2024/04/02 11:47
原発事故の直後に福島市を訪れ被害者に話を聴きました。
母親は自費で買った7万円もする線量計を首から下げています。子どもは1日に2時間しか外に出られません。半年後、その子の運動会の応援に行きました。走りながら子どもたちが何度も転びます。半年間、外で走っていないため足がもつれるのです。この子たちは将来どうなるのだろうと危ぶまずにはいられません。
その福島を舞台に子どもたち自身が未来を示すミュージカルが生まれました。
「ぞうれっしゃ」を全国に広げた藤村記一郎さんらが今月、東京公演に取り組みます。出演者だけで100人以上いて費用は膨大です。政府が原発を再稼働させようとする今、これに対抗する文化運動に、できる限りの協力をしようではありませんか。
伊藤千尋
ジャーナリスト