予約待ち6カ月の卵「しゅりたま」をもう一度 森の中に放し飼い養鶏場を作ります!

人気の最中、野生動物たちによって鶏さんたちが被害を受け廃業に。あれから5年、「しゅりたま」完全復活に向けて動きはじめました。今度は、「森の中に放し飼い養鶏場」をつくります。食の安全が求められている今こそ!本当に安心できるたまごを子どもたちに届けるため、新たなチャレンジに挑戦します。

現在の支援総額

1,982,500円

198%

目標金額は1,000,000円

支援者数

171人

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/03/02に募集を開始し、 171人の支援により 1,982,500円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

予約待ち6カ月の卵「しゅりたま」をもう一度 森の中に放し飼い養鶏場を作ります!

現在の支援総額

1,982,500円

198%達成

終了

目標金額1,000,000円

支援者数171人

このプロジェクトは、2024/03/02に募集を開始し、 171人の支援により 1,982,500円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

人気の最中、野生動物たちによって鶏さんたちが被害を受け廃業に。あれから5年、「しゅりたま」完全復活に向けて動きはじめました。今度は、「森の中に放し飼い養鶏場」をつくります。食の安全が求められている今こそ!本当に安心できるたまごを子どもたちに届けるため、新たなチャレンジに挑戦します。

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【新章・構想⑦最終回】~100年後の森へつなぐ希望と再生の物語~みなさん、おはようございます!しゅりの森の未来を描く構想、最終回をお届けします。南米ブラジルのアマゾン。マラリアの恐怖と背中合わせの中、濃緑の波が牙をむく未開のジャングルで挑んだ苛烈な開拓。大自然という巨大なうねりを力任せにねじ伏せるのではなく、森が奏でる多様な生命のシンフォニーに耳を澄ませ、深い畏怖と敬意を抱きながら「共に生きる道」を模索し続けてこられた「イグアス」の先人たち。400年もの永きにわたり、天へ続く階段を縫い上げるように急峻な斜面にしがみつき、幾重にもカヤという名の黄金の衣を敷き詰めてこられた「にし阿波」の先人たち。そして、決して水源の鼓動を止めまいと、重い石を運び上げて堅牢な石垣を築き、生命のゆりかごである「涵養の森」を死守してこられた、ここ三原村の先人たち。その泥にまみれた分厚い手や、汗の染み込んだ背中、ひたむきなお姿を想う時、私はいつも胸の奥が熱くなり、涙があふれそうになります。先人たちはきっと、己の豊かさのためだけではなく、100年後、未来に生きる子どもたちや大自然の生命のために、決して諦めることなく歯を食いしばって汗を流し続けてくださったのだと思うのです。私がこれから娘たち(鶏さん)と進める、この三原村の限界集落での開拓と森づくりも、まったく同じ想いです。ここ三原村の芳井集落は、古くから山の神さまが鎮座し、先人たちが手厚く守り抜いてこられた神聖な領域。その山の深淵には、大地の静脈から脈打つように、清廉なる水「鎮守の雫」がこんこんと湧き出しています。娘たちと一緒に泥まみれになって耕し、ふかふかになった土は、いずれ雨水をたっぷりと抱え込む、森の分厚いスポンジになり、豊かな土が清らかな水を生み、やがて川となり、海を潤していく。100年後の未来へ続くこの果てしない生命の道のりは、私の一生のうちにゴールの景色を見ることは叶わないでしょう。同じく先人たちも、一代で成し遂げられるなんて考えておられなかったはずです。気の遠くなるような時間をかけ、血のにじむような思いで生命のバトンを引き継ぎ、未来へと想いを託してこられたはずです。私が今日、泥だらけになって流す汗は、必ず「未来の成長」につながる。私はそれを、これまでの人生で身をもって経験してきました。1993年、南米パラグアイの奥地で、マメだらけの手で鉄の杭1本を打ち込み、井戸を掘り始めた時。2002年、三原村の消滅集落セキゼで、21,000㎡の草むらをかき分け、開拓の一歩を歩み始めた時。そして2019年、ここ限界集落の芳井で、マイナスからの再出発に歯を食いしばって挑んだあの時だって。光すら入らない、鬱蒼と荒れ果てた真っ暗な廃校跡。目の前にあったのは、容赦なく生い茂る竹や笹、肌を刺すいばらばかりで、この先の風景がどうなっていくのか?なんて想像すらできませんでした。だけど、7年と9か月、這いつくばるようにしてやってきた今の風景は違います!桑やセンダン、クスなどのまだ小さな木々が気持ちよさそうに風に揺れ、切り拓かれた1,500㎡の放牧場では、ふかふかの土の上を300羽の娘たちが元気いっぱいに駆け回っています。光と風が通り抜け、土の匂いと共に確かな「生命の息吹」が脈打ちはじめた森。それが今、私の目の前にある風景です。「100年後の森づくり」なんて途方もない目標を考えたら・・・あまりの壁の高さに絶望し、「自分には不可能だ」と心がポッキリと折れてしまいます。たとえ泥を這うようなカタツムリの歩みでも、私がこれまで歩み続け、今の風景を見ることができたのは、すぐ足元に灯る「今日という小さな灯」だけを頼りに、一歩ずつ、ただひたすらに「目の前の現実」という土塊と格闘してきたからです。途方もない時間のスタンスではなく、「今できることを!」100年後のことなんて、今の自分には到底やりきれない。1年先のことだって、不安で立ち止まってしまうかもしれない。だからこそ!この数か月間で「這いつくばってでも必ずやり遂げること」を、今回あえて構想としてみなさんの前に掲げました。構想(事業計画)というより、私の「決意表明」ですね(笑)そして、今回掲げた目標を一つひとつやり遂げるごとに、その都度、次なる構想(事業計画)を新たに追加していきます。立ち止まることなく、歩みを進めるたびに次の未来を描き続けていきます!これまで何度も何度も何度も何度も、「一歩進んで五歩も六歩もズルズルと後退する」挫折がいっぱいありました。きっとこれから先も泥にまみれ、不器用にもがき苦しむ日々が続くでしょう。でも、うしろは絶対に見ません!見据えるのは目の前のみ!その先にあるはずの「未来の景色」です!私が今どんなに不格好でも「一歩前に踏み出す」こと。つるはしや鍬を振るって少しずつでも森に光を届け、娘たちと共に森を育て、生命のサイクルを取り戻していくこと。100年後の未来、この場所で暮らす誰かが。桑やヤマモモが豊かに茂り、多様な生命が息づく美しい森を見上げて「昔の人が汗水垂らして残してくれたんだな」と、微笑んでくれるかもしれないから。日本全国にある過疎地域、荒れ果てた田畑や見捨てられた森。そこに再び生命の息吹を吹き込むという「希望と再生の物語」を、この地から始めること。それが、先人からの崇高なバトンを受け取った、私の生涯をかけた挑戦です。いつか、多様な木々が茂る森の中を。子供たちが気持ちよさそうに、太陽のような笑顔で駆け回る風景を夢見て。今日もまた、100年後の誰かのために、娘たちと共に真っ黒になって土を耕し、森を育んでいきます!この構想を胸に、明日からはリアルな「開拓日記」として、目標に向かって泥まみれになりながらもがき楽しむ日々の作業の様子を、ありのままにお届けしていきます!どうか、この小さな挑戦を温かく見守り、一緒に未来の森を育む仲間として、共に歩んでいただけると本当に嬉しいです!それではみなさん、今日もよい1日をお過ごしください。


