◆最初に◆
ご覧頂きありがとうございます。
わたし達、あばれ祭運営改善協議会は、宇出津祭礼委員会をはじめ、町会長会・白山神社総代会・酒垂神社総代会・八坂神社奉賛会と両宮氏子青年会・厄年会などの祭りに関係する諸団体が集まり「あばれ祭」について協議する団体です。
「あばれ祭」の開催の是非や、祭りを長く継承して行くための諸問題を協議し実践しています。
今年の方針を決定する会議が3月27日に行われました会議では、今年7月5日(金)・6日(土)に行われる「あばれ祭」を「通常開催をめざす」と決定しました。
◆「あばれ祭」とは◆
昔「泥棒風とよばれた悪疫が流行し、悲惨この上ない有様となった。当時宇出津に在住した十村役の桜井源五が、これをいたく憂え、京都の祇園社(八坂神社)から牛頭天王を勧請して盛大なる祭礼を始めた。その時、大きな青蜂があらわれて住民を刺すのであったが、不思議なるかな、住民はたちまち快癒した。この青蜂こそ神霊の化頭であると霊威をかしこみ、大きなキリコを担ぎ八坂神社にもうで喜んだ」と伝承されています。「あばれ祭」は、その初代桜井源五が宇出津に来住した寛文4年(1664年)を起源年として伝わるキリコ祭です。
能登半島には約200の地区でキリコ祭りが行われていると言われています。その中でも先陣を切って行われるのが石川県無形民俗文化財にも登録される宇出津の「あばれ祭」です。能登地方に夏を告げる勇壮な祭りとして7月第1金曜日と土曜日の2日間行われます。
約40本ある「キリコ」。この日を待ちわびた老若男女だれもが笑顔です
普段は静かな町もこの日は人が溢れます
1日目の夜は、いやさか広場の大松明にキリコが集結します
2日目の夜は、八坂神社にむけて40本ある「キリコ」は2基の「あばれ神輿」のお供として巡幸します
八坂神社に向かう「あばれ神輿」は道路上でも暴れ
川の中にも投げ込まれます
川の中では大松明の下で火の粉を浴びながら暴れます
最後に八坂神社境内でクライマックスとなります昔から地元を離れる人には「祭には帰って来いやぁ」と送り出し、また離れた人も増えた家族や友人を連れて祭の日には帰って来る。迎える人も来る人もそれを楽しみにして一年を過ごす。そのような心のよりどころとなっている祭りです。
能登町は海や星空が非常に美しい町ではありますが、観光名所は少なく、普段は典型的な田舎の港町です。ですが、年に1度あばれ祭の日には県内外から沢山の人が訪れ宇出津の人口が数倍にも膨れ上がる熱い祭りです。
そのような祭りが震災の影響でなくなるという事は、能登町の魅力がひいては能登半島の大きな魅力が損なわれる事にもなりかねません。そのような事は絶対にあってはならないのです。
2020年1月、国内で初めて新型コロナ感染者が確認され、日本中で移動や接触が制限されました。そして、昨年ようやく3年ぶりに制限のない「あばれ祭」が開催がされ、大いに盛り上がりました。
しかしその後、能登半島地震が発生しました。
◆令和6年能登半島地震で被災◆
1月1日元日に起きた能登半島地震により、能登半島全体が甚大な被害を受けました。
「あばれ祭」が行われる能登町宇出津においても、津波が押し寄せ、車を流し、いたるところで道路が地割れし、マンホールが突き上げられ、建物も倒壊しました。
あばれ神輿が投げ入れられる梶川にも、車が津波によって流されました
いやさか広場前の絶好の撮影ポイントだったお宅も倒壊しました
いやさか広場へ向かう川沿いの道路も倒壊した醤油蔵が道をふさいでいました
キリコの通る道路ではいたるところで亀裂が入りマンホールが隆起しています
幸い宇出津においては、建物の倒壊や津波による直接の犠牲者こそいなかったものの、今なお倒壊したままの危険な家屋が至る所で見られます。自宅で過ごす不安や長期の断水により避難所で生活される方も多く、被災した家の立て替えや修理を諦め地元を離れる世帯も多くあります。
じわりじわりと進んできた人口減少と高齢化が、一気に進む事は残念ですが、止める事はできないかもしれません。
◆地震で3つの神社の鳥居が全壊◆
