【きっかけ】家でいろいろあったけど、音楽に救われた
家庭不和、理不尽な叱責、無視、きょうだい差別…家でいろいろあったメンバーたちと今回のプロジェクトをはじめました。虐待として保護されるほどでもないし、いくらつらくても親は好きだったり、自分のせいな気もするしなんか死にたい…。後述しますが、「どうしようもない家でのしんどさ」には、まだ社会としても解決策が見つかっていないように思います。
普段は悩む少年少女のための情報サイトなどを運営していますが、まだまだ最適解は見つかりません。しかし、メンバーの中で「音楽に救われたよね」という共通認識がでてきました。家でいろいろあっても、1人になったときに音楽を聴いたり、バイトで貯めたお金でライブに行ってみたり。しかし、私たちは運よく音楽に出会い、ライブにも行ける環境にありましたが、家庭環境によっては困難な場合も多いです。
ライブ初心者でも楽しみやすいライブを開催し、少年少女を招待して「音楽っていいな」「こんな大人もいるんだ」「もう少し生きてみようかな」と思える時間をつくりたいです。
【社会背景】家が居場所でない少年少女は4人に1人
家庭が居場所になっていない少年少女は4人に1人いると言われます。
本人が隠しているだけで、身近にもそういった状況の人がいる可能性は高いです。
(少年少女 = 今回は対象者を高校生・大学生とします。)
【課題の特徴】どうしようもない家でのしんどさ
これらは実際に寄せられた声です。虐待として保護されるほどでもないものの、しんどさを感じる状態にある少年少女が多くいます。(個人が特定されないよう加工しています)
※NPO法人第3の家族が80名以上の当事者の経験談を集積し、カウンセラーのアドバイスのもと作成した表です。わかりやすくするために示しましたが、問題の種類や大小は大切ではなく、「本人が傷ついているか」という主観を大切にしています。また、親が悪いというわけでもなく、労働環境のストレスや地域コミュニティの希薄化など、様々な社会的課題が起因してこれらの問題が発生しています。親へのアプローチを行う団体も多数あるため、第3の家族ではあえて少年少女に特化したサービスを提供しています。
【なぜやるか】どうしようもないといって放置していいわけじゃない
家でのしんどさから、自殺・不登校・精神疾患など様々な社会的課題につながるリスクは高いです。社会的課題は様々な要因が複合的に絡んで発生しますが、家でのしんどさは誰にでも起こりやすい要因の一つと考えています。
こちらは実際に寄せられた声ですが、少年少女たちの中には限られた選択肢の中で極端な選択肢をとってしまう子も多いです。(個人が特定されないよう加工しています)
「親からは暴言吐かれるし勉強も上手くいかない。もうトー横に行ってしまおうと思う。」
「家にも居場所がないし、学校でも友達にはぶられた。もう死ぬしかない。」
トー横や自殺は若者の社会問題として取り上げられますが、彼ら・彼女らも「本当はそうしなくて良かった」かもしれません。しかし、現状は問題にどう対処するかは、本人の「運」「情報収集能力」「元からの心の強さ」に依存してしまっているので、なるべく多様な選択肢・機会を提供してあげたいです。
【ライブ内容1】少年少女にエールを送る個性豊かなアーティスト
春とヒコーキ
青山学院大学の落語研究会で出会った土岡哲朗とぐんぴぃが2017年に結成。2019年に「タイタンの学校」に2期生として入学し、翌2020年にタイタンよりデビューした。「ゴッドタン」(テレビ東京)の企画「この若手知ってんのか!? 2020」で「とにかくヤバい芸人」の3位にランクインしている。
YouTubeチャンネルの「両親の話」では、特異な環境とぐんぴぃの逆境体験がコミカルに語られ、150万回再生される。
【両親の話】バキ童ん家 徹底解剖!居候の叔父カーボ・新キャラも登場【家族の話②】
渡辺ありさ
1994年生まれ。現役グラビアアイドル文筆家。ミス東スポ2022グランプリ受賞。主に、芸能、恋愛、パパ活、美容整形など、現代女性に焦点を当てた記事を執筆。掲載媒体は、週刊プレイボーイ、東京スポーツ、日刊SPA!、集英社オンライン など。集英社の隔月刊青年誌「グランドジャンプめちゃ」にて連載中の漫画「スワイプ」の原作を担当(作画:東西)。
渡辺ありさX:https://twitter.com/Arisaaa_w
みずきちゃん(下島瑞樹)
1995年生まれ。東京大学在学中に『さんまの東大方程式』に出演。出演した『ザ・ノンフィクション』や『街録チャンネル』、『じっくり聞いタロウ』などのドキュメンタリー系番組では、片付けが苦手な生活環境や、自身の過去の家庭環境についても描写されている。現在はYouTubeやTikTokで配信活動をしており、辛い状況にいるファンを元気づけたり、励ましたりといった事をしている。オフ会も定期的に開催し、ファンとの交流を行っている。その他、役者や脚本家としての演劇活動もしており、小学生向けのインプロ(即興劇)を通した教育活動等にも携わっている。
X/Twitter: https://twitter.com/folic_acid
YouTube: https://www.youtube.com/@mizuki_nyan
