はじめに
飛騨高山で、桃専門農家をしているつむぎ果樹園です。前回2023年8月に桃アイスのプロジェクトを行い、1022%の支援をいただきました。
もも専門農家が桃好きに捧げる【10品種食べ比べ】果肉たっぷり40%贅沢桃アイス!
支援いただいた方々には改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
さて、第2弾は桃農家×スキーヤーのプロジェクトです。今回はリターンの中に桃や桃アイスの他、新たにアパレルを追加致しました。最後まで読んでいただきご支援いただけると幸いです。
桃農家の仕事
飛騨地域の桃の仕事は初春の摘蕾作業から始まり、晩秋の剪定作業まで行います。他の桃産地では1年中作業している場合も多いですが、雪深い飛騨地域では冬に効率的に作業を行うことができません。冬になる前までにほとんどの作業を終わらせて、冬は農閑期として別の活動をすることが多いです。
雪国の冬には様々な仕事があります。除雪、酒造り、スキー場など…かくいう私(つむぎ果樹園代表)も冬場はスキー場のパトロール隊員として活動をしています。その中で、後に桃農家×スキーヤーとなる選手と出会いました。
桃農家×スキーヤーの誕生
あるとき、競技者として活躍しているスキーヤーから「つむぎ果樹園で仕事をしながらスキー活動を行ってみたい」と相談を受けました。私自身も幼少期からスキー活動や陸上競技を続けており、日ごろからスポーツについて考えることも多く、県外から移住してスキー活動に携わる彼の想いに共感し、雇用を決意しました。以下は桃農家×スキーヤーのプロフィールです。
三上 正人(みかみ まさと)
滑る桃農家。つむぎ果樹園で桃の生産や販売に従事しながらスキー活動を行う。
★1991年生まれ、長野県長野市出身
★長野県立飯山南高校(スキー部)→中央大学(体育会スキー部)
★スキーメーカーに就職、営業をメインに従事
★岐阜県に移住し、トレーニング施設に勤めながら冬場のスキー競技を継続
★競技続ける中でスキー場でつむぎ果樹園の代表と出会い、就農を決意
<主なスキー戦歴>
☆全国中学校スキー大会 最高位7位 ☆全国高校スキー大会 最高位4位
☆インターカレッジ一部 最高位3位 ☆全日本スキー選手権ス大会 最高位3位
☆国民体育大会 最高位2位 ☆FIS大会多数入賞 最高位1位
≪今季のスキー戦績≫
☆国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会岐阜予選会 1位
☆全日本スキー技術選手権大会岐阜予選会 2位
☆東海北陸ブロックスキー技術選手権大会 3位
このプロジェクトで挑戦したいこと
このプロジェクトで挑戦したいことは、スキーヤーとして活躍する桃農家への支援です。今回の主人公である桃農家×スキーヤーは幼少期からスキー競技を行い、全国トップクラスで活躍をしてきました。しかし社会人スキーヤーとして競技を行う中で、このままスキーを続けていく難しさを感じていました。妻の地元である飛騨のスキー場で当園の代表と出会い、話をしていく中で、桃農家×スキーヤーとして活動していくことに可能性を見出しました。
雪国の農業とスキーは親和性が高く、飛騨地域でスキーに携わる人の多くが農業従事者です。飛騨地域ではトマトやほうれんそう生産が盛んで、米や果樹(桃、林檎など)を生産している人も多く、その方々が農閑期を利用してスキー業界を支えています。その中で桃農家×スキーヤーが活躍することが、飛騨の農業や地域資源を活かしたスポーツを知ってもらう新たな方法の一つになるのではないかと考えています。
あらたな農業者のモデルに、あらたなスキーヤーのモデルに
このプロジェクトをきっかけに、農業界の人材不足や価格低迷問題、またウィンタースポーツ離れなどの課題解決に繋がる、そんな活動を支援する輪を広げていきたいと考えています。
これまでの歩み
スキーヤーが桃農家として何が出来るだろう…そんなことを話し合いながら日々の農作業を行う中で、SNSを通じて農業の楽しさを伝えていくことにしました。果樹園の周辺でダンス動画や農家らしからぬ動画を撮影し発信したときには「本当に農業してるのか?」と心配コメントをいただくこともありました(笑)それでも単に農作業の大変さや作業内容を伝えるのではなく、楽しい雰囲気や地域の魅力を伝えることで、少しずつ共感をいただいております。
