皆様、お世話になっております。
『サンガジャパンプラスVol.3』刊行の事前予約クラウドファンディングは8日目を迎えました。すでにご支援をいただいた皆様、どうもありがとうございます。来年1月14日(土)まで開催しておりますので、引き続きのご支援をよろしくお願い致します。
このクラウドファンディングのリターンとして、3本のセミナーを企画しました。今回は、その一つとして1月20日(土)に開催される、現地参加オンリーのセミナーをご紹介します。
リターンNo.05
【刊行記念】村上光照老師追悼イベント(映画『DAIJOBU―ダイジョウブ―』上映と追悼のお話会)
〔開催日時〕2024年1月20日(土)
〔予定時間〕上映時間約98分+対談90分(予定)
〔会場〕渋谷区総合文化センター大和田
※オンライン配信なし
【出演】
田口ランディ先生(作家)
シュプナル法純師(禅僧)
木村衞氏(映画監督)
リターン価格4,000円《限定20名》
https://camp-fire.jp/projects/view/727639
一処不住で全国、世界各地を遊行し、修行に一生をささげ、伝説と呼ばれた禅僧の村上光照老師が、2023年1月22日に、86歳で御遷化されました。
生前はわずかな雑誌記事と、NHK『こころの時代』になんどか出演した以外は、ほとんどメディアには出ず、伊豆・松崎にある庵「安樂庵」を拠点に、全国、世界をめぐり坐禅指導と遊行の生涯を送られました。
サンガでは『サンガジャパンVol.12 無常』において作家の田口ランディ先生とご対談をいただき、その後、『田口ランディ対話集 仏教のコスモロジーを探して』に収録。サンガのイベントにもご登壇いただくなど、長いお付き合いさせていただいていました。
村上老師は、京都大学大学院で湯川秀樹博士のもとで理論物理学を研究していたとき、名僧・澤木興道老師と出会い、嘱望されていた研究者の道を捨て仏道修行の道に進まれました。
その華々しい青年時代の経歴と、その後の地下に潜るような修行者として歩み。
怜悧な教理理解と博覧強記の知性、噂に聞く坐禅指導の厳しさ。一方で飄々として御茶目な振る舞い、穏やかな笑顔。
一筋縄では全体像をつかめないことから「伝説」と呼ばれたのでしょうか。
村上光照老師の一周忌にあたって、老師の遺徳を偲ぶ追悼イベントを企画した次第です。老師の晩年を追ったドキュメンタリー映画の上映と、ゆかりの方々による追悼のお話会です。
映画『DAIJOBU―ダイジョウブ―』(監督:木村衞、2023年)は今年の夏に公開され話題となりました。老師の最晩年の7年を追ったドキュメンタリーです。そして追悼のお話会にご登壇いただくのは、『サンガジャパンプラスVol.3』に収録する村上光照老師追悼特集にもご寄稿をいただいている、3人の先生方です。
親交の深かった作家の田口ランディ先生、ポーランド出身の禅僧で村上老師のもとで得度されたシュプナル法純師、そして映画を監督され老師の最晩年をよく知る木村衞氏です。
皆様と一緒に映画に映る老師の姿を目に焼き付け、親交のあった方たちの話に耳を傾け、村上老師の遺徳を偲びつつ、生きとし生けるものの安穏を願えればと思います。
会場は渋谷です。
今回のイベントはオンライン配信はなく、見逃し配信なども予定しておりませんので、ご関心をいただけましたら是非当日ご参加いただければと思います。
Peatixで一般販売もしていますが、『サンガジャパンプラスVol.3』のクラウドファンディングのリターンとしてお求めいただくと1,000円安くなっていますので、ぜひご利用ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
どうぞよろしくお願い致します。
* * * * * * * *
上映作品
映画『DAIJOBU―ダイジョウブ―』
監督:木村衞
2023年/1時間38分
【公式HP】
映画「DAIJOBU」オフィシャルサイト
http://daijobu-movie.net/
【予告編】
https://www.youtube.com/watch?v=5avbOXAnixY