TikTok: https://www.tiktok.com/@mizuki_angel_kawaii
ザ・ノンフィクション: https://www.youtube.com/watch?v=LnwkZsWfyro
しあ
長崎生まれの福岡育ち、東京を中心に活動しているシンガーソングラッパー。6歳の頃から詩を書くのが好きで、18歳の時にラップに目覚めた。己の幸せのコップを満たして、溢れさせることを信念に、等身大の感情や価値観を楽曲を通して世に提示している。
2016年より活動開始。2019年リリースの1st single「Petrichor」はテレビ朝日系「BREAK OUT」にて取り上げられた。2021年12月に1st album 「WORLD OF SHEER」をリリース。2022年5月には「スシロー行きたい」が期間限定でスシロー全店でオンエアされた。2023年11月、『言語学的ラップの世界 / 川原繁人feat.Mummy-D,晋平太,TKda黒ぶち,しあ』を出版。また、エンタメ音楽イベント「せれんでぃぴぃてぃ」を主催している。
しあ OFFICIAL SITE:https://sheerworld.studio.site/
らぶ.しんどろーむ
アニソンやボカロなどサブカル音楽でDJをしている19歳。渋谷や千葉でレギュラーイベントを持っており、過去にはイベント主催の経験もしている。自身も高校時代まで家庭環境に悩み、家出し養護施設に行った経験があり音楽を心の拠り所にしてきた。
らぶ.しんどろーむX:https://twitter.com/luv_syndrome_
かや
洗足学園音楽大学ミュージカルコース卒
中学時代から慰問コンサートを始め学校行事の振り付けも担当。NHK紅白歌合戦にてアーティストサポート。NHKホール、東京ドームシティホールにてシャンソンの祭典パリ祭に出演。ヴォーカルトレーナーとして活動する傍ら現在、TikTokにて舞踏会をほぼ毎日開催。
かや TikTok:https://www.tiktok.com/@.ka21ya_which
荒木秀典(あらきしゅうすけ/でら)
広島県廿日市市出身の即興俳優・演出家・講師。テレビで観たザ・ドリフターズのコントに魅了され演劇の道へ。「日常にささやかな彩りを。」を合言葉に全国で教育活動や表現活動を続けている。
近年は、インプロ(即興演劇)の手法を使った青少年教育(創造性やコミュニケーション能力、チームワークの向上)に力を入れている。また、主権者教育やジェンダー教育、防災教育など社会的に敷居が高いと感じられる分野を「楽しみながら学び遊べるコンテンツ」に昇華することで啓発する、演劇の社会応用にも力を入れている。
〈専門〉即興演劇、演劇教育、演劇の社会的応用
〈経歴〉・劇団さくらまち代表/表現集団Cakeのひときれ主宰/文部科学官僚
荒木秀典X:https://twitter.com/garireo_1204
ずは(高橋 和葉)
人生に悩む中で心を救われたアニメ音楽とJ-popでバイオリンを弾くのを仕事にすべく音大へ現在ドラマや映画、アニメなどでバイオリン、ビオラ、二胡の演奏を行う(ソロ演奏作品:アンナチュラル、ゆるキャン△2等)バイオリン講師として、自身の経験を活かし生徒には音楽を好きになってもらえるよう親御さんにも寄り添えるよう鋭意活動中
高橋和葉(X):https://twitter.com/kazuhatakahashi
【ライブ内容2】支援らしくない支援
「カウンセラー窓口を設置」のような支援らしいことは少年少女に引かれてしまう可能性があるため行いませんが、気軽に支援を受けられるコンテンツを用意します。
My Body,My Self. #しかたなくない × 小林製薬 サラサーティ
協力内容:おりものガイドブックの配布
【My Body,My Self.とは】
おりものシート付きガイドブック。一人で不安や悩みを抱えこんでしまいがちな「おりもの」への理解を深めてもらうことで、かけがえのない自分自身の身体と向き合い、大切な人と分かり合う機会を届けることを目指します。My Body,My Self.に関するプレス:https://www.kobayashi.co.jp/newsrelease/2023/20230705/
【担当者さんより】
おりものは自分の身体からのメッセージです。おりものを毎日確認し、知ることは、自分の身体を知ることに繋がります。身体のSOSや異常にできるだけ早く気づき、早めに対処することができるおりもの。だからこそ、おりものを知って、自分の身体を知り、大切にしてほしいと切に願っています。でもベタベタしたり、たまに不安定なおりもの。そんなおりものと、快適に付き合うお手伝いができると嬉しいです。
NPO法人サンカクシャ
協力内容:相談窓口の情報(サンカク相談室)の提供。当日はステッカーなどを設置。
【サンカクシャとは】
親や身近な大人を頼れない若者が孤立せず、自立にむかえるよう、「居場所」「住まい」「仕事」の3つのサポートを行なっています。
公式サイト : https://www.sankakusha.or.jp/
15歳からの社会保障
協力内容:社会保障を優しく説明する本の寄贈。当日は休憩席などに雑誌と共に設置。
