【能登半島豪雨災害のご報告】
「能登島での野菜作りを諦めたくない」9月末までに残り7日間ファイナルゴール800万円を目指しています。ご支援、応援をよろしくお願いします。
令和6年能登半島地震に加え、今回の能登半島豪雨災害と自然がもたらす力に翻弄されています。
家屋の雨漏れは発生しましたが私たち夫婦とスタッフ家族に被害はありません。
昨日より多くの皆様から、ご心配とお見舞いのご連絡をいただきありがとうございます。
大切な畑の被害は免れず、大量の雨水で変わり果て川のように芽が出た野菜が流されていました。
2週間前に、震災で陥没した畑を耕し2週間遅れての、秋冬に収穫する野菜の植付けをおえて芽が出始めたところでした。スタッフ皆でワクワクして作業したばかりで、心が折れそうです。
畑へ通じる道路は滝のようになり、道路が陥没して流されてしまいました。
「なぜ、自然はこんなに試練をあたえるのか」と途方に暮れてしまいます。私達以上に奥能登の被害を聞き私達が諦めてはいけない。と心新たに、畑に向かいます。
20年前にはじめてこの地に迎え入れてもらって、小さな畑からはじめていろんな事がありました。大変な事もいっぱい。でもそれ以上に嬉しいこと、驚くこと、素晴らしい人との出会いと野菜の恵みを頂いて来ました。自然は優しくて、恵みもくださいます。
これから生み出してくれる幸せを願って頑張ります。皆様の応援がどんなに励みになっているか、何度お礼を申し上げても感謝の気持ちを伝えきれません。
クラウドファンディングと言う新たな出会いに感謝申し上げます。
後1週間どうぞよろしくお願いします。
NOTO高農園 高 利充・博子
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新規リターン商品が追加されました。
いつも応援いただいているシェフの皆様のご協力で、新たにドレッシングやお食事券のリターン品を追加させていただきました。 ファイナルゴールまでどうぞよろしくお願いします。
同じ七尾市内でレストランを営むブロッサム黒川シェフオリジナルドレッシング。通常販売されていないのに、今回返礼品としてご協力いただけました。復興の仲間として一緒に頑張っています。
東京都内、地元金沢のレストランで高農園の野菜を使った美味しいお食事で予約が取れない、人気のシェフ達のお料理が召し上がっていただけます。
はじめてのクラウドファンティングで出会う方々にも応援いただけることに驚いています。感謝しても仕切れません。野菜づくりを絶対に継続して、もっと美味しいを届けられるよう頑張ります。
すぐに必要な、修繕費用の1,500万円の資金調達の約半分の800万円を皆様からのご支援に頼ることになりますが、能登島の野菜づくりを続けるために、元の畑に戻すために、引き続き応援いただけますよう,よろしくお願いします。
高 利充・博子
【目次】
◆ご挨拶
◆プロジェクト立ち上げの経緯
◆被災状況と復興状況
◆募集の背景
◆支援金の使い道
◆スケジュール
◆リターンについて
◆最後に
【ご挨拶】
本ページをご覧いただきありがとうございます。NOTO高農園の高 利充と博子です。
令和6年1月1日に発生しましたこの度の令和6年能登半島地震に際しご心配をいただきまして、誠にありがとうございます。私たちは2000年に脱サラをし能登島で新規就農いたしました。能登島の人の温かさや風景に一目ぼれして移住を決め、料理人の方々とのご縁でレストラン向けの野菜を育て24年が経ちました。多くの有名シェフから叱咤激励いただきながら、要望に応える野菜を作ろうと300品種の野菜を提供するまでになりました。中田英寿さんが監修されている【にほんもの】でも取材いただく機会や各種料理専門誌や雑誌でも取り上げていただき、ブランド野菜としてメニューに高農園の野菜と表記いただけるまでになりました。
『能登島赤土野菜』とは、能登島の標高の一番高い位置にあり四季のはっきりとした天候の中で育てた野菜です。日中と夜の寒暖差がかなりあるので野菜の味の濃さや甘みにもつながっていると思います。また農園の特徴は畑の土と風と水にあります。赤土という粘土質の土に海から吹くミネラルを含んだ潮風が野菜に良い影響を与えます。そして水はカルシウムなどを含んだ地下水を使います。
粘土質の特性から粒子が細かく野菜が根っこを伸ばすのに時間はかかりますがその分、土の養分をゆっくり吸収しながら育つので味のしっかりとした野菜になります。
この地だからこそ育てられる『能登島赤土野菜』です。
当方の状況としては、スタッフは全員無事が確認され、2次避難先から通ってくれている者もいます、スタッフから1月中旬には来たいと言ってもらえたときは本当にうれしく、頑張って前を向かなければならない、早く野菜の出荷ができるように動かなければと思いました。
