皆様、お久しぶりです。前回の更新から少し時間が空いてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。私たち制作メンバーも、今ではすっかり社会人として働く日々を送っており、まとまった時間を確保するのが難しい状況です。とはいえ、『秘封活動記録』の制作は亀の歩みながらも、確実に進んでいます。今回の活動報告では、仕事の合間を縫って進められた内容についてお伝えいたします。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――今回のカバーイラストについて『秘封活動記録』の上編に登場予定だったパチュリーは、尺の都合でカットされてしまい、なかなか登場の機会を得られませんでした。そのことがずっと気がかりだったので、今回の活動報告のカバーイラストはパチュリーにしました。少しでも彼女の存在を感じ取っていただければと思います。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――特典としての「物語」について前回の報告でも触れましたが、今回は「特典」と「物語」について詳しくお話ししたいと思います。京都幻想劇団の方針として、私たちはグッズ販売ではなくアニメ作品そのもので回収することを基本としています。そのため、スタンドやアクリルキーホルダーのようなグッズは作らず、せいぜいポストカードやおまけ程度のものを作るにとどめてきました。しかし、今回クラウドファンディングで皆様からご支援をいただいた以上、何か特別なものをお届けしたいと考えました。そこで、単なるグッズではなく、「物語」を特典としてお届けすることに決めました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――なぜ「物語」なのか正直に言うと、私はこれまで『秘封活動記録』のストーリー面での表現がまだまだ不十分だと感じていました。物語を書くこと自体は、一見すると誰にでもできるように思えます。書くための教材も豊富にありますし、日常的に誰もが文字に触れています。しかし、「良い物語を作る」というのは、決して簡単なことではありません。そして、『秘封活動記録』はこれまで3話を制作してきましたが、肝心の「秘封倶楽部の世界観」はほとんど描かれていません。第3話でようやく少し触れましたが、それでもまだまだ不十分です。本作のタイトルは『秘封活動記録』です。秘封倶楽部の世界観をきちんと表現することこそが、本来の目的ではないでしょうか。そこで、今回の特典としてお届けするのは、「秘封活動記録の世界観を掘り下げる短編」です。形式はまだ検討中ですが、単なる設定資料ではなく、「ひとつの物語」として成立するものにsいたします。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――配布方法についてこの特典の物語は、『秘封活動記録 運命』中編の配信時に、支援者の皆様へメールでお送りする予定です。また、作品全編の完成後には、無料公開も検討しています。せっかく書き上げたので、できるだけ多くの方に読んでいただきたいと考えています。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――「特典」としての意義もともとは、本シリーズの第4話で本格的に『秘封活動記録』の世界観を構築するつもりでした。しかし、現時点での構想では、まだ十分な説得力を持たせることができず、他の人に意見を聞いても「やや淡白すぎる」というフィードバックを受けました。そこで、今回の「特典」の物語を前哨戦として、秘封倶楽部の世界観を少しずつ掘り下げていこうと思います。『秘封活動記録』の制作は時間がかかるものの、確実に前に進んでいます。今後も、皆様により良い作品をお届けできるよう努めてまいりますので、引き続きの応援をよろしくお願いいたします。それでは、また次回の活動報告でお会いしましょう。『秘封活動記録 運命』制作一同





