先日のバスツアーの際、参加された方たちにはお弁当を用意しました。
見えない・見えにくい人たちにとって、おかずが小分けにされて、美しくレイアウトされたお弁当は、実はなかなか食べにくいそうなんです。
視覚障害者の食事の際の問題として、どこにおかずがあるかわからないということがあったりします。三輪代表はなかなか豪快な人なので、わからないと手づかみで場所を探り当て、口に運んでいたりしますが、バスツアーで大勢の人がいるのに、それはちょっと、ということで、三輪代表と美術館の学芸員の神尾さんとで、話し合い、カレーライスとか、丼ものなどのおかずがご飯の上に載っているようなものを用意できないか色々なお店を探しました。
参加者がかなり多いので、なかなか対応してもらえるところが見つからなかったのですが、館林のお弁当もやっている和食のお店の朱鷺さんが、本来なら小分けにしているおかずをご飯の上に乗せる形のお弁当にしてくれるということになり、問題解決!上の写真が、そのお弁当です。
おかずがぎっしりと詰まった形のお弁当ですが、なかなか食べやすく、しかもとても美味しい!
考えてみれば、容器も小さいもので済み、エコでもありますね。
60名ほどいらした参加者みなさん(そのうち視覚障害の方が十数名)に、召し上がっていただき、同時に視覚障害の人たちの食事についても理解が深まる場となりました。