【新章・構想⑥】みなさん、おはようございます!しゅりの森の未来を描く構想、第6回をお届けします。将来、娘たち(鶏さん)が駆け回るこの森には、足元の草だけでなく、見上げる「木々」にも大切な役割を持ってもらいます。2019年から少しずつ、ひょろっと立ち枯れた杉やヒノキを1本1本、手作業で伐り倒した日々。長い時間をかけてようやく光が差し込んできたその場所からは、眩い生命たちが力強く芽吹き始めました。コナラやミズナラ、センダン、ヤマモモ、栗や楠にカシ。これらはやがて豊かな葉を広げ、娘たちを強い日差しから守る「天然の日よけ」となります。同時に、空からの猛禽類を防ぐ「生命のバリア」として機能し、娘たちのストレスを和らげる、安心の空間を生み出します。そして、岩手の支援者さまから頂いた大切な桑の木。実はこの桑の葉、娘たちにとって最高のご馳走になります。冬の間に私の胸の高さ(約1.2〜1.5m)でバッサリと枝を仕立てておくことで、春にはちょうど娘たちがジャンプして届く位置に、栄養満点の新芽が一斉に噴き出します。いわば、大自然が用意してくれた「天然のサラダ&デザートBAR」の完成です!樹木、下草、そして娘たち。これらをひとつの空間で統合し、生態系の相互作用を活かして循環を生み出していく。木々が日陰と食事を作り、娘たちが草や虫をついばみながら足元を掻き回して土を耕す。それが土着の微生物に分解され、再び森を育む天然の肥料へと還る。人間が環境の土台を整え、動植物がそれぞれ役割を持ち、補い合いながら生命のサイクルを回していく。これこそが、私が目指す「森林放し飼い養鶏」です。南米の先人が築き上げた「イグアス式アグロフォレストリー」の叡智に学び、徳島県西阿波の先人が遺した「傾斜地農耕システム」に深く敬意を抱く。そして何より、この三原村の大自然と共生し、生命を繋いできた「先人たちの歩み」に、心からの畏敬の念を込めて。彼らの偉大な教えを受け継ぎ、この地の気候や地形に最も合った形で。それらの叡智をすべて融合し活用して、娘たちと共に作り上げる 「三原式アグロフォレストリー」私が切り拓いて種子を蒔き、娘たちが土を耕して肥料を施す。すべては、かつて先人たちが守り抜いた大自然の力を蘇らせるための、決して諦めない歩みです。光の入らなかった管理放棄林を、多様な生命が巡る豊かな森へと力強く生まれ変わらせます。次回の構想編で、いよいよ最終回。この森づくりが描く「100年後の未来」についてお話しします。それではみなさん、今日もよい1日をお過ごしください。#しゅりの森自然農園 #しゅりの森第3章 #森林放し飼い養鶏#アグロフォレストリー#自然農法 #桑の木 #生命の循環#高知県三原村 #限界集落から未来へ