宇出津には、港をはさんで棚木地区の高台に白山(はくさん)神社、まち地区の高台に酒垂(さかたり)神社があります。その中間の山手に白山・酒垂両宮の入合のもと、宇出津地区全町の崇敬社として八坂(やさか)神社があります。この八坂神社の夏季例祭が7月第1金土に行われる「あばれ祭」です。
今回この「あばれ祭」にとって、たいへん重要な3つの神社の鳥居(4基)が全て壊れてしまいました。
1月22日 北陸中日新聞の記事
かつての白山神社の鳥居(左写真)と能登半島地震後の様子(右写真)
酒垂あばれ神輿の出発点でもある御旅所の鳥居(全壊前写真)

能登半島地震により倒壊した御旅所の鳥居(全壊後写真)
高台にある酒垂神社へ上がる参道階段、手水舎横にある鳥居も崩壊
神輿の出発点あり、あばれ神輿とキリコが列をなし向かう目的地にあるのが八坂神社(全壊前写真)

その八坂神社の鳥居も全壊しました
神輿の出発点であり、2日間にわたり宇出津地区全域の悪厄を拾い宮入りする目的地の八坂神社。酒垂神社氏子と白山神社氏子がそれぞれのあばれ神輿をはさんで巡幸する約40本のキリコ。宇出津地区あげての「あばれ祭」は3つの神社があってこそ成り立つ祭礼なのです。心のよりどころでもあるこの祭を絶やすわけにはいかないのです。
◆このプロジェクトで実現したいこと◆
4つの鳥居の再建
最終目標は、能登半島地震で倒壊した4つの鳥居を再建する事です。
鳥居の再建は、このクラウドファンディングの目標が達成できたとしても4基の鳥居が再建できる金額で無い事はわかっています。また、再建には数年を要する事と思います。本来、神社の鳥居や灯篭等は神社の崇敬者である地元氏子からの篤志寄付で行われるものだと考えております。不足分の補充は、正式に両宮氏子総代会と八坂神社奉賛会総会にて進めていく事になります。しかし、この能登半島地震での甚大な被害は、地区住民に大きくのしかかり、神社にかかる費用のことはまだ考えられない状態です。さらに言えば、この先自分の生活すらどうなるかわからないのに、神社のことを考える気持ちの余裕もない。といった事が本音ではないでしょうか。
あばれ祭 復興祈願花火大会
そして、このプロジェクトで集まった資金を、今年の「あばれ祭」で開催する「復興祈願 花火大会」の花火代金の補填に使わさせて頂きます。能登半島の復興を祈願し、そして地震直後より全国から支援してくださっている行政関係者やボランティアの皆さんに向けて「感謝」の意味を込めて花火をあげます。

「あばれ祭」の運営資金は、花火費用も含めて、全世帯一律の負担金をベースとして、商店や漁業者や企業からの寄附を募り成り立っています。近年は過疎化により収入が減り、経費支出は増えるばかりです。そして、地震の影響で寄付の減少が予想されます。そのためにも皆さんの協力がますます必要です。
◆プロジェクト立ち上げの背景◆
この企画の検討を始めたのが2月初めでした。震災から1ヶ月は過ぎていました。不自由な生活のままでしたが、ようやく祭りの事、キリコの事が気になりだした頃でした。宇出津地区は電気こそ来ていましたが、全世帯で上下水道は復旧しておらず、給水車で水の確保、炊き出しによる食事、自衛隊さんの風呂に入り、まったく普通の生活ができない状態でした。
そんな中で企画が進みましたが、その過程でこのクラウドファンディングの開始時期をもう少し後にしよう。まだ祭りの話しをするには早すぎる、気持ちがついて行かないという雰囲気でした。
せめて、道路事情がよくなり、おおかたの世帯で上下水道が通り家庭でお風呂に入れるようになる位の目処がつくまで、復旧から復興へとフェーズが変わり始めるまで、このクラウドファンディングは開始しないでおこうと決めました。
全国へ向けてのクラウドファンディングは、地元の人達にむけての支援募集ではないので、少しでも早く開始したほうが、より広くの地域からの支援を多く受けられるのでないかとの考えもありました。
ただ、その時点ではそのように決めました。
去る3月27日にあばれ祭運営改善協議会を開催しました。
