支援者の皆様
4月から順次、WISC-4からWISC-5に対応するようにシステムのアップデート作業を行っています。
WISCとは(Wechsler Intelligence Scale for Children)の頭文字をとった名称で、デビッド・ウェクスラー博士が作成した5歳0か月~16歳11か月までの子どもを対象にした知能検査です。
WISCでは子どもの得意なことや苦手なことなどといった特性を数値で可視化して把握することができるため、その後の生活にいかすことができます。
WISCの最新版であるWISC-Ⅴでは、以下を調べることができます。
・FSIQ(全検査IQ)…総合的な知能指数
・5つの主要指標(言語理解・視空間・流動性推理・ワーキングメモリー・処理速度)
WISC-Vを構成する5つの主要指標により、「どういったことが得意で、どういったことが苦手か」を知ることができます。
●WISC-ⅤとWISC-Ⅳの大きな違いは?
1:知覚推理指標が視空間指標・流動性推理指標に分かれた
2:「ワーキングメモリー」が聴覚的短期記憶だけでなく、視覚的短期記憶も評価するようになった
上記の内容によってWISC-Ⅴではこれまで以上に、児童・生徒一人ひとりの能力や認知特性などを客観的に知ることができ、得意なことや苦手なことなどといった特性を数値で可視化して把握することができるため、その後の生活にいかすことができます。
放課後等デイサービス事業所様へ
ISSPは2024年4月からの報酬改定に伴い「専門的支援実施加算」での算定が可能になります。
○ 専門的支援実施加算の算定にあたっては、個別支援計画を踏まえ、支援を提供する専門職が専門的支援実施計画を障害児ごとに作成することが必要となるが、計画には、以下の項目を記載することを想定している。
・当該専門職によるアセスメントの結果
・5領域との関係の中で、特に支援を要する領域
・専門的な支援を行うことで、目指すべき達成目標
・目標を達成するために行う具体的な支援の内容
・支援の実施方法 等 上記の項目に限らず、ニーズに応じた専門的支援に必要であると考えられる項目について記載するとともに、計画的に質の高い専門的支援を提供する上で有効な計画とすることが求められる(例えば、障害特性を踏まえた配慮事項について記載する、個別支援計画の支援との関連性を記載する、支援の改善が図れるような構造とするなど)