村上光照(むらかみ・こうしょう)
1937年、香川県生まれ。曹洞宗僧侶。名古屋大学卒業。京都大学大学院博士課程中退。理論物理学を専攻するかたわら、学生時代より澤木興道師のもとに参禅。弟子を取らなかった晩年の老師に例外的に弟子入りを許され、のち澤木老師門下にて出家得度。1995年にドイツから招待されたのが皮切りで14年間、毎夏1~2ヶ月間、澤木老師流の摂心会を各地で開く。大井川山中の山奥に坐禅道場を創設。2023年1月22日遷化。最後の7年間を追ったドキュメンタリー映画『DAIJOBU─ダイジョウブ─』(監督:木村衞)が2023年9月に公開された。
【プロフィール】
田口ランディ(たぐち・らんでぃ)
1959年、東京生まれ。2000年、長篇小説『コンセント』を発表。以来、社会問題や人間の心をテーマに、フィクションとノンフィクションを往還しながら幅広い執筆活動を続けている。作品は映画化や各国語に翻訳され、海外でも高い評価を得ている。2001年、『できればムカつかずに生きたい』で婦人公論文芸賞を受賞。小説に『アンテナ』『モザイク』『被爆のマリア』『マアジナル』『サンカーラ』『ゾーンにて』『リクと白の王国』『指鬘物語』『逆さに吊るされた男』など、エッセイ/ノンフィクションに『生きなおすのにもってこいの日』『ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ』『いのちのエール』『生きてるって、幸せー!』など多数。仏教をテーマとした対談集に『仏教のコスモロジーを探して』(サンガ)がある。
シュプナル・法純(Hojun Szpunar)
曹洞宗僧侶。仏教経典の翻訳者。通訳者。1981年、ポーランド生まれ。カトリック教徒の家族に育ち、17歳の時に仏道に入る。2005年、ポーランドのポズナン市のアダム・ミツキェヴィチ大学英語学科修士課程修了。2010年、同大学日本学科学士課程日本学専攻修了。2010年に出家得度。ポーランドのシチエチン市の三宝院(曹洞宗の寺院)、ポズナン市の円覚院(禅道場)で参禅。2011年、横浜善光寺の留学僧を得る。2011年から2012年、駒沢大学にて仏教(中国禅研究、道元研究)の研究をする。2013年、ポーランドに戻り、日本学科修士課程日本学専攻修了。2014年、大雄山最乗寺の専門僧堂で修行。福井県の天竜寺、静岡県の般若道場(釈迦牟尼会)、東京の桐ケ谷寺、正覚寺での参禅。2016年より曹洞宗国際布教師として欧米にて通訳などの禅の国際布教をする。2017年より曹洞宗宗務庁にて外国人向けの坐禅会の指導をする。仏典の翻訳、正法眼蔵参究、坐禅指導、仏教英語講座指導(雑誌記事)などにも取り組む。
木村衞(きむら・まもる)
1962年、埼玉県秩父市生まれ。1984年から10年間テレビコマーシャルフィルムを中心に映像制作に関わる。1994年、八丈島に移住。2年間観葉植物農園で働く。1996年、サーフィン映画監督であり執筆家である石井秀明氏と出会い師事ドキュメンタリーを学ぶ。1997年以降、サーフィンドキュメンタリービデオのシリーズや、レナウン、ダーバン等のファッションブランドのイメージ、PR映像の制作など、撮影、編集、監督作品多数。2009年、ドキュメンタリー番組「25年後のアジアン・パラダイス」(WOWOW)の撮影、編集、監督。2010年~2012年、ドキュメンタリー番組「東北大震災から1年~そこに海があるかぎり~」(WOWOW)の撮影、編集、監督。2013年、伝説のサーファーたちへインタビューを敢行したドキュメンタリー映画『Aloha Death アロハ・デス』(2015年)」監督。『DAIJOBU―ダイジョウブ―』(2023年)監督。
* * * * * * * *
仏教総合誌『サンガジャパン+(プラス)』第3号を「紙書籍」で刊行します!
https://camp-fire.jp/projects/727639/
* * * * * * * *
主催:株式会社サンガ新社
https://www.samgha-shinsha.jp/
問い合わせ先
info@samgha-shinsha.jp