関係団体が一同に集まり今年のあばれ祭の開催方針を決定する会議です。
「寄付金の見込みやインフラの現状からすると今年は困難と考える」
「規模縮小の開催が望ましい」
「今こんな事をする時なのかと疑問に思うときがある」などの意見もある中、
「こんな時だからこそ応援してくれる方々に頑張っている姿を見せたい」
「祭りの楽しさを消して欲しくない」
「できる範囲でなにかをやるべきではないかと思う」などの意見もでました。
「祭礼に係る費用の住民への負担を少しでも減らしたい」との声も出ました。
宇出津地区では、全てではありませんがおおかたの地域で上水道が通り、祭りをどうするかと議論ができる状況になって来ました。能登町では仮設住宅への入居もすすみ、気持ちの上でも復旧から復興へとフェーズが動いてきたように思います。
会議では、祭礼執行組織の宇出津祭礼委員長のまとめにより、今年のあばれ祭は「通常開催を目指す」という方針に決定しました。今年の開催についてのいまだ賛否両論はあります。
が、「あばれ祭」は無くすわけにはいかない。が「あばれ祭運営改善協議会」の総意です。
◆支援金の使い道◆
このプロジェクトで集まった支援金は、復興花火大会の花火代金として100万円を支出。
残りすべてを4つの鳥居を再建積立基金へプールします。不足分は地元の両宮氏子総代会と八坂神社奉賛会にて鳥居再建計画を作成し氏子から篤志寄付を受け付け鳥居再建をいたします。
事務費等は支援金を使わず協議会会計から支出します。
◆リターンについて◆
支援者の皆様には支援金額に応じて下記のものを組み合わせてリターンと致します。
【御礼のメッセージ】
【活動報告】
【祭礼期間中の地区・お名前・メッセージの披露】
【あばれ祭公式HPにお名前掲載】
【あばれ祭 絵馬】
【あばれ祭カウントダウンカレンダー】
カウントダウンカレンダー2023
カウントダウンカレンダー2024
【八坂神社拝殿内にご芳名を奉納】
【祭礼時 いやさか広場 大松明にご芳名を奉納】
※いずれも、匿名希望の方は備考欄にその旨ご記入願います。
◆最後に◆
ようやくクラウドファンディングを開始する時が来た。
ご支援頂いたすべての皆さんのお名前とメッセージは、祭礼期間中に祭礼委員会事務所にて披露させて頂きます。全国の皆さんからの「能登半島頑張れ」「あばれ祭頑張れ」の声がどれほど住民の励ましになる事かと楽しみにしています。
どうか皆さんの温かいご支援をお願い致します。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
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全壊した4つの鳥居の建替工事がすべて完了しました。ご支援本当にありがとうございました。[報告]
2025/10/29 13:18令和6年元旦に発災した「令和6年能登半島地震」から1年10ヶ月が過ぎました。皆様からのご支援のおかげでようやく4つの鳥居の再建が完了しました。本当にありがとうございました。八坂神社の鳥居 (その1)令和2年7月コロナ過において御神事だけ行われた際の八坂神社令和6年1月能登半島地震で崩壊した八坂神社の鳥居令和7年6月吉日完成した八坂神社の鳥居完成時の「北陸中日新聞」の記事令和7年7月早朝 例祭の御神事と出発を待つあばれ神輿白山神社の鳥居 (その2)発災時の白山神社鳥居完成した白山神社の鳥居御旅所の鳥居 (その3)発災直後の御旅所の鳥居令和7年9月に完成した御旅所の鳥居北國新聞社の朝刊記事酒垂神社の鳥居 (その4)発災直後の酒垂神社の鳥居令和7年10月 最後に完成した酒垂神社の鳥居皆様のおかげで、私たちが目指してきた「『あばれ祭』にとって重要な4つの鳥居を復活させ、祭りの誇りと絆を取り戻したい」というプロジェクトを、ようやく達成することができました。当初、御影石製での再建を検討していた際には、1基あたり1,000万円が必要とのことで、4基で4,000万円の費用がかかる計算でした。