

現在ネクストゴールに挑戦中!目標金額85万円です!

頑張る災害救助犬と訓練犬たちが、今後も健康で元気に活動を続けていけるよう、ネクストゴールにチャレンジします!


協会活動内容

日本レスキュー協会は、「犬と共に社会に貢献する」理念のもと、災害時、倒壊した家屋や土砂などの下敷きになり行方不明になった方を探す「災害救助犬」や、災害で被災された方や障がいのある方、高齢の方や闘病中の方の様々な痛みや不安を軽減する「セラピードッグ」の育成と派遣を行っており、さらに、殺処分される犬を保護・譲渡する活動や、ペット防災などの啓発活動なども行っています。

今回は、災害救助犬・訓練犬たちのワクチン代やノミ・ダニなどの薬代、その他治療費といった救助犬を育成する上で必要な医療費の寄付を募集いたします。


災害と、日本

災害時、瓦礫や土砂に埋もれてしまった行方不明者の捜索は、まず消防や自衛隊などの公的救助機関による声掛けや、がれき撤去などの人的な救助活動から行われます。

そういった捜索方法によって行方不明者の発見に至ることがありますが、要救助者の中には声の届かない場所にいる方や、身動きが取れずに救助を待っている方もいらっしゃいます。

そのような意思表示のできない要救助者を捜索するにあたり、災害救助犬が最後の頼みの綱であるケースは多くあります。

残念ながら、生き埋めになった犠牲者の中には亡くなられた状態で発見される方もいらっしゃいますが、それでも会えるということは、ご遺族にとって非常に重要なことなのです。


いざというときに、被災地で救助犬が持つ能力の最大限の力を発揮し、1分1秒でも早く行方不明者を発見できるよう、日頃彼らが健康に元気でいることは、救助犬の活動にとってとても大切です。

1つとして同じ現場のない被災地でより迅速で精度の高い捜索活動をするためには、普段から様々な場所での訓練の積み重ねが必須であり、そのためにはやはり犬達が健康な体であることが大前提となってきます。

”災害大国”と言われる日本だからこそ、救助犬の活動を発展させて未来に繋げていき「災害救助犬が人命捜索の一つの手段として有効に運用される社会」を、犬達とともに作ってまいります。


救助犬の能力と役割

「災害救助犬」とは自然災害により瓦礫や土砂の下敷きになった行方不明者を、においを頼りに発見するよう訓練された犬のことです。

犬の嗅覚は人の1000万倍以上優れていると言われており、災害救助犬はその優れた嗅覚を活かして、人には目視できない場所、意思表示のできない人、広範囲において不特定多数の人を比較的短時間で捜索することができます。

一刻を争う有事の際には、行方不明者の場所の特定が欠かせません。

災害救助犬は、被災し発見されずに亡くなってしまう方を1人でも多く救う為の、人命捜索の1つの手段として大きな役割を担っています。

かけがえのない尊い命を守る為、いつどこで起こるか分からない災害に備えているのです。


【1995年 阪神淡路大震災】

阪神淡路大震災が発生した1995年、当時の日本では災害救助犬は殆ど育成されていませんでした。

発災時、海外から多くの災害救助犬が派遣されてきましたが、国内での救助犬の認知度が低く受け入れ態勢が整っていなかったことから、海外の救助犬が現場に到着し実際に活動できたのは災害発生からおよそ3日後のこと。

この震災では、倒壊した建物の中でもまだ生存している状態の方々がいましたが、発見が遅れたことで治療ができずに亡くなってしまった方、もっと早く見つかっていれば助かっていたかもしれない命がありました。

