私たちは大学で保育や発達心理学を学びました。絵本を通じて多様性の理解を実現したいと考え、赤ちゃん絵本制作のプロジェクトを実施しています!多様性の赤ちゃん絵本を制作し、支援者の皆さま、保育・子育て施設の方々に届けたいと思っています。クラウドファンディングは残り1日となりました。どうかご支援をよろしくお願いいたします。
「こんにちは わんちゃん?」作画すすめています。ご支援は6/11(火)までと、残り2日となりました。ラストスパート、どうぞよろしくお願いいたします!ぽんぽこーん
このプロジェクトは昨年度卒のゼミ生2名と行ってきました。私たちは生活する中で無意識の思い込みや偏見(アンコンシャス・バイアス)をもつことがあります。様々な価値観があることを知り自分らしさも大切にしてほしいという思いのもと学生たちが絵本を作りました。いつ頃からアンコンシャス・バイアスが生まれるのでしょうか。例えば、近年の日本の研究によると、先進国と比較してジェンダーギャップ指数が低い日本において、4~7歳でジェンダーステレオタイプが生まれる可能性が明らかになっています(Okanda et al., 2022)。ジェンダーステレオタイプとは「女性は優しい」、「男性は強い」などの性に対する固定観念や考え方を指します。この研究では、女児は男児よりも自分の性別をステレオタイプと結びつけていることがわかっており、子どもの将来に影響を与える可能性は否定できず、学問や職業選択に影響する可能性が考察されています。 幼児期から根付くアンコンシャス・バイアスやジェンダーステレオタイプを乗り越えて、個性や自分らしさを尊重できる社会を作りたい。そのために、「みんな違いがあってもいいよね。」という気持ちになれるよう願いをこめて、絵本を読み終えた後に笑顔になれるよう、大人と子どもが一緒に楽しめる赤ちゃん絵本を制作しました。絵本制作の過程では、絵本出版社の西川さんに絵本の内容について6回の打合せを通してアドバイスをいただき、イラストレーターのぽんぽこーんさんに学生が描いた絵のラフをもとに絵を描いていただき、おかげさまで絵本をつくることができました。これからの日本の教育では、ウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良い状態にあること)の向上が課題とされており、多様な個人がそれぞれ幸せや生きがいを感じる自己肯定感や自己実現などの要素と、人とのつながりや利他性、社会貢献意識などの協調的な要素とのバランスを取り入れて向上させていくことが求められています。その中では「多様性への理解」も重要なものとして位置づけられています(中央教育審議会教育振興基本計画部会(第13回)会議資料より)。大人と子どもが楽しくコミュニケーションをとりながら、多様性について自然に考えていける、『こんにちは わんちゃん?』がそんな絵本になってくれればと思っています。ぜひお手に取ってみてください。今福引用文献Okanda, M., Meng, X., Kanakogi, Y., Uragami, M., Yamamoto, H., & Moriguchi, Y. (2022). Gender stereotypes about intellectual ability in Japanese children. Scientific Reports, 12, 16748. https://doi.org/10.1038/s41598-022-20815-2
現在、絵本を制作しています。メイキングをぽんぽこーんさんのInstagram(@ponpoconnn)でご覧いただけます。残り4日となりましたがご支援よろしくお願いいたします!
たくさんの応援、ご支援を頂きありがとうございます!多くの方にご協力いただき、私たちの卒業製作が形になろうとしていることをとても嬉しく感じています。多様性を絵本の中に組み込むことはとても難しい挑戦でしたが、たくさん悩みながらより良いものができていると感じております。たくさんの方の元へ届きますように!残り5日ですが、応援、ご支援を引き続きよろしくお願いいたします!福田





