みなさん、おはようございます!気象庁から、九州北部、中国、近畿地方の梅雨明けが発表されましたね。平年より11日も早い梅雨明け。各地で急激に気温が上昇し、息苦しいほどの猛暑日を記録するなど、いよいよ本格的で過酷な夏のはじまりです。農園では今、突然水が止まってしまうなど、大自然相手ゆえのトラブルに次々と見舞われています。それでも立ち止まっている暇はなく泥だらけになりながら、一つひとつ問題をクリアし、なんとか前に進み続ける毎日です。たまごの品質改善が日々着実に進んでいる中・・・この本格的な猛暑を迎える前に、私にはどうしてもやっておかなければならないことがありました。それは、水源の深い山へ入り、山の神さまと先人たちにお会いすること。これまでも、奇跡的に水のありかを探し当てたときや、あの心が折れそうになった2kmにも及ぶ配管工事の際……山の神さまと先人の方々には、本当に数え切れないほど助けられ、見守っていただきました。だからこそ今回も、すがるような思いで山へ向かったのです。「どうか、うちの子どもたちをお守りください」そんな切実な祈りを胸に抱きながら・・・。理由はただ一つ。これから迎える殺人的な暑さの中で、「もし水源の水が止まってしまったら……」という恐怖で、居ても立っても居られなかったからです。ましてや、このあいだの大雨と台風。水源にどれだけの土砂が入り込んでいるか、想像するだけで胸が締め付けられるほど不安でした。一度出荷が始まってしまえば、半日は作業に追われその後は近隣へ飼料の原材料を集めに走るなど、農園を留守にする時間がどうしても増えてしまいます。私の体は、一つしかありません。日々の品質改善や出荷に向けた準備で、ただでさえギリギリの状況です。けれど、私にとってはいつだって「子どもたちの生命が最優先」なのです。出荷を心待ちにしてくださっているみなさん、本当にスミマセン。どうか、この不器用な親心をご理解いただければ幸いです……。私が留守の間も、うちの可愛い子どもたちが安心して過ごせるように。冷たくておいしい「鎮守の雫」を、いつでもたっぷり飲ませてあげられるように。過酷な夏が牙をむく前に、どうしても水源の不安だけは取り除いておきたかったのです。まずはいつものように、アイサイ橋のたもとで山の神さまと先人のみなさんに静かに手を合わせ、ごあいさつをしてから山へ入りました。そして水源に到着するや否や……思わず、深~いため息がこぼれました。でも同時に、「あぁ、今日ここへ来て本当によかった!!」と、心底安堵したのです。もの凄い量の土砂取水槽はもちろん、「六根清浄の湧水」「奇跡の湧水」、そして「鎮守の雫」に至るまで。ありとあらゆる場所に、想像を絶するようなものすごい量の土砂が溜まっていました。それを見た瞬間、ハッと悟りました。かつての先人たちは、大雨が降るたびにこうして険しい山へ入り、泥まみれになりながら、幾度となくメンテナンスを繰り返してこられたのだと。そうやって、この珠玉のように美しい水源を、何世代にもわたって命懸けで守り抜いてきてくださったのだと。ざっと計算して、1か所あたり1トン以上の土砂を撤去する大作業。総量にして、なんと4トン……!「たった一人で、それは大変だったでしょう?」と思われるかもしれません。でも、実はそうでもなかったのです(開拓者からすれば、ですが!笑)。なぜなら、山が豊かに蓄えてくれたもの凄い量の水が、私に力を貸してくれたから。その圧倒的な水の勢いに乗せることで、驚くほどスムーズに重い土砂を押し流すことができたのです。ここでもまた、目に見えない大きな力に背中を押されているような、不思議で温かい感覚に包まれました。そのおかげで今、今までに記録したことがないほどの、豊かで透き通った美しい水が農園へと注ぎ込んでいます!これでこの夏も、子どもたちの「生命」を潤すおいしい「生命の水」を、たっぷり飲ませてあげられます。山の神さま、そしてこの尊い水源を現代まで紡いできてくれた先人の方々に、今はただただ、深い感謝の気持ちでいっぱいです。これからさらに厳しい暑さが続きますが、みなさんもどうかお体に気をつけてお過ごしくださいね。私も、この豊かな水とともに、力強く元気に夏を乗り切ります!初出荷まで、あともう少し。どうか温かく見守り、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!それではみなさん、今日もよい一日をお過ごしください。





