2024/02/16 09:00
この作品は、甲斐靖一さんの「流れ灌頂 」です。
北町の五ヶ瀬川河川敷では毎年8月18日に、延岡市仏教会が主催する「流れ灌頂(かんじょう) 」が行われています。
江戸時代から伝わる夏の風物詩で、水害や水難事故の犠牲者の霊を供養するために始まったのが最初とされています。
流れ灌頂では、河川敷に設けられた慰霊所で仏教会34寺の僧侶が読経をするなか、初盆を迎える家や先祖の霊を慰める人たちが、手作りの和紙灯篭に灯りを燈し夕暮れの五ヶ瀬川に流します。
祭事の最後には、花火も打ち上げられますが、川の流れや風の影響で川面を動く灯籠の光と花火のコラボレーションが素晴らしい作品ですね。