プロテオグリカンの歴史
プロテオグリカンは、糖鎖とタンパク質が結合した高分子体で、コラーゲンやヒアルロン酸のように人間の皮膚、骨、軟骨、腱、血管、脳など動物の体のあらゆるところにあります。コラーゲン、ヒアルロン酸と同じように、プロテオグリカンは加齢と共に、どんどん減っていきます。減っていくことで肌の弾力が失われたり、関節痛を引き起こしたり、骨が弱ったり、細胞のターンオーバーが鈍くなったりと様々な老化現象が現れてきます。コラーゲン、ヒアルロン酸との決定的な違いは、より複雑な分子構造を持つため、研究に多大な時間がかかり、抽出にコストがかかるということが難点でした。
1998年に弘前大学の研究チームにより、青森の郷土料理「氷頭なます」からヒントを得て、酢酸抽出により鮭の鼻軟骨からプロテオグリカンを採取することに成功し、以来、プロテオグリカンの研究に拍車がかかりました。
プロテオグリカンは、酢酸による抽出方法が発見されるまでは、1グラム3,000万円とも言われていました。現在は、酢酸抽出の他、アルカリ抽出なども開発され、より、分子構造を大きい状態で抽出する方法が開発されました。
プロテオグリカンは、分子構造の大きい方が保湿性に優れているとの研究結果があります。ヒアルロン酸の実に130%の保湿力があり、ヒアルロン酸と組み合わせることで、さらに保湿力が期待されています。
プロテオグリカンの効果
プロテオグリカンには、①抗炎症作用 ②細胞増殖促進作用 ③軟骨再生促進作用 ④骨代謝異常改善作用 ⑤保湿作用 が弘前大学の研究チームにより認められています。
このプロテオグリカンの効果を謳ったサプリメントや栄養ドリンク、化粧品なども見かけるようになりました。また、美容業界でもアンチエイジング、医療業界でも傷の修復などで用いられるようになりました。
プロテオグリカンの知名度
プロテオグリカンは、その分子構造に「糖鎖」と「タンパク質」の両方を持つ「複合糖質」です。糖鎖の代表格「ヒアルロン酸」、タンパク質の代表格「コラーゲン」をもしのぐ作用を秘めた素材なのですが、本格的にプロテオグリカンの研究が開始されたのは1998年でした。分子構造が複雑ということは、機能性を研究する上ではハードルが高く、20年経った今、ようやく研究の効果が認められ、その名が浸透し始めてきました。
「HIZUYUKI」の名前に込められた思い
「HIZUYUKI」というブランド名は、こうした長年の研究成果に感銘を受け、プロテオグリカンの研究が進むきっかけとなった「氷頭なますからヒントを得た抽出方法の発見」に感謝を込めて、「氷頭(ひず)」を名前の一部にしています。また、鮭の鼻の軟骨から取り出した氷頭が雪のようにキラキラと輝いていることから「氷頭雪」と名付けました。日本初のブランドとして世界に羽ばたく思いを込めています。