氷点下の中で散策をし、日の出に手を合わせる。
冷水に手を突っ込んで、冷たさを受け入れる
これが経営に何の役に立つか?
解釈いろいろあっていいと思いますが、私はこんなヒントを得た。
体中には地球3周分くらいの長さになる毛細血管がある。
氷水0度の水中に手が数分間入ってしまえば、血液が冷えて心臓に戻るときに低温を運んでしまう。 すると脳は低温の血液を心臓に戻さないんだとか。。
臓器を守ることを優先する。
なぜなら臓器は意思とは関係なく働き続けているもの、ここが低温で動きを止めることは死を意味する。 だから内臓優先でそこから離れた場所に位置する手足は血流が止まる。
するとマヒして冷たさを感じなくなる。
本当にそうなった。 耐えることができた。 凍傷にもなってない。
経営においても、同時多発に問題はつながって連結して起こる。
ヒヤリハットの連続で大事故が起こる。
その非常事態に落ちたときに全部元通りにしようと思ったら、倒産する。
何を守るべきか、捨てるべきか、どこから行動をするかを即座に切り替えて,全集中で核たるものを守ることで、核があればまた手足は復活できる。
経営においての核は何か、人である。
モノや建物、形あるものは失ったとしても、核となる人が絆で結びあっていれば、また再生ができる。
モノや建物に固執して、人を切り捨てた場合に何が起こるか、
モノがモノとして生かせないただのモノになってしまう。
滝行で危機的な状況に陥ったときに我が身で感じた。
両親からいただいたこの命、いつも支えてくれる妻、子供たち、スタッフを何としても守るんだと。
だから今起こす行動が目的に向かって効果的かどうか、もっと改善できるんじゃないかと集中力が増す。 日の出のように一点集中するから、爆発的なアウトプットになる。
いつも通りでしかない日常ではこの集中力は出ない。
違う環境、危機的な逆境に自らを置くことは集中力を無意識下で高める。
経営者としてこの経験はすでにこの2日間だけでも大いに発揮された。
すでに判断基準が研ぎ澄まされている。
人生観が変わる。
当たり前じゃない。
家があり、洋服があり、布団に寝れる。 妻がいて、ご飯が食べれて、温かいお茶が飲める。
こんなに素晴らしいことに恵まれている。
本当にありがたい。
先人のおかげで、こんなに日本は平和だし、故郷が穏やかである。
こんな素晴らしい場所で毎日が暮らせる。
そんなことに気づかせてくれて、仕事に魂が入らないわけがない。
不平不満を言う気にならない。 むしろ逆境があるから成長させていただいたと感謝の気持ちになる。
実際にどんな決断したのか。
言えることと言えないことがあるけど、例えばこんなこと。。次回はそれをお伝えします。