【新章・構想⑤】みなさん、おはようございます!2ヶ月間の養生期間と、見えない脅威に神経をすり減らした鳥インフルエンザの警戒期。じっと耐え忍んだ我慢の季節を乗り越え、ついにその瞬間がやって来ます。鶏舎の扉を開けた途端、待ちわびた娘たち(鶏たち)が歓声をあげるように、一斉に森の斜面へと飛び出していくことでしょう!ふかふかに育ったネズミムギと白爪草を夢中でついばみ、小さな足で力強く土を掻き分ける娘たち。木漏れ日の下で無邪気に駆け回るその姿を想像するだけで、今から胸の奥が熱くなります。実は、この斜面への放牧は「15時までの数時間だけ」と決めています。なぜなら午前中、おうちで手作りのごはんをしっかり食べて、所定の産卵箱で卵を産んでもらう必要があるからです。娘たちの産卵は、夜明けから10時くらいの時間帯に集中します。卵を産むという大仕事は、とても体力を使うもの。だからこそ、産卵前にはしっかりと腹ごしらえ。。体力をつけてもらわなければいけませんからね。そして産卵を終えてお腹をすかせた後も、またしっかり食べてお腹を満たしてから森の開拓作業に出発してもらうのです。お腹ペコペコのまま外に出すと、貴重な草の根っこまで食べ尽くす「過放牧」になりますし、産卵前に外に出せば、森の茂みでこっそり産んでしまいますからね(笑)森へ出た娘たちは、熱心に地面を引っ掻き回し、土を柔らかくほぐして新鮮な空気を含ませてくれる耕耘作業(チキントラクター)に従事してくれます。そして、彼女たちが森に落とすこだわりの発酵ごはんをたっぷり食べて腸内環境が整った娘たちのフンで「施肥作業」生きた森の土に棲む微生物と力と合わせながら、木々を力強く育てる最高の「有機質肥料」を施していきます。娘たちが一生懸命足で土を耕し、森の栄養となり、その豊かな土壌で育った若葉や昆虫を、また娘たちが嬉しそうについばむ。私と娘たちが、ともに支え合いながら「生命あふれる森を育てる」これが「しゅりの森」が目指すアグロフォレストリーの形です。夕暮れ時、大自然の中を駆け回り、私と一緒に開拓作業に励んでくれる娘たちは、もうお腹がペッコペコ!うちはホワイト企業?ですので、「定時退勤!」私が急斜面を走り回って追いかけなくても、娘たちは時間になれば自ら大行進して、100%おうちへと帰ります。なぜなら娘たちと「お腹がすいたら、安全なおうち(鶏舎)へ帰ること」そうお約束(習慣づけ)しているから。そこには、毎日のふれあいの中で生まれた、確かな信頼関係があります。ただ、いつか完成する美しい森の姿を思い描くとき、どうしても胸に迫るものがあります。7年間、ずっと孤独な開拓生活でしたが、今は300羽の頼もしい開拓のパートナーがいます。私にとって娘たちは、ただ卵を産んでくれる存在というだけでなくツルハシや鉈を手にして、一緒にこの森を豊かに育ててくれる、世界一優秀な「開拓スタッフ」です(笑)。草もまばらな過酷な生育途上の森の開拓期を、文句一つ言わずに、毎日とうちゃんと一緒に乗り越えてくれている第一期生のかわいいかわいい娘たち。キミたちには、まだ何もない環境で苦労をかけてしまって、本当に申し訳なく思っています。でも、お前たちが泥だらけになって切り拓き、耕してくれたこの土で育った木々がやがて大きな森になり、必ず娘たちにとっての『本当の楽園』にしていくことを誓っています。彼女たちが命がけで耕してくれるこの森は、確実に息を吹き返していきます。共に創り上げるこの景色を、どうかこれからも見守っていてください。次回(構想⑥)は、この森にそびえ立つ「木々」が果たす、素晴らしい役割についてお話しします。それではみなさん、今日もよい1日をお過ごしください。#しゅりの森自然農園 #しゅりの森第3章 #森林放し飼い養鶏#アグロフォレストリー #自然農法 #放牧#アニマルウェルフェア #高知県 #三原村 #限界集落から未来へ#生命の循環


