ご挨拶
つのだ⭐︎ひろです! 私が立ち上げた総合音楽学校ワイルドミュージックスクールが開校して、はや19年が経ちました。そこでの指導経験から常に感じていたのが、音楽は「演奏することよりも聞く」「テレビやラジオ、スマートフォンからながれてくるものだけでなく、実際に演奏される音楽を聞く」ということが大事だということでした。流行歌だけでなく、世の中の“歴史を刻んだ音楽“や“生命感あふれる名演“を聴くこと…さらに言うなら、そういった生の音楽を目で見てライブならではの息吹を体感し、出来ることならその息吹に自らの体を同調させて一緒に音楽を奏でること…こうすることで自分の音楽を育てることが出来るのです。音楽は楽しいものです。文字通り「音を楽しむ」と書いて音楽ですから。あまねく、たくさんの方々に良い音楽を聴いてもらいたいという私の思いは強く、普通に音楽を聴ける状態にある方々だけでなく、今まで音楽を諦めてきた感音性や伝音性の難聴者や、聴く機能の衰えた老人性難聴者にも音楽の楽しさを享受してほしい… そんな思いが重なって十数年前から構想し、模索を繰り返しながら知見を得て、数々の出会いを経てきた結果、ようやく現在に辿り着きました。
音やリズムのある生活への“導き“
どうすれば難聴者に音楽を届けられるのか?…音楽を聴くだけなく、自らも音楽を奏でることが出来ないだろうか?…この現実を見つめ直した中から「夢のフォン」というアイディアが誕生しました。聴覚障害を持つ方や難聴に悩む方にとっての“聞こえ“の為に出来ることを1つずつ突き詰めては考えることを繰り返してたどり着いたのが、音楽に特化した『夢のフォンシステム』なのです。これらの機器とそれを運用するスタッフによって難聴者向けに音を再構築すると、健聴者により近い形で音楽を聴くことが可能となります。ライブやコンサートでは、生演奏ならではの高揚感や息吹を、さらに演奏者と観客が発する熱を共に感じることが出来るでしょうし、それに自らも同調して演奏者と一緒にリズムを奏でることが出来るでしょう。聴覚が不完全であっても音楽が届くということは、聴覚障害者や難聴の方々に「音やリズムのある新しい生活」をもたらすことになるのです。そうであるならば、私の長い音楽生活の中で培ってきた“人生“を、そういった方々に役立てることが出来るのではないだろうか… それによって今までの生活の中に欠けていた「音楽を聴いて楽しむ」「自分でも楽器を演奏して楽しむ」ということを取り入れてもらい、これまで以上に充実した生き方をしていただけるのではないだろうか…そして我々には、そのお手伝いが出来るのではないだろうか… 私はそういう思いに至りました。そしてその第一歩として、全国各地で『夢のフォンシステム』を活用したリズムのワークショップを開催し、そこに聴覚障害者の方々を無料で招待し、共に音楽を楽しんでもらおう、新たな音楽人生を歩んでもらおう、という具体的な計画をスタートさせました。特に私が専門とする打楽器というものは、他の楽器とは異なり、最初から誰でも音が出せます(→叩きさせすれば音が勝手に出る)。その音と体のリズムを合わせることが1つの音楽になっていくのです。この考えを聴覚障害者の方々に余すことなくレクチャーしようと思っています。
新しい日常へのご支援を!
当然、こうしたワークショップを開催するには、開催する場所はもちろんのこと、演奏するミュージシャンや音響・照明を担当してもらうスタッフ、手話通訳者、さらに事前の広報宣伝など、多くの手配が必要となります。これらが揃ってこそ、最良の環境を作り上げることが出来るようになるのですが、その為にはどうしても経費が必要となります。そこで皆さんにお願いしたいのが、その必要経費への援助なのです。耳が不自由な方々に「音楽を届ける」「演奏する楽しさを体感してもらう」という、今までとは全く違う新しい日常を難聴者にもたらす為に、皆様のお力が必要です。ぜひご協力をお願い致します!
