今日は猫の日だったので、三輪代表の見えていた頃の猫の作品の写真を載せてみました。
なんとも貫禄のある猫たちです。三輪代表は、子どもの頃は動物が大好きで、獣医さんになりたかったそうです。この猫の連作の他にも、犬の作品や変わったところではナメクジやアサリの作品など、生き物を題材にした作品がたくさんあります。子どもの頃からの動物好きは今も変わらずで、見えなくなった今も、アトリエには猫が何匹かいついているようで(我々が訪問するときは姿を隠していますが)、三輪代表から電話があると、電話口の向こうではしきりと猫の鳴き声が聞こえてきます。
三輪代表の緻密な造形を支える土台には、こうしたした命あるものへの深い愛情があるように思えます。この猫の連作も細部まで緻密な造形がなされていながらも、全体はなんとも愛らしく、ユーモラスな空気が漂っています。
第一回のラジオで、見えていた頃の自分の作品は人を寄せ付けないような厳しい部分があるかもというようなことを語っていましたが、ある種の厳しさを持ちつつも、人懐っこさや、ユーモアの感覚を持つ三輪代表は、多面的な魅力を持つ作家でもあります。
見えなくなったことで、さらにまた別の境地を開きつつあり、ラジオでも語っていたように、社会と積極的につながって活動を展開していくあり方は、現代アートの一分野である、ソーシャリーエンゲージドアートそのものでもあります。
このクラウドファンディング自体も、三輪代表の作品の一つなのかもしれません。ぜひ、みなさんこの作品に参加する気持ちで、どうぞご支援願えればと思います。