プロジェクトの実行者について
津波アカデミィーとシースルー防潮堤プロジェクトの実行者で、津波被災地の復活と東南海地方の津波対策に挑戦中。
このプロジェクトで実現したいこと
長さ350m高さ20mの巨大廃船(約1億円)を海中工事の作業プラットホーム(作業船)として利用し、船の側面水深2、30mの海底に杭を連続的に圧入するインプラント工法によって湾入口にアーチダムを建設する。湾入口を閉鎖することで湾内海域を湖に変身させる。巨大廃船は次の海中工事に再利用する。 すでに建設された巨大堤防の一部を改造して、背景が見え、人や車が通行できるシースルー型防潮堤にする企画を提案中。 巨大堤防によって海と隔絶された故郷。実際に襲来した津波は建設された堤防より高いものであった。そのために、堤防の内側でも災害危険区域を解除できずに人が住めないまま空地が広がっている。湾の入り口を閉鎖して湾内海域を湖同然にできれば、既存の防潮堤も無用のものとなり、災害危険区域も解除して元の場所に住宅を建てて住むことも可能になる。
(湾入口閉鎖のイメージ)
プロジェクト立ち上げの背景
過去に発生した大規模な津波によって、多くの人々が命を失い、町の景観も大きく変わってしまった。海と隔絶することなく、津波から市街地を守る手段が必要であると痛感し、このプロジェクトを立ち上げることにしました。巨大堤防によって海と隔絶された被災地。種々の故郷復活への活動が続けられています。
巨大堤防の一部でもシースルー防潮堤に改造すれば、背景が見え、人や車が海岸に近づける。襲来した津波は20m、10mの堤防では防げない。そのために、堤防の内側も災害危険区域で住めない。将来、企画提案が採用されて湾入口が閉鎖されれば、湾内は湖となって災害危険区域は解除され故郷が復活する。
(海中工事に活用する巨大廃船のイメージ)
これまでの活動と準備状況
巨大廃船を利用した海中工事によって湾入口にアーチダムを建設する津波対策案を検討中。関係各所へ企画提案することで、この企画を現実のものとして自治体が実現に向けて舵取りすることを期待しています。
海中工事)
エンジンを売却した廃船直前の巨大廃船は1億円程度で入手可能。巨大廃船を湾の入り口に停泊させ、多数のアンカーで固定させる。巨大船によって波を静めた湾側の船体側面に工事用の足場を構築し、船上からのクレーン操作等によるインプラント工法によって幅10m程度で2列の杭群を左右の岸壁側から連続的に圧入してゆく。船体を外海側へ適宜ずらしつつ、アーチダム型に杭の列を建設してゆく。左右岸壁からの2列の杭群が全て圧入されて合体したら、鋼管列内部の海水を排水し、ダンプトラックで船上に運んだ砂利や土砂を内部に投入して充填させる。巨大船と岸壁とは仮設道路で連結してダンプトラックの通行を可能にする。従来の堤防建設に実施されている海底基礎工事における運搬船からの砂利投下手段に比べて、投下面積や砂利の量、工期を大幅に縮小できる。
(従来の堤防基礎)
(圧入した鋼管2列の間だけを埋め立てる新工法)
湾入口に鉄筋コンクリート製のアーチダムを建設することで、20m級の大津波にも対応した防潮堤による湾口閉鎖を実現する。
(湾口閉鎖用巨大廃船)
(インプラント工法によってアーチダムを建設する)
湾口閉鎖候補地
(田老地区イメージ)
(大船渡イメージ)
(釜石イメージ)
東南海地方、西伊豆イメージ)
伊豆下田イメージ)
資金の使い道
クラウドファンディングで集めた資金は、より実用的な巨大廃船による湾口閉鎖堤防やシースルー型防潮堤を創出するための研究、開発費に充てます。具体的には、調査費や特許出願費、「津波対策研究会」の運営費などに使う予定です。 安全性と耐久性を重視し、地域の景観や環境にも配慮した防潮堤を開発して自治体に企画提案して実現を計ります。
リターンについて
支援者の皆様には、プロジェクトの進捗状を2024年の1年間、定期的にお届けします。
実施スケジュール
プロジェクトの実施スケジュールは以下の通りです。
- 資金調達期間:2023年12月末日〜2024年2月12日
- より実用的なシースルー型防潮堤を開発して企画提案する。:2024年1月〜2025年3月
・より実用的な巨大廃船による湾口閉鎖を開発して企画提案する。:2024年1月〜2025年3月
より実用的な防潮堤を目指して研究開発を進めると同時に、市や県、国の津波防災関連部門や関連企業等への企画提案を行います。
プロジェクトの進捗に応じた最新情報を毎月1度、1年間お知らせいたします。
最後に
このプロジェクトを通じて全国沿岸地域の安全と景観保護に貢献したいと考えています。津波被害のリスクが高い地域で暮らす人々の安心・安全を守るために、あなたのご支援をお願いします。一緒に力を合わせて、湾口閉鎖による湾の湖への改造やシースルー型防潮堤の実現に向けて挑戦して頂きたいと念願しています。
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