
床から竹が生える廃墟からの再出発!
みなさん、おはようございます!
昨日、飼料小屋の前をさらに「低く」しようと、
つるはしと平鍬で土を掘り起こしていた時のことです。
なんと、土の中から……
旧校舎と小屋の間をつなぐ「渡り廊下」の跡を発見しました!!

かつて、ここをたくさんの子どもたちが、
笑い声を響かせながら駆け抜けていたんだろうな……。
当時の情景を想像すると、たまらなく胸が熱くなりました。
この土の下には、当時の温かい記憶がまだまだ眠っています。
そして私自身にも、この場所での決して忘れられない「始まりの記憶」があります。
2019年。すべてを失い、絶望のどん底にいた頃。
藁にもすがる思いでたどり着いたこの場所は、
あまりにも無残な姿をしていました。

かつての校舎は崩れ落ち……
かろうじて形をとどめていたのは、教職員住宅のみ。
その中に足を踏み入れると、床からは太い竹が真っ直ぐに生え、
天井や屋根を激しく突き破っていました。
ふと見上げた天井や屋根には数か所の穴が空き、
そこからただ虚しく、空が見えていたのです。

お金も全くなく、文字通り「マイナス」からの再出発。
それでも、見かねた地主さんが大切な廃材や資材を分けてくださり……
その温かさに背中を押されるように、無我夢中で作業を始めました。
腐り落ちそうな太い梁を、必死にジャッキアップして、
つぎはぎだらけにして。
少しずつ、本当に少しずつ。
もはや瓦の影すら残っていない屋根を修繕し、
外壁をあらたに張り替え、
冷たい土がむき出しだった場所に、自らの手で床を張っていきました。

そんな作業を続けていくうちに。
鬱蒼と茂っていた竹や笹が切り開かれて、光が差し込むようになり、
朽ちかけていた建物が、再び息を吹き返していく。
やがて古い小屋を発見したりして、
荒れ果てていた風景は少しずつ変わっていきました。

不思議なものですね。
途方もないはずのその作業が、辛いどころか、それはそれは楽しく感じられて!
泥まみれになりながら、
「俺はまだ生きてるぞ! もう一度やってるぞ!」って。
絶望と失意のどん底にいたはずの自分の「生命の鼓動」を、
確かな「熱」として実感していたわけです(苦笑)
う~ん、この性格。
う~ん、この性分。
どうやら、一生治りませんねえ……(苦笑)
失意の中で、いつしか一気に「フロンティア魂」の火が、
ふたたび赤々と灯ってしまったわけです。
いつの日か、この場所に。
たくさんの子どもたちが遊び、無邪気にはしゃぎまわる、
そんな温かな学び舎を、ふたたび復活させたい!
ただひたすらに、そんな日が来ることを目指して、一歩ずつ歩み始めました。

気がつけば、あれから7年という歳月がたちました。
これまで支えて下さったみなさんのおかげもありまして……
あと8日で、新たな家族である「300羽の鶏さんたち」を迎えることができます!
本当にありがとうございます。
みなさんからの温かいお言葉や応援が、今の私の何よりのエネルギーになっています。
1歩進んで2歩下がり、
時には、3歩進んでは5歩下がってしまう……。
これからも、そんなもどかしい歩みを続けるかもしれません。
でも!
どんな時も私を信じて支え続けてくれた妻や仲間がいて、
応援してくださるみなさんがいます。
そして、新しい命(鶏さんたち)を迎えることができる今。
いつの日か……必ず!
たくさんの子どもたちが遊び、無邪気にはしゃぎまわっていた「かつての学び舎」を、
今まで応援し、支えて下さったみなさんやご家族がいつでも遊びに来られるような、
ゲストハウスもある「体験型農場施設」として、復活させたい!
本気で、心の底からそう思っております。

どんなに不器用で泥臭くても、確実に1歩ずつ、前へ。
決して下を向かず、未来にしっかりと目線を向けていけば、
夢や目標というものは、確実に手に入れることが出来る!
絶望のどん底から這い上がってきた一人の「生産者」であり、
「開拓者」として、私はそう強く信じています。
これからも、この『しゅりの森』がすこしずつ変わっていく軌跡を、
どうか共に歩み、見守っていただけたら嬉しいです!
それではみなさん、今日も良い一日をお過ごしください。



