多機能型事業所スピカの新田です。
「いじめ」に関する記事で色々と私見を述べさせて頂きましたが、学校側の対応を非難するような投稿が続いたので、少し学校側の気持ちを汲み取った私見でフォロー(?)を…。
下記の記事の通り、教職員も我々介護職と同様に人材不足なんですよね。
自分も介護職の一員として感じるのは、児童福祉に関しては「やりがい詐欺」は当たり前になっていると感じます。
自分は児童福祉に携わる前に、約20年間サラリーマンをしていたので、福祉の世界に入って強烈なカルチャーショックを受けました。
サラリーマン時代は、特に責任を負わず安月給、責任が増えると管理職になり給与が上がっていきましたが、児童福祉は背負っている責任が、いきなり”児童の命”です。
"児童の命"という社会人になって一番重い責任を背負って、もらえる給与がサラリーマン時代の3分の1というのは、まさに衝撃でした。
「給与と責任がマッチしておらず、それが辛いのなら辞めればいい」と仰る方も多いと思いますが、その結果がこの記事だと思います。
つまり、若くて優秀な人は、みんな教員や保育士なんか選ばずに、別の職場を選ぶ訳です。(一部、志の高い例外の人は除いてですよ)
そんな状況で人員が足りないのに「教育の質を上げろ」「全ての児童の状態を把握して、全ての意見に耳を傾けろ」「公務員・保育士なら当たり前の義務だ」と声高々に騒がれてしまうと、「こりゃ無理だ」とお手上げになる人も出てくるでしょう。
個人的には、それに見合った報酬がもらえるのなら仕方がないと思えますが、上記で記載したように普通のサラリーマンより給与は低いのです。
政治的な発言は好きではありませんが、「やりがい詐欺、止めませんか?」と声を大にして言いたいです。
長文、失礼しました。
「欠員埋められない」教職員の欠員3000人超が未配置 解消目処は8人のみ(TBS NEWS DIG Powered by JNN)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e066d48e30433ff9a7d3fdee5c383edaff919aff?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20231226&ctg=dom&bt=tw_up&fbclid=IwAR0d3KJ96IgIa5yFVQVUVa4bnqEoaib-NXIgZDumycF7OzskmVDlbHHO0GI