私たちは発見が遅れたことで亡くなってしまった命を、“防ぎ得た死”と言っており、この震災では500名以上もいるとされています。


当時の日本でも災害救助犬が育成・運用されていれば、助かった命があったかもしれない。

こういったことから、私たちの協会を含め多くの人が日本での災害救助犬の必要性を感じ、育成が広がっていったとされています。


救助犬の認知度・運用

阪神淡路大震災後、現在に至るまでに少しずつ災害救助犬の活動は広がってきたものの、欧米に比べて日本の救助犬は、まだ社会的に認知されているとは言えません。

また、救助犬の育成には多くの費用と時間がかかりますが、救助犬になれる犬は全体の約4割ほどであるため、常に新しい犬の育成を続ける必要があります。

さらに、救助犬を育成する団体は全体の約8割が民間であり、国からの援助も殆どないことから、救助犬の頭数不足や育成する訓練士の不足も課題となっています。


取り組み

災害救助犬の育成を行うとともに、災害が発生した際には全国各地へ救助犬を派遣しています。

また、災害救助犬が被災地で迅速に受け入れられるよう、災害救助犬の派遣に関する協定を、全国56の道府県市町、5つの消防組織、3つの獣医師会と締結しています。


近年では、令和3年の熱海での土砂災害や令和4年山形県鶴岡市の土砂災害、令和5年佐賀県唐津市の土砂災害など、現在までに国内外37ヵ所に出動し捜索活動を行って参りました。

(令和4年 山形県鶴岡市土砂災害)

また、民間である私たちが現場で活動する際は、必ず公的救助機関の方に安全を確保していただいた上で救助犬による捜索活動を行います。そのため、現場でスムーズに連携し迅速な捜索活動ができるよう、平時には救助機関との連携訓練も行っています。


近年では、土砂災害や地震などの自然災害における捜索活動のほかにも、山岳での遭難者の捜索活動も行うなど、災害救助犬の運用の場が増えており、救助犬の有効性が少しずつ認知されていていると実感しています。


救助犬の育成費用

私たち日本レスキュー協会では、現在7頭の災害救助犬・訓練犬を管理しています。

災害救助犬を7頭育成するのにかかる費用は、1年間でどのくらい必要かご存じですか?

食費や医療費、遠征訓練費、出動派遣費、備品代、人件費、施設管理費など、年間2000万円以上もの費用が必要となります。


そして、災害救助犬の約8割は、民間の団体により育成されています。

私たちを含め様々な団体が、災害救助犬の活動資金に関して国からの支援金は殆どなく、皆様からのご寄付により成り立っています。


資金の使い道

頂いたご支援は、災害救助犬・訓練犬たちの1年間の医療費の一部に使用させていただきます。

(医療費内訳)

表のように、予防薬のほかにも日頃のケアにかかる費用なども必要になってきます。

実際に、外耳炎などの耳の病気を治療するため、炎症を抑える薬を使用し、こまめに耳掃除を行っています。

また、遺伝や免疫疾患によって発生する皮膚炎などに対しては、発症している箇所に治療薬を定期的に塗布し、継続した治療を行います。

いつ起こるか分からない自然災害に対して、災害救助犬たちがいつでも出動できるように整えておくためには、育成と同じくらい日頃の犬達のケアが重要となります。


【突然の病気やケガによって必要となる高額な治療費】

私たちは、何人たりとも病気や怪我のリスクから逃れることはできません。時には突然の病にかかってしまう。誰かが悪いということではなく、不可抗力によるもの。そしてそれは、犬たちも同様です。

