リターン製品の生産始まってます。まずは素材の革を用意するところから。革屋さんから無染色の牛革を仕入れ、染め屋さんに持って行きます。染め屋さんは大阪市生野区にあるタケグチさん。凹凸になる「革友禅染め」を専門に染めている特殊な工房です。革を版の大きさに裁断して、版台に張っていきます。色ものは革のロットが変わるとその都度色出しして確認します。染めはコンパクトな工房で行われています。「あまり大きくしても余計な動きが大きくなるし、自分1人にはちょうどいい」とおっしゃる通り、コンパクトな中に染めに必要な工程がしっかり組み込まれています。版を定位置に設置したら、勢いをつけて同じ圧力で一往復!刷りはあっという間に終わります。*刷りの工程は、Instagramに動画であげています。こちらも是非ご覧ください。乾燥させた後、蒸し器で蒸します。一度に革10枚が入る蒸し器は内部が大体90度〜95度になるそう。この工程で特徴の凸凹が出てきます。革によっては全然凹凸が出てこないものもあるそうで、温度を上げたり、時間を伸ばしたり、いろんな調整を行います。蒸しあがったら洗いの工程へ。ここでも色が思ったより落ちたり、色移りを起こしたりすることもあるらしく、ヒヤヒヤが続きます。この工程をすることで「洗える革」になります。洗い終わったら乾燥させればやっと完成です!今回はヤマブキ色の色出し確認。色も凹凸も良く出たので本番に進んで頂きます!いろんな試練のある染め工程。ここまで来てようやく職人さんもホッとするそうです。綺麗に出来るのが当たり前だけど、当たり前じゃないんだなぁと実感しました。この革が皆さまの元へ届きます。楽しみにお待ちください!




