2024/02/08 09:00
これも春らしい、山田悦子さんの作品「早日渡の夕景」です。
北方町の旧高千穂鉄道早日渡駅周辺の桜は、市内で最も早く見ごろを迎えるサクラの名所として知られています。日之影線(後の高千穂線)の開通を記念し1940年ごろに植樹されたとされています。高千穂鉄道運行時はライトアップした時期もあったそうです。
市道の桜並木の後方に見えるのは、赤いアーチが印象的な国道218号干支大橋です。平成6年度、同国道日之影バイパスの最後に完成したアーチ橋で、橋長は385メートル。そのうちアーチ支間の275メートルは、国内第3位の長さがあります。
高千穂鉄道の廃線後は、サクラがライトアップされる機会はなくなりましたが、見ごろになると写真愛好家の皆さんが協力して市道沿いのサクラを懐中電灯などで照らし、在りし日の風景に思いを馳せます。