そのため、鳥居の再建がいつになるのか、またその負担を被災者である地域の人々に求めることが果たして可能なのかと、多くの議論を重ねてきました。そんな中、昨年の「令和6年能登半島地震」において、発災のタイミングが元旦の日であったにも関わらず、神社内で被害を受けた方はいらっしゃいませんでした。神社は人々の安寧を祈る場所であり、あってはならないことではありますが、万が一の災害に備え、やはり安全な施設でなければならないと感じました。そこで、「素材にはこだわらず」「費用も地域住民に負担をかけない形で」との思いから、塩化ビニール製の鳥居を選択しました。今回の製作は(有)中島ビニール加工様(茨城県日立市)にご縁があり製作していただきました。特別支援価格で4基の鳥居を請け負っていただき、茨城県から何度も通って製作して頂いた事に心より感謝いたします。そして何より、皆様からのクラウドファンディングへのご支援が、地域の人々にとって大きな励みとなりました。本当にありがとうございました。最後に地震からまもなく2年が経とうとしています。「復旧」「復興」という言葉が使われる中で、ライフラインの復旧はほぼ完了し、現在は「復興段階」に入っているのだろうと思います。ですが、現状をお伝えすると、半壊以上の建物については公費による解体が進んでおり、その締め切りが10月末日となります。町全体では急ピッチで解体作業が進みました。解体が進んだ梶川沿いの川原町の町並みは、次のようになっています。この場所は、例年「あばれ神輿」が梶川橋の欄干から川に投げ込まれる見どころでもあります。令和6年6月の梶川沿いの町並み令和7年10月29日の梶川沿いの公費解体がすすんだ町並み12軒が並んでいた川沿いの町並みが、今では2軒だけとなってしまいました。この後、この川沿いに何軒の家が再建されるのでしょうか。宇出津の町も徐々に寂しくなっていきます。これからも復興へ向けて全力を尽くしていく所存ですが、まだまだ支援が必要であることをご理解いただけますと幸いです。これまでのご支援、誠にありがとうございました。 もっと見るまずは1基八坂神社の鳥居が完成しました!【ご報告】
2025/06/04 13:48八坂神社の鳥居が完成しました!このたびは、「令和6年能登半島地震で倒壊した4つの鳥居の再建」を目的としたクラウドファンディングにご支援・ご協力をいただき、誠にありがとうございました。皆様からの温かいご支援のおかげで、第一弾として 八坂神社の鳥居 が(有)中島ビニール加工様のご協力により、5月中に無事完成いたしました。そして、6月1日には「鳥居再建奉告祭」が執り行われ、新たな鳥居が地域の皆さまにお披露目されました。北陸中日新聞記事北国新聞記事あばれ祭と八坂神社について7月第1金曜・土曜日に開催される「あばれ祭」は、八坂神社の夏季例祭です。宇出津には産土神社として、氏子が所属し神職が常駐する「白山神社」と「酒垂神社」の2つの神社があります。一方、八坂神社は神職が常駐しておらず、疫病鎮圧のため寛文年間(1664年)に創祀され、住民の息災と生業の繁栄を願う宇出津全町の崇敬神社として、両宮の入合(いりあい)のもと奉仕されてきました。あばれ祭の1日目は、午前7時より八坂神社にて御神事が行われ、それぞれの宮司により御霊が社殿から神輿へと遷されます。その後、2基の神輿は鳥居をくぐり、それぞれの氏子町内へと向かい、2日間かけて宇出津全町を巡ります。2日目には、キリコに伴われた2基の神輿が「入り宮」のため八坂神社に戻る途中、川や海、松明の火の中へ投げ込まれたり、地面に叩きつけられるなど、激しく暴れます。そして、再び鳥居をくぐり境内に入ることで、祭りは終了となります。今後の鳥居再建について残る3つの鳥居については、各神社と日程を調整のうえ、順次施工される予定です。現在のところ、今年のあばれ祭終了後に順次着工する見込みです。また、クラウドファンディングでお寄せいただいたご厚志は、両宮(白山神社・酒垂神社)へも責任を持ってお渡しいたしました。あと3基の鳥居が完成したあかつきにも報告させていただきます。皆さまのご支援が、地域の伝統と信仰を次世代につなぐ大きな力となっています。心より感謝申し上げます。今後の進捗も引き続きご報告させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