日本人離れしたソウルフルなボーカルや作詞作曲、ラジオDJ、文筆業、映画・舞台への出演など、多岐にわたる活動を展開しているが、その原点はドラマー。中学時代よりドラムを始め、高校在学中にプロデビュー。卓越したテクニックでジャズからハードロックまで、ジャンルを問わないドラマーとしての地位を確立し、国内はもちろんのこと、海外ミュージシャンとも数多くの共演を果たす。併せて全国をくまなく周るドラムクリニックを開始し、その発展形として合宿制のセミナーを30年以上にわたって毎年開講。その活動の中から独自の研鑽を重ねて確立したグルーヴ理論は、打楽器に限らず全ての楽器やボーカルに通じるものとなり、自らが主宰するスクールをはじめとした後進の指導の根幹を成している。
音楽に特化した「夢のフォンシステム』の可能性
『夢のフォンシステム』に使用されるのは、耳の穴や鼓膜を使わず、耳の周辺の骨を振動させて、その振動を蝸牛へと届ける骨伝導式の方法です。実際、人間は誰しも鼓膜だけで音を聴いているわけではなく、骨導の振動を捉えて蝸牛に伝え、それを音として認識しています。ワークショップの会場で聴覚障害や難聴の方のそばにこのシステムを設置し装着してもらえれば、今まで不可能だった音楽を聴き、目の前で演奏するプロミュージシャンと共にリズムを奏でながら音楽の一体感を感じるということが可能になります。
そしてその先にあるのは、ライブやコンサート会場での『夢のフォンシステム』の設置です。きっとライブならではの高揚感や爽快感を健聴者と同じ空間で一緒に楽しむことが出来るようになるでしょうし、それが私が目指す大きな夢です。今、私の周りには『夢のフォンシステム』の機能の素晴らしさとそれを用いた音楽環境の素晴らしさに共鳴してくれるプロのミュージシャンが数多くいます。まずは、そんな彼らと共に日本全国、出来る限りの会場でリズム・ワークショップを開催し、1人でも多くの聴覚障害や難聴の方々に生の音楽の素晴らしさと演奏する楽しさを体感してもらうことを目指していこうと思います。
※『夢のフォンシステム』は現在、特許出願中です
リターンについて
<個人の方>
ご支援いただける金額によって、つのだ⭐︎ひろからの御礼メールをはじめ、つのだ⭐︎ひろ自らがデザインする特製ステッカーやTシャツ、『夢のフォンシステム』のテーマソングを収録したオリジナルCDをご用意させていただきます。さらに高額支援の方には、オリジナルCDのクレジットにお名前の掲載や受注生産による貝殻を使った伝統美術工芸品“セーラーズバレンタイン“などをご用意させていただきます。
<法人・企業の皆様>
ご支援の金額によって、ワークショップ会場でのお祝い花の展示、ワークショップ開催時のポスターやチラシ及びホームページ、SNSなどへの企業ロゴの掲載などをさせていただきます。
資金の使い途
<ワークショップ開催の為の必要経費(1会場あたり)>
⚫︎会場使用料:¥300,000
⚫︎専用音響・照明設置経費:¥500,000
⚫︎機材運搬(トランポ)代:¥150,000
⚫︎打楽器講師料(10名分):¥700,000
⚫︎スタッフ協力費(6名分):¥300,000
⚫︎出演者交通費(15名):¥750,000
⚫︎出演者及びスタッフ宿泊費(20名):¥240,000
⚫︎諸雑費(食事代、ケータリング代、ガソリン代 他):¥250,000
※以上1会場あたり¥3,190,000→ご支援によって今年度中に3会場以上での開催を企画準備中です
現在の状況
夢への第一歩として、3月23日に新潟県柏崎市で聴覚障害を持つ子供たちに向けたリズム・ワークショップを手話通訳を介して開催致しました。『夢のフォンシステム』を用いて、ただ音楽を聴いてもらうだけでなく、生バンドと一緒に打楽器を演奏して音楽を楽しもうというチャレンジでした。つのだ⭐︎ひろを中心とした演奏家によるレクチャーの後、子供たちはプロ・ミュージシャンと共に演奏を披露。まさに健聴者と難聴者が相和し、「音楽を聴いて共に楽しむ」を堪能してくれました。
※ワークショップのダイジェスト動画はこちらから
<参加児童の母親からの声>
⚫︎難聴の我が子とライブを体験できるとは思っておらず、ただただ感動いたしました。子供も「リズムを体験できた!」と驚いておりました。本当に素敵な時間をありがとうございました。
⚫︎つのだ⭐︎ひろ様、参加した娘が「今までは音の“振動“はわかっていたけど、音が“聴こえた“のは初めてだから、まだちょっと不思議な感じがする」と言っていました。何年か前までは、音楽を楽しみたいけど感音性難聴だとこれ以上クリアに聴こえることはないんだと思っておりました。そんな娘に素敵な時間と希望を、本当にありがとうございました。これからの活躍とこの活動が拡がることを心より願っております。
