2024年2月28日 石川県七尾市中島町河内地区の市道上部崩落現場へ行ってきました。
災害現場の最前線は想像以上の過酷さで、山崩れはそこかしこにあり、土砂と倒木が川をせき止めた「土砂ダム湖」をつくり、その先には集落に水を供給する水道施設が。それを復旧するためにいつもよりさらに危険な場所で作業をする林業従事者がいました。
↑左の白い構造物が水道施設。土砂ダム湖は水深4~5mにもなる
木が伐れて、土砂をどける重機を操る林業従事者はスーパーマン♡
↑この土砂の下にアスファルトの道がある、はず
「最初来た時に土木業者さんがいて『オマエら何しに来た?』みたいに言われたんで帰ったんですよ」「そしたら数日後に『伐ってください』と連絡があって」「それでも下請みたいに使われるんですけどね」「なんなんスかね苦笑」
「ここはまだ下がアスファルトの道だってわかってるから安心なんですよ。前の現場は泥と川とで足の下がどうなっているかわからなかったんで怖かったです」「棒でチョンチョンと少しずつ水の通り道を作ってやらないと、一気にやると自分たちまで流されますから」
↑ヒザまで水につかって倒木処理(※写真撮影時チェーンソーのエンジンはかかっていません)
発災から2か月経っても、主要道路以外はこんな現場がたくさんあります。そして私たちが生業としている林業の現場はその先にあります。まだ被害の全体像もつかめていません。とにかく、困っている人・集落からの依頼を優先的に作業してくれています。
そんな彼らが、少しでも安全に仕事を続けられる環境を整えるため、引き続きプロジェクトの拡散にご協力お願いしますm(_ _)m(スナ)