またスキー競技の裾野を広げる活動として岐阜県のジュニアコーチとしての活動も行い、スキーを通して次世代育成のサポートをしています。
camp-fire.jp |
桃農家×スキーヤーからのコメント
桃農家×スキーヤーの三上正人です。この度は桃農家×スキーヤーのプロジェクトをご覧いただき誠にありがとうございます。私がこのスポーツを始めたきっかけは、スキー好きの父親の影響です。最初は寒くて楽しくないスキーでしたが、いつのまにかスキーが好きになり今の自分があります。「正人」の名前は往年の名スキーヤー「佐藤正人」から父親が名付けてくれました。スキーで活躍することは父への恩返しでもあります。
私はつむぎ果樹園で仕事をする中で、スキーヤーとしてどんな貢献ができるかを考えてきました。今回のプロジェクトを通して、少しでも農業やスキーにプラスになるよう活動してきたいと考えています。
リターンについて
夏の果実「飛騨のたからもも」
飛騨のたからももが育つ飛騨地域は、厳しい気候で決して桃を育てるのに適した地域ではありません。しかし昼夜の寒暖差が激しく、かつ南に傾斜した地域にあり、より日照時間が長くなることで美味しい桃が育つ条件が整っています。
つむぎ果樹園では土づくりにこだわり、朝の温度が低い時間に収穫することによって過熟を防ぎ、より良い状態で桃をお客様のもとにお届けします。
選別の際には1玉1玉糖度センサーで計測をし、基準を満たしているもののみを箱詰めしております。
桃アイス「つむぎのももがたり」
2023年度クラウドファンディングで1000%以上達成!!
つむぎ果樹園の桃をそのままアイスにしました。桃の果肉を40%以上使用。品種の違いをお楽しみください。
飛騨のたからもも【冷凍カット】
つむぎ果樹園の桃をそのまま使用、ソフトスチーム加工をしカット・冷凍をした商品です。
桃の色彩と風味豊かでまろやかな甘みのある製品です。添加物等を一切使用しておりません。
小さなお子様にも安心して召し上がっていただくことができます。また再加工して商品化・飲食でのメニュー開発などに使用可能です。
樹になるアパレル「TSUMUGI」
つむぎ果樹園が新たに挑戦する、樹になるアパレル「TSUMUGI」
農作業でも使いやすく、普段着でも使えるツールです。
農業は決してカッコ悪くもダサくもない。
つむぎ果樹園は農業を通してワクワクする取り組みを行っています。
「TSUMUGI」を通して皆さんとつながれることを願っています。
今後のスケジュール
2月末 第78回国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会ジャイアントスラローム出場(会場:山形県赤倉温泉スキー場)
終了後 国民スポーツ大会の結果報告
3月上旬 第61回全日本スキー技術選手権大会出場(会場:北海道ルスツリゾート)
終了後 全日本スキー技術選手権大会の結果報告
3月末 今年度のスキー活動のまとめ報告
4月から順次 リターン発送
資金の使い道
今回の資金については、リターンに関わる費用の他、桃農家×スキーヤーの活動資金に充てさせていただきます。
スキーヤーの減少や雪不足などでスキー業界がますます厳しくなっていく中で、すこしでも支援の輪を広げていけたらと考えています。
リターン費用:約50%
桃農家×スキーヤーの活動費:約30%
手数料(17%+税):約20%
最後に
つむぎ果樹園の代表の前坂です。 ここまでお読みいただきありがとうございます。
私は祖父の代から続く農園を受け継ぎ、現在はつむぎ果樹園として桃の生産をおこなっています。これからの農業をとりまく環境を考える中で、後継者問題や担い手の育成などの課題があると感じていました。次世代が農業が「面白く」「やりがいのある仕事」だと思ってもらえるような果樹園を目指して日々生産活動を行っています。
最後に私たちが農園経営をする上で大切にしていることを紹介させてください。
つむぎ果樹園が大切にしていること