【3回目】新章・構想⑤(後編)大自然の湿度と「ミスト」の魔法みなさん、おはようございます!前回は、娘たち(鶏たち)が新鮮な森の空気を胸いっぱい吸い込める「ウィンターガーデン」の大切さについてお話ししました。今回はその続き。防疫において一番の鍵を握る「湿度」のコントロールについてです。実は、鳥インフルエンザなどのウイルスは「湿度」にとても弱いのです。湿度が50%〜60%以上の環境になると、その活動(生存率や感染力)が大幅に衰えることが分かっています。少し専門的な話になりますが、1961年、イギリスのG.J.ハーパーによる有名な生存実験があります。空気が乾燥しているとウイルスの半分以上が生き残るのに、湿度を50%まで上げると、生存率はわずか「3%〜5%」にまで激減するという驚きの結果が出ているのです。なぜ、湿度を上げるとウイルスは弱るのか?理由は、とてもシンプルな2つの仕組みにあります。① ウイルスが「重くなって」地面に落ちる空気が乾燥していると、ウイルスはフワフワと長時間、空気中を漂い続けます。でも、空気にたっぷり水分があると、ウイルスは水分をくっつけて重くなり、ポトポトと地面に落下して空気中から姿を消していくのです。② 喉や鼻の「潤いバリア」が守られる私たち人間と同じように、鶏たちにとっても「乾燥」は大敵。喉や鼻の粘膜がしっかり潤っていると、ウイルスを跳ね返す「バリア機能」が正常に働きます。この自然の法則、実は私が長年肌で感じてきたことと完全に一致していました。私にとって、鳥インフルエンザの蔓延時期は、夜もおちおち眠れなくなるくらい非常に神経質になるもの・・・でも、かつての農場で雨音が響き始めると、私はいつも決まってホッと胸をなでおろして、ぐっすり眠れたものです。雨が降ると野鳥たちは身を潜め、空気中を漂う埃やウイルスは、すべて雨粒とともに地面へ洗い流されて空気が綺麗に浄化されます。「雨の日だからこそ、一番安全に娘たちをお外に出してあげられる」そう思いながら、安心して彼女たちを外に送り出していたほどです。この「雨の日の安全な環境」を、なんとか作り出せないか?長い間、ずっと考え続けてきました。そこでひらめいたのが、夏の酷暑対策として鶏舎に40個も設置した「ミストノズル」でした!このミストで空間にたっぷりの潤いを与えれば、雨の日と同じように、空気中のウイルスが重くなって地面へと落下していきます。勝負はここからです!地面に落ちてきたウイルスを待ち受けるのが、あらかじめ散布しておく「消石灰」です。消石灰は、水に濡れることで初めて強い殺菌パワー(強アルカリ性)を発揮します。ミストで濡れた消石灰の上にウイルスが落ちれば、約30分で確実に退治(不活化)できるのです。「上からミストで落として、下で消石灰がやっつける!」これが、私が考え抜いたウイルス撃退の連携方法です。しかも消石灰は土の酸性を中和し、草木の生育を助けてくれる優れもの。自然環境を傷つけることもありません。娘たちの呼吸器を潤して「免疫力」を高めながら、落ちてきたウイルスを確実に死滅させる。さらにスプリンクラーで周囲の草木にも水を与え、大地の自然な湿度も味方につけていく。もしかしたら、「机上の空論だ」と笑われるかもしれません。でも、ただウイルスに怯え、おちおち寝られない日々を過ごすくらいなら、私は「挑戦」します。かわいい娘たちのために、今できるベストを尽くす!限界集落という厳しい大自然の中で生き抜くため、「徹底した防疫」と「豊かな生態系」を両立させるのが私の覚悟です。決して平坦な道のりではありませんが、娘たちの健やかな日々と尊い生命を、私は全身全霊で守り抜きます!次回の【構想編】では、2ヶ月の我慢を経て……いよいよ娘たちが森へ飛び出す「放牧のビジョン」をお話しします!どうかこれからも、私たちの挑戦を温かく見守っていただけると嬉しいです。それではみなさん、今日も良い1日をお過ごしください!#しゅりの森自然農園 #しゅりの森第3章 #森林放し飼い養鶏 #アグロフォレストリー#鳥インフルエンザ対策 #アニマルウェルフェア #命を守る #高知県三原村#限界集落から未来へ


