みなさん、おはようございます!昨日、うちの300羽の子どもたちは、94個のたまごを産んでくれるようになりました。群れ全体の31%が産んでいることになります(笑)日々の成長が本当に嬉しいです。ただ、これからどんどん成長して、全員が本格的に産み始めると、どうしても心配なことがひとつあります。それは「巣外卵(そうがいらん)」です。ちゃんと産卵箱で産めずに、我慢できなくて巣の外の地面でポロッと産んでしまうこと。せっかく一生懸命産んでくれたたまごが、転がって割れたり汚れたりしてしまうのは、とても悲しいですよね。それに、ただ悲しいだけではなく、衛生面でも大問題なんです。地面に落ちて汚れてしまったたまごは、当然ながら皆さんにお届けすることができません。そうならないために、実は今、子どもたちと一緒に「どこで卵を産めばよいか?」という大切なトレーニングの真っ最中なんです!一番のポイントは、いざ産み始めてから慌てるのではなく、「産卵を始める前」に産卵箱の場所をしっかり覚えさせること。女の子たちが本能的に「あ、ここは安心できるな」とホッとできるように。産卵箱の中はいつも清潔に保ち、薄暗いプライベート空間を作ってあげています。ここにはちょっとした工夫があって、「産卵箱の中を暗くして、逆に周囲の床をパッと明るくする」んです。こうすることで、明るい場所から、自然と薄暗くて安心な巣箱の方へと導いていく作戦です。実はこの「薄暗い空間づくり」。昔から養鶏に携わる先人たちも、自然の光を利用してさまざまな工夫をされてきました。毎朝たまごを産む時間帯は、東から太陽が昇りますよね。だから、光が直接入り込まないように、あえて逆向きの「西側」に入り口を設けたり。お昼間、南側に太陽があることを考慮して、逆向きの「北側」に入り口を作ったり。鶏さんたちの習性に寄り添った、本当に素晴らしい知恵の数々です。そんな先人たちの教えをお借りして、うちの農場では、産卵箱の入り口を「西向き」に設置しています!朝日が直接差し込まず、ほどよい薄暗さを保てる西向きは、朝から産卵箱に向かう彼女たちにとって、心落ち着く最高のプライベート空間になります。さらに、この「落ち着いた空間」には、もうひとつ素晴らしい秘密があります。リラックスしてたまごを産める環境下だと、なんと、たまごの殻に「もうひと膜」張られるんです!そのおかげで、より殻が分厚くて強固な、しっかりとした立派なたまごになります。女の子たちが心から安心できるお部屋づくりは、元気なたまごの品質にそのまま直結しているんですね。そして、もうひとつの重要なトレーニングが「先輩たちのお手本」です。いち早く卵を産み始めた「立派なレディになった子」から順番に、この西向きの特別なお部屋へ上がる練習をしていきます。彼女たちの社会では順位が明確に決まっているので、先輩レディたちが「ここで産むんだよ」とお手本を見せてくれれば……あとは下の子たちも、その背中を見て自然とルールを覚えてくれるようになります。みんなが落ち着いて、リラックスして、強くて元気なたまごを産めるように。先人たちの知恵も借りながら、愛情を込めて居心地のいいお部屋を準備し、彼女たちの学習をそっとサポートしています。今日も子どもたちと一緒に、試行錯誤しながら元気に頑張ります!立派なレディになるためのトレーニング、ぜひ温かく見守り、応援していてくださいね。それではみなさん、今日も良い一日を!