若いから病気にならない、という保証はなく、元気あふれる災害救助犬や訓練犬たちも病気のリスクはあります。

しかし彼らは人のように医療費の控除がなく、全額自己負担です。

大型犬の精密検査費用は数十万円にもなり、民間企業が保険のサービスを提供していることもありますが、残念ながら使役犬は入会できません。

災害救助犬たちは、私たちの大切なパートナーであり、万が一病気でその道を引退せざるを得なくなったとしても、当然治療を諦めることはできません。

これまでその子が精一杯私たちと共に頑張ってくれたことに感謝し、ハンドラーは、救助犬たちに適切な医療とケアを施し最善を尽くします。


【病気と闘った犬、秋桜】

当協会には、皆様からの医療費支援金の支えがあったからこそお世話が出来た1頭の犬がいました。

2014年7月7日生まれ、ジャーマンシェパードの「秋桜(こすもす)」です。

秋桜は、同年9月21日に当協会に災害救助犬候補犬としてやってきました。

災害救助犬は、子犬の頃から様々なトレーニングを重ね、3年後の出動を目指します。秋桜も、ハンドラーとともに毎日訓練に励み、順調に災害救助犬の道を歩んでいました。


 しかし1歳9か月頃、運動中に身体を痛がるようになり、精密検査の結果、第一胸椎に悪性の骨の癌が見つかりました。

完治することはなく、獣医師からは今後麻痺によって歩けなくなり、1~2年で予後は厳しくなるだろうとの宣告。

志半ばでのリタイアでした。

この日から、秋桜は癌と向き合う生活が始まりました。そしてそれはハンドラーも同じでした。

「どうしても治療法はないのか?」

「痛みを抱えているのだろうか?」

「運動が大好きな秋桜に安静を強いる日々が本当に幸せなのだろうか?」

「何をしてあげられるのだろうか」

 リタイア後、しばらく元気に過ごしていた秋桜でしたが、徐々に病気は進行していました。

麻痺によって後ろ足を引きずるようになり、散歩のときはブーツを着用。体調が優れないときは、完全に後ろ足が動かなくなる日もありました。

そんな時は秋桜が外の空気を吸えるように大きなカートを用意し、痛みが緩和されるようにサプリメントや食事も工夫しました。

病院では、複数回の検査と進行が緩やかになるように投薬と放射線治療にも取り組み、体調の波はあったものの診断されてから4年間、自分の足で散歩し穏やかに過ごすことが出来ました。


2020年6月1日。

いつものように散歩から帰ってきたその時、急に立ち上がれなくなりました。秋桜の身体はすでに限界を超え、この日以降、後ろ足が動くことはありませんでした。車いすや大型カートで散歩し、脚だけでなく排尿も出来なり、毎日カテーテルを使用しました。

免疫が低下し、皮膚に痒みが出ることもありました。自分の足で掻くことが出来ないので、シャンプーをこまめに行い身体を清潔に保ちました。

発熱など体調が優れない日々も増え、床ずれ対策や痛みを緩和するために痛み止めや輸液も行いました。

2021年4月13日午前1時。

秋桜はハンドラーの手を枕にして息を引き取りました。

秋桜との日々は、お世話に時間を必要としましたが、それを大変だと感じたことはありません。

1~2年と宣告されてから、5年間もそばにいてくれました。強くて優しい子でした。

救助犬にはなれませんでしたが、懸命に生きるその生きざまは沢山の人に勇気を与え、命の尊さを問い、最高の救助犬だったと誇りに思っています。

二度と今に戻ることはできない。この瞬間が本当に大切なのだと教えてもらいました。

毎日を大切に、そばにいてくれる人たちを大切に。


秋桜のお世話には、検査代、治療費、投薬費、カテーテル、介護用備品(車いす、大型カート、ペットシーツ、ハーネスなど)等、5年間で500万円以上の経費が掛かりました。

もしも医療費支援金がなければ、痛みを緩和させ秋桜に最善のケアをすることはできませんでした。皆様からのご支援があったからこそ、救われた命です。


現在、幸いにもこのように重篤な病気を抱えている救助犬はいません。ですが、いつどの犬が病気にかかってしまうかは分かりません。

もしもの時、その犬たちに最善の医療を届けられるように、緊急時用の医療費のプールが必要なのです。

皆様からのご寄付が救助犬たちの力になります。頑張る災害救助犬たちの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。


リターンについて

寄付額に応じた特典付き!

5,000円~ 【災害救助犬達から暑中見舞いが届きます!】

10,000円~ 【災害救助犬達の可愛い写真のクリアファイルプレゼント♪】

100,000円~ 【クラウドファンディング限定!オリジナルグッズ2点をプレゼント☆】

200,000円~ 【犬達と個別で会える!(遠方の方はzoomも可(30分)) or 犬達からのビデオメッセージ & クラウドファンディング限定!オリジナルグッズ2点をプレゼント☆】

300,000円~ 【ヘルパー体験・ふれあい会(約1時間) & クラウドファンディング限定!オリジナルグッズ2点をプレゼント☆】


最後に

災害救助犬が活動しなくていい世の中なのであれば、その方がいい。

ですが、災害が多発する日本では”いつか”のために備えなければなりません。その、いつかのために日々訓練に励んでいる災害救助犬たちが、健康に、元気に活動できるようにするためには、皆様のお力が必要です。

日々訓練に励んでいる救助犬達の健康を、ご寄付という形で支えていただけませんでしょうか?

皆様からのご支援、心よりお待ちしております。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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