現在このインベトの模様を記録した動画を全国自治体に配布し、同様のイベント開催を打診中です。
最後に 〜つのだ⭐︎ひろの音楽理念と「聴いて楽しむ」の先にある未来〜
私つのだ⭐︎ひろの音楽理念の1つに“音楽は目で見るもの“というものがあります。さらに“リズムは体が作る“というものもあります。リズムを感じるとかテンポを取るとかではなく、ただ同調する…つまり個人(1人)ではなく演奏の参加者全員が同じリズムを共有するという考え方です。そしてこれは、私自身が主宰しているワイルドミュージックスクールの生徒たち全てに教えているものの1つです。スクールには健常者以外にも発達障害やアスペルガーの生徒も在籍ししていましたが、そういった生徒に対してもそれぞれの個性や生活環境に合った独自の指導方法を確立し、結果的に音楽大学への入学を果たすことなども実現してきました。今回のプロジェクトでは、このノウハウを聴覚障害者や難聴の方にも活かすことが出来ると自負しております。『夢のフォンシステム』を用いて今まで聴こえなかった音楽を“聴いて楽しめる“ようになるということは、自分の中に“リズムを感じる“ことが出来るようになるということです。これはもう、健聴者の音楽の楽しみ方と何ら変わることはありません。自分の中のリズムを感じ取れたら、自分なりの楽しみ方を見出せるようにすればいい… そして一緒にリズムを感じる仲間と一緒に演奏を楽しむことも出来る… そのお手伝いを私つのだ⭐︎ひろが致します。私の周りには音楽理念を理解してくれているミュージシャンや経験豊富な音楽講師たちが数多くいます。彼らと共に『夢のフォンシステム』を使った音楽セミナーやワークショップの開催、さらにステージに立ってのライブ演奏やレコーディングを行い、自らで音楽を発信してもらいたい… これが『夢のフォンシステム』を介しながら目指す未来像です。誰でも音楽を楽しみ、自らも音楽を発信できるんだという前向きな気持ちを作るお手伝いは、私がさせていただきます。飛行機に例えると、機長は私つのだ⭐︎ひろ、副操縦士とキャビンアテンダントは私が信頼する講師陣とスタッフ、そして乗客が聴覚障害者や難聴の皆さんです。我々は、各自の目的地まで安全で確実に飛んでいく実績十分な飛行機であることをお約束します! どんな困難があろうとも、これから先の未来は変えることが出来ると私は信じておりますので、改めて皆様のご支援のほど、よろしくお願い致します。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るドラマー会議の模様をアップしました!
2024/07/12 22:13先日行った「夢のフォン」支援の為のドラマー会議の模様を短い動画にまとめました。参加してくださったドラマーや楽器業界の方々は、皆さん大いに興味を持ってくれたようです。今後も支援の輪を広げるべく、さまざまな企画でプロジェクトのアピールを行なっていきます!動画はこちらから もっと見る
支援の輪をさらに大きなものへ〜ドラマー会議開催!
2024/06/29 08:00去る6月25日に、つのだ⭐︎ひろのオフィスにて「ドラマー会議」が開催されました。今回、『夢のフォンシステム』を用いたプロジェクトとその支援について大いに共感していただいたプロドラマーTETSU氏(D’ERLANGER)の呼びかけによって10名余りのプロドラマーや音楽専門雑誌編集者、楽器メーカー関係者が集まり開催されたものです。今回の参加者に対して、つのだ⭐︎ひろ自らが『夢のフォンシステム』の基本的な仕組みや難聴者に音楽の楽しさを伝える本プロジェクトについて熱く語り、実際に「夢のフォン」を装着してその効果を実感していただきました。さらに、日頃の活動の中でそれぞれが抱えてきた「音の聞こえ」に対する意見交換も行われ、皆さんが本プロジェクト推進への協力と情報の拡散を約束してくださいました。これによって、支援の輪がより一層幅広い年齢層の方々へと広がることが大いに期待できます。ドラマー会議に参加してくださった主な方(敬称略)TESTU(D’ERLANGER)、ヤガミトール(BUCK-TICK)、五十嵐公太、崎山龍男(スピッツ)、TOSHI NAGAI(サポートドラマー/GLAYなど)、DUTTCH(UZMK)、ターキー(ex GO!GO!7188、サポートドラマー)、池脇嘉一(ドラム講師)、横尾彰(パーカッションマガジン編集長)他 もっと見る
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