こんにちは。プロジェクトオーナーの長田です。本日は茅職人ならではの仕事の一つ、「野焼き」をご紹介します。 早速ですが、こちらが野焼きの様子です。野焼きとは、茅刈りが終わった後の茅場において、刈らずに古くなった茅や雑草を焼き払う作業です。野焼きをすることにより害虫がいなくなったり土壌が改善され、新しくきれいな茅の芽が育ちます。燃やしてしまっていいのかと驚かれますが、実は良質な茅場を維持するために重要な仕事です。御殿場の茅場では毎年2月ごろに野焼きを行っています。今年は2月3日に地元関係者など約1,000名が携わり実施されました。約4,000haの広大な茅場に着火されると、火柱が3m以上に上がり茅がパチパチと音をたてながら火が燃え広がりました。野焼きが終わり、真っ黒になった茅場5時間ほどで、一面に広がっていたススキの茅場が、黒い大地へと変わっていきました。黒い大地は日当たりが良くなり、春になると山野草などが芽を出し新緑の草原へと変化していきます。野焼きを行うためには地域の人々のご協力をいただいており、そのおかげで私たちは茅刈りを続けることができています。野焼きは茅文化を維持することにもつながっているのです。本プロジェクトを通じて茅や茅文化を知っていただいたこの機会に、野焼きについても、ぜひ関心を持っていただけたらうれしいです。 また、嬉しいことにリターン品のひとつ「ほうきセット」が早くも完売いたしました!多くのご支援ありがとうございます。ご好評をいただきましたので、もう少し数を準備いたしましてリターン品に追加いたしました。ぜひお知り合いにもご紹介をいただければと思います。引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします!