2013/11/14 13:30
皆様こんにちは!

前回のアップデートからしばらく経ちましたが、
現在の経過と開発の裏側の情報をお知らせ致します。

【フォーカスの問題と、解決】

先日のサンプルレンズのいくつかから、フォーカスノブを下方に抑え込んだ時に外れてしまうことがあるという問題が見つかりました。また、フォーカスノブがきつすぎるのではないかという声も。フォーカスが固すぎると、距離合わせが難しくなり、余分な力を必要としてしまいます。私達はすぐにこの問題に取り組み、詳細をZenit社の開発チームと話し合い、解決いたしました!
最終レンズでは、フォーカスノブのネジを抜くことも可能になる予定です。これにより、違うノブに交換して、レンズをカスタマイズすることもできるようになります。

↓(写真)レンズのフォーカスノブを外すことができ、交換することができるようになります。


【絞りスロット】

各レンズの絞りスロットの細部にも取り組んでいます。しっかりとプレートを固定でき、さらに、レンズの内側の室内に埃が簡単に落ちてしまわないように設計しています。使用しない時の為に、プレートと同形状で穴がないタイプのプレートの準備も進めています。内側でレンズを保護する為に、絞りスロットに差し込む為のプレートが、更に追加される予定です。

↓(写真)Petzvalレンズ用レギュラー絞りプレート


【小さな絞りのサンプル写真と絞り比較】

これまでに皆様にお見せしたサンプル写真の多くはf/2.2やf/2.8のような大きな絞りプレートを使用して撮影していました。
大きな絞りで撮影したPetzvalレンズ写真は、最もPetzval独特のボケ効果を顕著に見ることができる為、本当に魅力的です。
以前も一度比較写真をご紹介いたしましたが、今回もう一度、それぞれの絞りで比較テストを行いました。

↓(写真)Nikon 800Eで撮影



f/8、f/11、f/16のような小さな絞りで撮影したシャープな写りをご覧頂けましたでしょうか。

大きな絞りプレートでは、美しくやわらかなボケ。
小さな絞りプレートではくっきりとした写真を手に入れることができます!

↓(写真)Nikon 800E、f/16で撮影



↓(写真)Nikon 800E、f/11で撮影


↓(写真)Nikon 800E、f/8で撮影