
みなさん、おはようございます!
昨日は、森のさらなる深淵へと足を踏み入れました。

先人たちが汗を流し、一段ずつ積み上げた石堰を越え、
たどり着いたのは水源の最奥部
そこは、静寂と濃密な湿り気を帯びた空気が支配する、
まさに「神の領域」と呼ぶにふさわしい聖域です。
先日発見し、みなさんの温かい想いによって「鎮守の雫」と名付けられた新源泉
この恵みの水を、開拓地へと導くための壮大な挑戦が始まりました!

■ 谷を渡る、命の設計図
この地の水源は、ドラマチックな高低差の中に眠っています。
まずは、こちらをご覧ください。
【水源の標高マップ:命を繋ぐ設計図】~標高173mの最上流から、開拓地へ~
標高 173m:【新湧水・鎮守の雫】(深い谷の源泉)
↓ (今回のミッション:黒パイプで繋ぐ!)
標高 167m:【奇跡の湧水】(浅い谷の貯水槽)
↓ (二つの水がここで合流)
標高 159m:【先人の石堰】
標高 150m:【大根洗浄の中継貯水槽】
標高 141m:【水源取水槽】
↓
標高 95m :【最終目的地・開拓地】
道は2つの谷に分かれています。
「浅い谷」には穏やかに流れる『奇跡の湧水』があり、
すでに貯水槽にその水を湛えています。
対して「深い谷」には、険しくも生命力に満ちた新湧水『鎮守の雫』が眠っています。
今回のミッションは、標高173m地点にある「鎮守の雫」を、
6メートル下(標高167m)にある「奇跡の湧水」の貯水槽まで引き込むことです。
たった6メートル? いえいえこれは標高差であって、実際の距離は異なります。
■ 「今あるもの」で奇跡を起こす
理想を言えば、新たな貯水槽を築き、完璧な配管を引くことかもしれません。
しかし、開拓の現場は常に「限られた資材」との知恵比べです。
■ 今あるものを、いかに最大限に活かすか?
私は手元にあった75ミリの黒パイプを繋ぎ合わせ、
自然の起伏に寄り添わせることにしました。
時には地中を這わせ、
時には荒ぶる大水にさらわれぬよう祈る思いで石を積み上げ・・・。
手探りで、しかし確実に「水の道」を形作っていきました。
■ 山の神様と、先人の導き
険しい地形での作業は肉体を酷使しますが、不思議と心は晴れやかでした。
そして作業の終盤、ある「奇跡」を目の当たりにします。
あらかじめ正確に長さを測っていたわけではないのに、手持ちのパイプが、
まるで誂(あつら)えたかのように、寸分違わずピッタリと足りたのです!
これはきっと、太古からこの山を守る「山の神様」や、
この地を守り抜いてきた先人たちが、「この水を使え」と
背中を押して下さった証だと感じました。
私は思わず、山に向かって深く深く手を合わせました。
■ 2つの命が1つになる
こうして「鎮守の雫」は、
標高167mで待つ「奇跡の湧水」のもとへと無事に導かれました。
今、静かな森の貯水槽の中では、性質の異なる2つの聖なる水が、
ゆっくりと、そして確かに混ざり合っています。
長い年月を経て・・・
暗闇から光射す地上へと再び現れた水たちが1つになり、
開拓地を潤す新たな「命の源」へと生まれ変わったのです。
ここから水はさらに、石堰を越え、
「六根清浄の湧水」がある中継貯水槽、そして取水槽へと向かいます。
果たして、中継地点には勢いよく水が駆けつけてくれるのでしょうか?
その答えは、次回の報告でお伝えします。
開拓の物語は、まだ始まったばかり。どうぞご期待ください!



