自己紹介
私は阿部恵子と言います。ことし82歳になりました。
私は横浜に生まれました。
港があり世界中の船が着く、
ロマンチックな街で育ちました。
本町、伊勢崎町異国的な建物、私にどれほどの影響を与
たでしょうか。
79歳の時、長年暮らした横浜を後にして、
東京の下町に引っ越しました。
80歳を前にして人生を見直したかった
交通の利便性、情報の獲得
仕事をしたい
それが目的でした
昨年株式会社AB工房という出版社を立ち上げました
この会社の第一作目が「ある八月のものがたりです
読者の目標は小中の小学生ですが
大人の方
特にお母様方にも読んでいただきたい
そして
お子様に読み聞かせていただきたいと
思います
この絵本は太平洋戦争末期八月にある少女が疎開地で体験したお話です。
ある少女が疎開先の野原で遊んでいると
空襲に会います
激しい機銃掃射の中
少女は不思議な経験をします
絵本 ある八月のものがたり 表紙
お母さんはとっても大変
毎日みんなのためあっちの街、こっちの街
食べ物を探して歩く
美しいお母様は亡くなります。
この時代のお母さんは大変です。特に戦時中です
赤ちゃんの世話、子供の世話、おばあさんの世話、食べ物の調達
大家族ですから息つく着く暇もありません
過労に次ぐ過労です
よこはまで空襲にあった家族は父の田舎に疎開します。そこで主人公のけいこちゃんは野原で機銃掃射に会い
不思議な体験をします。このお話は私が以前通った美容院で聞いた話です。女性のお客がほんとうに体験した
話をもとにしています。
「この話、わたしのものにしていい?」
「いいわよ」
ということでこの話は長年、私の心の中にしまっておきました。
ほんとに機銃掃射にあったらほとんど何も残らないほどの衝撃を受けます。
戦闘機は地上スレスレまで降りてきます。
操縦士は少女のいたいけな可愛さに、攻撃することなく去っていきます
ひとり出版社を立ち上げた私ですが、年三冊をノルマとしております。
この本は一冊目の本です
私は1941年横浜に生まれました
このことは、私にとって運命的に感じます。
太平洋戦争勃発の年です
おそらく戦争を記憶している最後の世代です
私たちの世代でも戦争を記憶してない人が大部分です
「人から聞いた話でしょ」
とよく言われます
戦争を記憶しているものが伝える
それが使命と思います
八月のある日、晴れた日でした。ひまわりも咲いていました
庭に出ていた疎開先の奥さんやのおばあちゃんが話していました
「戦争が終わったんだって」
淡々とした話し方でした。
庶民にとって戦争とは、天皇陛下や軍国ではなくて
毎日続く空襲、空襲警報、防空豪、買い出し
辛い毎日でした
それが終わったのです
戦争が終わっても悲劇は続きます。戦中の過酷な暮らし
その犠牲者は子供です
まこちゃんが亡くなる前に病院に着ていった着物です
この絣を着た
可憐なまこちゃんの姿は忘れることができません
画家 篠崎 正喜さんのこと
この絵本の画家篠崎正樹さんです。篠崎さんには内容に共感して下さり大変美しい絵を描いていただきました。私が 無名だったのかかわらず引き受けた下さいました。
1945年生まれ、絵画、金属立体、イラスト、デザインと幅広く活躍している。
リキテックスビエンナーレ第四回奨励賞、第六回特別賞、第八回奨励賞を受賞。
彫刻で、荒川アートフェスティバル等別賞を受賞。
主な絵本作品に
「あおいナムジル」(文・寮美千子/パロル社)
「おおおとこエルンスト」シリーズ(文・寮美千子/パロル社)
「子供ものためのサティ」(文・立松和平/評論社)
「えいごクリスマスのうた」(学研)
リターンについて
絵本「ある八月のものがたり」とオリジナルTシャツを用意しております
1.絵本 ある八月のものがたり 完成品
希望があれば三冊まで差し上げます
2.オリジナルTシャツ
絵本「ある八月のものがたり」の画家 篠崎 正喜氏のデザインによる
オリジナル Tシャツ
ファンタスチックな美しいデザインです。白地と黒地があります
色 白 黒
サイズ S S
M M
L L
XL XL
スケジュール
12月中旬 営業活動開始
2024年1月上旬 編集、印刷完了
2024年1月10日クラウドファンディング終了
2024年1月中旬販売開始
2024年1月15日 リターン発送
資金の使い道
編集、印刷費:約140万円
人件費:約10万円
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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