娘たちの生命を守る「呼吸」の秘密みなさん、おはようございます!前回は、鳥インフルエンザの警戒期に合わせて、大切な娘たち(鶏たち)を「ウィンターガーデン」で過ごさせるというお話をしました。鳥インフルエンザが怖いなら、ずっと鶏舎のなかに完全に隔離しておけば安全なのでは?きっと、そう思われる方も多いと思います。しかし、実は鶏舎への完全な隔離は、人間でいう「学級閉鎖」の密室と同じこと。娘たちにとって「非常に危険」な環境になってしまうのです。なぜなら、鳥類は私たち人間よりもはるかに呼吸器系の疾患にかかりやすく、「重症化しやすい」という悲しい宿命を背負っているからです。人間の肺が、息を行き来させる「風船」のような構造なのに対し、鳥類は「気のう」と呼ばれる複数の空気の袋を持っています。これがフイゴのようなポンプの役割を果たし、肺の中を空気が常に「一方向」に流れる仕組みになっています。空を飛ぶために進化したこの構造のおかげで、鳥類は人間の10倍以上とも言われる驚異的な酸素交換効率を誇ります。しかし、この「高性能すぎる呼吸システム」こそが、諸刃の剣なのです。空気の吸収効率が極めて高いため、空気中に漂うわずかな細菌やウイルスであっても、人間以上に効率よく体の奥深くへと取り込んでしまいます。さらに鳥類には横隔膜がないこともあり、一度ウイルスが入り込むと、あっという間に全身へと広がり、容易に重症化してしまうのです。現在、日本の養鶏の主流となっている窓のない密閉型の「ウィンドレス鶏舎」を想像してみて下さい。太陽の光も大自然の風も入らない空間に、数万羽の鶏たちが密集しています。大きな換気扇で強制換気しているとはいえ、ホコリやアンモニアで空気が汚れやすくなる環境のなかで、懸命に呼吸をしている姿を・・・。一度ウイルスが侵入してしまうと、あっという間に「蔓延してしまう」理由がここにあるのです。現在、娘たちが暮らしているおうちは、一般的なケージ飼育であればおおよそ1万羽。アニマルウェルフェアに配慮した平飼い基準であっても、約800羽〜1,400羽の飼育が可能な広さです。しかし、今ここに暮らしている娘たちは、わずか「300羽」。普通に考えれば、十分すぎるほどの空間です。「でも、これでも全然足りない!!」私はそう確信しています。どれだけ鶏舎を広くしたところで、壁に囲まれている以上、彼女たちが本当に必要としている「新鮮な空気」の流れを完全に再現することはできないからです。娘たちの生命を守る上で一番大事なこと。それは『常に新鮮な空気が胸いっぱい吸える環境下にすること』だからこそ、網と屋根で野鳥との接触を完全に遮断して安全を確保しつつ、澄んだ空気を思い切り吸い込める「ウィンターガーデン」が必要不可欠なのです!もちろん、「ウィンターガーデン」を作って「はい、終わり!」ではありません。網の目が少しでも埃で塞がってしまえば、せっかくの心地よい森の風も入ってこなくなってしまいます。だからこそ、網にたまった埃やクモの巣などを高圧洗浄機でこまめに吹き飛ばし、彼女たちのための「風の通り道」を泥臭く守り続けていきます。では次に、空気中に漂う目に見えないウイルスを「具体的にどのようにして、撃退していくのか?」とても重要なお話になりますので、「大自然の湿度を活用した防疫の秘密」については、次回の後編でお話しします!それではみなさん、今日も良い1日をお過ごしください。#しゅりの森自然農園 #しゅりの森第3章 #森林放し飼い養鶏#アグロフォレストリー#鳥インフルエンザ対策#アニマルウェルフェア #命を守る #高知県三原村#限界集落から未来へ


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