こんばんわ。
OruFunの青木です。
昨日お伝えした【ブックフォールディングとブックアートの違い】の活動報告よりも詳しい技術的な違いについてご紹介したいと思います。
まずブックフォールディングという単語は英語からきているのですが、Book folding と表記されます。Fold は「〜を折る、折りたたむ」という意味です。本のページを折るからブックフォールディングです。単純ですね。
反対にブックアートは本のアートなので本を材料につくるアート、創作物であれば
どれも該当するということでもあります。
なので、本のページに絵を描くのもブックアートですし、本を何十冊も使って大きな彫刻のようなものを作ってもそれもブックアートと言えるでしょう。
ただ、日本語でブックフォールディングを表現する時に単語に馴染みがなく、かつブックフォールディング自体が認知されていないためブックフォールディングのことをブックアートと紹介されることが多いです。
ブックアートという広義の中にブックフォールディングというジャンルが存在するという構図です。
それでは私たちが考えるブックフォールディングとはどういう特徴があるかというと、
刃物を一切、使わないということです。
OruFunのブックフォールディングは折り紙の手法、考え方をを尊重し、取り入れています。
はさみを使わずに本のページを折るだけで作品を作り上げるという手法を守っているので
必ず、ブックフォールディングと表現しています。
この写真のように本を開くとページを一切切らずに
折るだけで作品を制作していることがわかると思います。
この作品は漢字の「祝」をブックフォールディングにしたものです。
「兄」の口の部分の空間は複数枚のページを上、中、下と順番につくることで
折り目と折り目の間に空間ができるように設計され、制作されていたます。
またこの動画では本のページを折る際の作業工程をタイムラプスで撮影したものです。
この動画をみていただければ本のページを本当に折るだけで制作しているとご理解していただけると思います。
[タイムラプスビデオ] Numbers
その点がブックアートよりのブックフォールディングと決定的に違う点で
見た目は似ていても哲学が全く違います。
ブックフォールディングという単語自体が認知されていないのは
私たちの活動がまだまだ足りない証拠でもあるとおもいますので、
クラウドファンディングなどを通してより多くの人たちにも知っていただきたいと思っております。
少しでもご興味が湧いた方は、いいねやシェア、プロジェクトの応援をお願い致します。
OruFun
青木貴志