・誰でもできる桃づくり
つむぎ果樹園では、職人技のような技術による栽培ではなく、誰がつくっても美味しい桃が作れるノウハウづくりを心掛けてきました。様々な地域の桃の栽培方法を実際に見てきた上で、飛騨地域の特性や気候にあった樹づくりを意識し、品質の向上、効率的な圃場づくり、安全性の高い作業方法などを日々話し合って改善を図っています。
・新規就農者の受け入れ
桃に限らず農家の後継ぎ問題は深刻な課題です。私の地域でも跡継ぎがいない農園がたくさんありました。しかし、誰でも作れる桃づくりを行うことにより、当園では新規就農者の受け入れも可能になりました。農業だけでなくスポーツのような別の視点から雇用を生み出すことは、これからの後継者不足を解決する糸口の一つになると考えています。
・従業員の得意を生かした組織づくり
現在働いている従業員は、それぞれ強みを持っています。今回のプロジェクトの主人公となる桃農家×スキーヤーもその一人です。つむぎ果樹園では、従業員自身がもともと持っている個人の強みを生かすことが出来る事業づくりや環境づくりをしています。桃の栽培自体を楽しむことや自分の夢や目標のために桃づくりを一緒に行うことなど理由は様々ですが、桃づくりを中心に自分の得意を伸ばしていける企業でありたいと考えています。
今回のクラウドファンディングをきっかけに、今後とも当園をどうぞ応援よろしくお願いします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るご支援の御礼のあいさつ
2024/04/03 09:32こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
全日本スキー技術選手権大会結果報告
2024/03/21 11:473/6~10に北海道ルスツリゾートにて第61回全日本スキー技術選手権大会が行われ、6日公式練習、7,8日予選(2種目ずつ計2日間)、9日決勝(4種目)、10日スーパーファイナル(4種目)の日程で開催されました。会場のルスツリゾートは比較的コンディションが良く(それでも朝は-14℃)、選手も万全な体制で迎えられました。スキー技術選手権は5人の審査員によって得点が付けられ、中3人の合計得点で集計、それを4種目行った合計で競われます。まずは予選1日目を146位で終え、決勝出場ラインの120位を割っている中、予選2日目で70アップの76位で決勝進出を果たしました。そして決勝。スキー技術選手権は予選のポイントを持ち越すため、予選で出遅れると厳しい戦いになります。それでも決勝で順位を2つあげ、74位でフィニッシュしました。スーパーファイナルは30名のため出場とはなりませんでしたが、十分に健闘しました。応援いただきありがとうございました。今年度のスキーシーズンも残すところあと少しです。引き続きご支援よろしくお願い致します。 もっと見る
国民スポーツ大会結果報告
2024/02/27 10:342/22、山形県赤倉温泉スキー場にて、国民スポーツ大会が開催され、当園の桃農家×スキーヤーである三上は成年男子Bクラス(25‐34歳)で出場しました。結果は第10位で、惜しくも入賞まで0.07秒及びませんでした。しかし33歳という、クラスの中で年齢的に厳しい中、大変健闘してくれたと思います。開催した山形県では今シーズン雪不足で、当初のコースより大幅に縮小してレースが行われました。このような状況で大会を開催することにSNSでは批判の声が多く上がっていましたが、運営してださった方々に対して少なくとも選手たちは感謝していましたし感動の声も寄せられていました。赤倉温泉スキー場、大会コースゴール付近スキーを含むウィンタースポーツは、温暖化の影響もあり、ますます厳しさを増していきます。そんな中で懸命にご尽力いただいた関係者の皆様、選手の方々には敬意を表します。さて、次回桃農家×スキーヤーは北海道ルスツリゾートで行われる全日本スキー技術選手権に出場いたします。今後もどうぞご支援いただきますようお願い申し上げます。 もっと見る
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