いよいよ残すところあと5日!(29日終日で締切です)
今日は実際に描く壁画についての投稿です。(前回インスタライブでお話した内容ですね)
ラフスケッチの変遷を公開いたします。
(ちと前置き...)
そもそも僕は壁画・キャンバス作品ともに「コミュニケーションってムズいよね、それが人間らしくて面白いよね」ってコンセプトで創作をしています。人によって見える世界や価値観の違いや、それを100%共有しきれない面白さが、自分なりの創作意欲につながっていると感じています。(あ、長くなりそうですね? もっと長いバージョンはこちらにまとめていますので酔狂な方はどうぞ)
今回の羽衣伝説に興味を持ったのも理由は同じです。「あるひとつの伝承が形を変えながら世界中に伝播した≒うまく伝えられないくせに地球規模で伝言ゲームを行った」ようで、人間の業とロマンがない混ぜになったような感動を覚えたからです。
土地の特性を反映させた物語は各地で変化を生みながら、世界中に伝播を続けます。それはここ日本だけ取ってみても、さらに言えば今回壁画を描く大阪と京都だけ見ても、面白い違いが現れてくるのでした。
京都壁画
[コンセプト]
京丹後の羽衣伝説は丹後国風土記にも記述が残る、日本最古の型です。恐らく大陸から日本海を渡り伝わっており、東アジア各地の伝承と多くの点で符号します。
僕が当地を訪れて印象的だったのは、現代でも資料館や街のPR掲示など、多くの資料が残り、また街の方々にも広く知られている点でした。
そこで羽衣天女=現代の女性に置き換えて描くことで、長い歴史を継承され続けてきた様子そのものを絵に出来ないかと考えています。
[絵の情景]
夕暮れ時、縁側で佇む若い女性/かげった陽が薄いローブを照らす/周囲には丹後の糸巻き, 土地の植栽, 伏せた写真立てやケイタイが転がる/外は鮮やかなオレンジ/鏡のように静かな丹後の梅/雲が伸び、じきに寒くなる/6羽の白鳥は南へ渡りを始めた/1羽反対方向を向いた蝶は女性の気持ちを測るように指へと近づく
大阪壁画①
[コンセプト]
一方の高石では明確な伝承は記録には残っていません。浜辺にあった「羽衣の松」は街や駅の名前として残り、木そのものは姿を消しました。地域をあげて天女サミットを主催し、全国の結束を高め、未来へ繋がる取り組みをされています。
僕にとってはこの「明確な伝承がない」という点は、京丹後との大きな差として魅力的に映りました。そもそもが伝承の通りに天女が世界各地に舞い降りてきては大騒動です。
「無いのに有る」「居るのに見えない」ことを絵にできたら、高石ならではの(実はそれは世界中がそうであることも示す)絵になるのではと考えています。高石で描く2枚の壁画を使って表現します。
[絵の情景]
人々は天女を語る(鏡には映る)/しかし起源は辿れない(実際の天女の姿は見えない)/鏡(虚像)/織られた布/ハマヒルガオ(高石)/ハマチドリ(高石)/大きな松ぼっくり(高石)/星座の写ったケイタイ/物語を描く画材/海水の入ったボトル
大阪壁画②
については鋭意製作中です。恐らくラフスケッチは公開せずに壁画制作に移りますので、完成をお楽しみにしてください!毎晩ラフスケッチを描いては翌朝くしゃくしゃと丸める日々です..
さて第3回は以上です!
皆様に楽しんでいただけるよう引き続き企画を進めてまいります。
最後に毎回お願いしている告知のご協力文を載せていますので、残り5日、どうかよろしくお願いします!
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[告知ご協力のおねがい]
さらなる支援を集めるために、#HAGOROMOMURALSに共感頂いた皆さまにお願いがあります。
この企画を【SNSで投稿 or 興味のありそうな方に口コミで伝えてもらいたい】のです。
といのも「クラウドファンディングでは、支援者の3分の2は企画者の直接の知り合いではない」というセオリーがあります。
貴方のお知り合いに伝えてもらう事で、成功する確率がグンと上がります…!
不躾なお願いで恐縮ですが、成功させるために是非ともご協力お願いいたします!
(ご支援時のページやメール、支援したリターン品を公開したり、僕の投稿をRTしたりするのがお手軽かもしれません!)
それに実は告知に使える素材なんかも準備してるんです 笑
下記リンクにロゴや映像をアップしていますし、それ以外にもweb上の画像はお好きに使っていただいて結構ですので、どうかご協力をお願いいたします!
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