ご支援いただきました皆様へ いよいよ鳥居の再建に
2025/05/15 22:16ご支援いただきました皆様へ昨年実施いたしましたクラウドファンディング「能登半島地震で鳥居が全壊。神社の鳥居を復活させて、祭りの誇りと絆を取り戻したい。」につきまして、382名の皆様より総額5,639,250円のご支援を賜りました。心より御礼申し上げます。このたび、ようやくその成果をご報告できる段階となりました。クラウドファンディング終了後より、皆様からの温かいご支援を胸に、新しい鳥居の主材料の選定や製作にかかる費用の検討を進めてまいりました。4基の鳥居は、それぞれの神域への参道に立ち、神域と俗世を区切る重要な役割を担っておりました。しかしながら、ご承知のとおり、令和6年能登半島地震により、脆くもすべてが倒壊してしまいました。昨年の祭礼時には、仮設として竹製の鳥居を設置し、神域との結界といたしました。それでも、その鳥居をくぐる人々は一礼をして神社へ参拝されており、鳥居の存在がいかに大切なものであるかを改めて認識いたしました。その後、それぞれの神社で協議を重ね、この3月には八坂神社奉賛会・白山神社総代会・酒垂神社総代会が集い、再建について具体的に検討いたしました。候補となる材料は多岐にわたり、御影石などの石造、ヒノキなどの木造、鋼鉄製に加え、新素材として硬質塩化ビニール製の鳥居の紹介もありました。そうした中、酒垂神社の加藤宮司より次のようなお話がありました。「鳥居の起源には、天照大神が天岩戸にお隠れになった際、神々が鳥を木にとまらせて鳴かせ、戸を開かせたという神話があります。このとき鳥がとまっていた木が鳥居の原型だという説もあり、したがって、素材にこだわる必要はないのです。」「また、正月元旦の午後4時10分に発生した地震で鳥居は粉々に倒壊しましたが、参拝者がいたにもかかわらず、誰一人としてケガがなかったことは何よりでした。」これらのお話を受けて、私たちは改めて鳥居の本質と、その存在意義について深く考える機会を得ました。今後も発生しうる災害への備え、氏子の皆様へのご負担、そして現代の生活環境を総合的に考慮した結果、最終的に「硬質塩化ビニール製の鳥居」を採用することを決定いたしました。外観は石製や木製の鳥居と遜色なく、強度や耐候性にも優れ、長期的な耐久性を兼ね備えている点も、大きな決め手となりました。まずは、あばれ祭の出発点であり、最終目的地でもある八坂神社の鳥居の再建に着手いたします。そして、各神社において、今年も開催予定のあばれ祭(7月4日[金]・5日[土])に間に合うよう、施工日程を調整しながら、順次再建工事を進めてまいります。鳥居が完成した際には、改めて皆様へご報告申し上げる予定です。今回の鳥居再建は、皆様の温かいご支援なくしては成し得なかったことです。改めて、心より御礼申し上げます。鳥居は、単なる構造物ではなく、神域への入口として、地域の誇りや信仰心、そして人と人との絆を象徴する大切な存在です。新たな鳥居が、これからの地域の未来を見守り、次代へと受け継がれていく象徴となることを、心より願っております。ここに今回ご支援いただきました支援金の使い道の詳細をご報告いたします。酒垂神社の2つの鳥居については、酒垂神社様自体が独自でのクラウドファンデングを実施されていた事などもあり白山神社様と同額でよろしいとの申し出により同額となりました。今後とも、変わらぬご支援とご厚情を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。本当にありがとうございました。あばれ祭運営改善協議会 事務局長 諸角浩司 もっと見る




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