【15歳からの社会保障とは】
日常生活でピンチに見舞われた10人のストーリーを通して、社会保障制度がやさしく学べる。あなたや大切な誰かを守るために知っておこう。学校では教えてくれない、生きのびるための大切な知識。
【著者の横山北斗さんより】
わたしは、中学生のとき病気で2年間くらい学校に行けず、居場所がありませんでした。そんなとき、ゲーム攻略サイトのチャットルームで知り合った同年代の人たちとゲームの話やたわいものない話をすることで、さびしい気持ちややるせない気持ちをやわらげていました。気をはらずに、楽に過ごせる場所が、たくさんあったらよかったなと思います。今回の音楽ライブが、誰かの「楽に過ごせる場所」になり、たわいもない話ができる仲間と出会えるきっかけになることを祈っています。
本のプレゼント
来場者に一人一冊本をプレゼントします。どんな本かはお楽しみ。家に帰った後も、本が一つの居場所になれば嬉しいです。
【ライブの詳細】
日時:2024/5/5 (日・祝) OPEN15:00 | START16:00 | CLOSE19:00 (予定)
会場:Club Malcolm(渋谷区宇田川町30-5 JOWビルB1F)
参加目安人数:50人
対象者:高校生、大学生
参加料金:無料
お金の使い道
・会場費 : 22万円(少年少女のチケット代も負担した料金です。楽屋レンタルを含みます。)
・アーティスト謝金 : 13万円
・チラシ・販促物制作費 : 5万円(デザイン・印刷含)
・切り抜き動画・レポート作成 : 10万円(会場に来れない少年少女のため)
少年少女の集め方
今回のライブでは、既存の支援にもつながっていない、「普通そうに見えるけど1人で抱え込んでいる子」にアプローチしたいです。そのために、現在は以下の施策を打つ予定ですが、ここがかなり難関だと思っています。何かお知恵がある方がいましたら教えてください!
①第3の家族のWebサービス内で宣伝
②第3の家族のTikTok・コラボ配信で宣伝
③3月4月に渋谷・原宿など少年少女が集まる街での宣伝(路上ライブなどを予定)
④夜の街での宣伝
募集中!
よろしければ皆様のご協力をお待ちしております。お問い合わせはinfo@daisan-kazoku.netまで。
若者支援団体さま
ご一緒できそうな団体様がいればぜひよろしくお願いします!
学校・塾・教育関係者さま
生徒さんにチラシを配りたいです!「家庭に問題がありそうだけど、グレーでどうしようか悩んでいる‥」「対応してあげたいが自分ではできない‥」という方々がいらっしゃりましたらぜひお声掛けください。
音楽が好きな方
あなたのイチオシ曲を少年少女へお届けします!寄付メニューの一つとはなりますが、皆さんの「つらい時に聞いていた曲」「人生を変えてくれた曲」「少年少女に聞いてほしい曲」をぜひ教えてください。
少年少女用イベント公開ページ
https://daisan-kazoku-live.studio.site/
NPO法人第3の家族とは
家庭環境問題のはざまで悩む少年少女に、「第3の選択肢」となるプラットフォームを運営しています。行っていることは
①少年少女が1人で使えるWebサービス
②支援につながっていない少年少女にリーチするためのちょっと変わった対人イベント(今回はこっち)
です。Webは、情報提供・ピアサポートができるサイトで「大人になるまで生き抜く」ことを裏側から支えています。
「家でのしんどさ」に悩む早期の段階にリーチをし、様々な社会的課題の未然予防を行います。
公式サイト : https://daisan-kazoku.net
最後に
「家でのしんどさ」は、自己責任だ、甘えだという考えもあると思います。
そんな状況なら役所や警察を頼ったほうがいいんじゃないの?という考えも、もちろんそうだと思います。
でも当時はどうしようもなかったと思います。
2020年に弟は自死をしました。
少年少女に、「責任」とか「正論」を押し付けるのも違うかなって思います。
支援としては中途半端かもしれませんが、まずは「自分たちのことを思ってくれている大人もいるんだ」、そう思ってもらえることが一歩だと思います。
とはいえ、この問題をどう解決に近づけるかは私たちも日々試行錯誤中です。
「解決」ということはないのだろうとは思っていますが、どうすればよりどうにかできるのか。皆さんで一緒に考えていけると幸いです。
最新の活動報告
もっと見るみんなのおすすめ曲・もしも願いが叶うなら
2024/07/28 18:29こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
【活動レポート】家がしんどい少年少女のためのライブイベント。「楽しい」を点でつないで今日を生きること
2024/07/28 17:54こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
クラファン終了!本当にありがとうございました!
2024/05/10 19:07こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
みなさんに知っていただきたいプロジェクトです!