
みなさん、おはようございます!
現在、娘たち(鶏さんたち)が、
本来の姿のまま森の中をのびのびと駆け回れるように、
1,500㎡の広大な遊び場を一人で作っています。
立ち木の間にせっせとワイヤーを張る地道な作業が、
ようやく一段落しました。
さあ次は、いよいよネットを張りめぐらせる大仕事!
……でもその前に、どうしてもやらなければならない
「大切な工程」を思い出しました。
というのは建前で……正直に白状します。
連日の手作業によるワイヤー張りで、
私の体はバキバキの猛烈な筋肉痛(笑)。
少しだけ、気分転換になる作業がしたかったのです。
その工程とは、遊び場への「入口」を作ること。
広大な遊び場をぐるりと防獣ネットで囲んでしまうと、
当然ですが私自身も中に入れなくなってしまいます。
毎日美味しいごはんを運び、
生命の結晶である卵を大切に受け取り、
そして彼女たちが過ごす森の環境を快適に整えるために。
私が娘たちのもとへ通うためのこの扉には、
実はとても大切な「二つの顔」を持たせています。
お昼間は、
大切な彼女たちの生命をしっかりと守り抜く「頑丈な盾」
そして夜はあえて開放し、
森の野生動物さんたちにパトロールをお願いする「交流の扉」
なぜ、夜にわざわざ開けるのか?
それは、森に生きる多種多様な生命のサイクル、
つまり「生態系」そのものを、人間が作るフェンスで
完全に「分断」してはいけないと考えているからです。
生態系を分断し、森の命と敵対するのではなく、
大きな生態系の輪の中に、私たちをそっと入れてもらう。
大自然に寄り添い、その偉大な力をお借りして、
娘たちと共にこの豊かな森の「生命の一部」として生きていく。
しゅりの森にとって、この扉は単なる出入り口ではなく、
その想いを体現する絶対に欠かせない要(かなめ)なのです。
いざ、金属製の立派な資材を調べてみると……
予想はしていましたが、値段が高く手が出ません(涙)。
どうしようかと頭を抱えたとき
開拓を始めた日からずっと心に置いている言葉が浮かびました。
「ないものは作れ! あるものは最大限に活用しろ!」
これこそが、私の基本スタイルです。
新しく出来合いのものを買い揃えるのではなく、
手元にあった廃材をフル活用することにしました。
鶏舎そのものと、
もともとそこにあった「切り株」を基礎として利用し、
知恵を絞って手作りの門柱を立てる。
まさに、自然の造形をそのまま生かす挑戦です。
ただ、ここで一つ
向き合わなければならない自然の摂理があります。
それは「木はいつか土に還る」ということ。
大切な娘たちを守り、森と繋がる命綱である扉が、
すぐに朽ちてしまっては大変です。
そこで、環境に配慮した木材防腐剤を、
刷毛で一本一本、丁寧に塗り込みました。
「雨風から守ってね」
「娘たちと森の仲間たちを繋いでね」と、
祈るような気持ちを込めて。
野外の過酷な環境でも長く耐えてくれる頼もしい防腐剤ですが、
厳しい大自然の紫外線や風雨にさらされれば、
少しずつ成分は流れていきます。
この無骨な手作りの扉を長く保つためには、
2〜3年ごとの定期的なメンテナンスが欠かせません。
「わざわざそんな手のかかることを?」と
笑う方もいるかもしれません。
でも、こうして定期的に手を入れ、
木と対話しながらメンテナンスをしていく時間こそが、
私にとっては農園や娘たちへの愛着がさらに深まる、
かけがえのない時間なのです。
便利さや効率だけでは決して得られない
「生命と向き合う温かさ」が、そこにはあります。
自分の手で作り上げた、
少し不格好だけれど愛情たっぷりの頑丈な入口。
この扉を開けた向こうから、可愛い娘たちが
「とうちゃ~ん!」と、駆け寄ってくる姿を想像するだけで、
筋肉痛も忘れて胸が熱く、ワクワクしてきます。
これからも焦らず一歩ずつ。
彼女たちが最高に幸せに暮らせる場所を手作りしていきます。
さあ、今日からいよいよネットを張っていきます。
娘たち、待ってろよ~!
どうか、この小さな森での不器用で真っ直ぐな挑戦を、
温かく見守り、応援していただけると嬉しいです!
それではみなさん、今日も良い1日をお過ごしください。
#しゅりの森自然農園 #森林放し飼い養鶏 #アニマルウェルフェア #ないものは作れ
#廃材活用 #鶏のいる暮らし #三原村 #DIY農園 #手作りのある暮らし