畑の修復と出荷をしながら、地域の復興に向けてもできるところから農業を永続的に続けられる環境を作っていきたいです。
【プロジェクト立ち上げの経緯】
令和6年能登半島地震により私たちの農業は大きな被害を受けました。設備の破損は私たちにとって大きな打撃であり、地割れした畑も農作物の生育に大きな影響を与えました。納屋・作業所は破損、野菜を貯蔵する冷蔵庫の破損、畑は崩落や数えきれないほどの地割れがいたるところに発生、ハウスは一部傾き、ハウス内のエディブルフラワーやハーブのプランター類はすべてひっくり返り、出荷を諦めないといけない状況に途方にくれました。
震災から半年が経ちますが、いまだに畑の水源は(大きな余震もあり)修理、破損が繰り返される状況が続きこの夏の猛暑を迎えようとしています。
私達だけでなく多くの被災されている人がいる中で何とか自力で事業の継続と農業を続けようと、被災して避難所から通うスタッフたちと頑張ってきました。ここに来て再度、大きな余震に見舞われ強気で頑張れる限界も痛感していました。そんな時に「助けてくださいという事も大事なことだよ」と見守り応援していただいているシェフや取引先の方々から背中を押され、ご支援をお願いすることとさせていただきました。
【被災状況と復興状況】NOTO高農園は震源地から約50キロに位置する七尾市能登島にあります。
地震発生直後はスタッフの安否確認、事務所納屋、畑の被害状況の把握をするにも能登島へ渡るツインビレッジは壊滅的で、もうひとつの能登島大橋の通行許可が出るにも数日かかりました。
※能登島との生活道であるツインブリッジの開通は数年後になると発表されています。
現地でスタッフ全員の無事を確認し、この困難な状況を乗り越えるためにと積極的に行動してきました。まずは損壊してしまった設備の修復に向けて自力で応急処置することと専門の業者の方と協力し、復旧を進めております。設備の復旧は私たちの農業を再開させ、地域の農業の活性化にも繋がることと思っています。
※大規模に崩落した畑と納屋、パイプラインも完全に壊れ未だ復旧の目処は立ちません。
※納屋の土台がずれ、壁が外れてしまいました。
※納屋のなかは足の踏み場もない状態で農機具も破損、事務所窓も外れ割れてしまいました。
この地震で自宅兼事務所が被災し、壁は剥がれ物が散乱し、家は傾き。暫くレストランはもちろん個人向けのお客さんへのお届けが(物流の停止)できなくなり、畑の潅水設備も破損し野菜を洗う水もなく途方に暮れてしまいました。
※事務所内の書類は散乱し、パソコンは吹き飛ばされ壊れてしまいました。
※年末に収穫して納屋に保存していた白菜はひっくり返り、貯蔵冷蔵庫は破壊されました。
※震災で地割れした畑の修繕も行ってきました。畑の地割れは作物の栽培に大きな影響を与えるため、早急な対応が求められ、避難所から通うスタッフ達と協力し、畑の再生を進めてきました。
※ハウス内部も同様で出荷間近のハーブやエディブルフラワーは崩れてしまいました。いち早く駆けつけてくれたシェフの助けで、多くの鉢を助けることが出来て感謝しかありません。
畑の潅水設備は破損し野菜を洗う水もなく途方に暮れていたところ「土付きでいいから野菜を出して!!」と取引先からご連絡をいただきました。
そうはいかないと悩んでいたところに、近くの農家さんから地下水を使っていいよと言っていただき、スタッフ達と毎日片道10kmほどある畑まで地下水を軽トラックの荷台のタンクに汲んで山の上の納屋の桶に水をためて1月の寒空のなかから現在まで、毎日野菜を収穫しては手洗いしてくれています。
※簡易タンクに地下水を毎日何度も軽トラックで往復して汲んで運ぶ作業は過酷です。
「大丈夫ですよ頑張りましょう」とスタッフ達から言ってもらえた事は本当に心強く、私たちも「落ち込んではいられない今ある野菜をまず収穫して出荷しなければ」とそのためには早く修繕にむけて進まなければと意を新たにしています。
この半年で自力でできることをスタッフ一丸となり、多くの方のご協力のもと野菜を育ててきました。しかしこのまま猛暑を迎え、現在の水源運搬では品質の維持することが難しくなっています。 水源の確保は重要な課題です。震災によって水源が破損したままでは野菜の栽培に支障をかなりきたしています。半年経った今も余震で破損が増えてきております。その度に水を運んで野菜の洗浄や農作物への水やりを人力作業でしのいでいます。
【これまでの活動と修理、復興状況】
・破損した窓ガラス、納屋の外壁が剥がれたことによる雨漏り等2次被害を防ぐための応急処置
・畑の大規模崩落2カ所個人での復旧出来ず、国の支援待ち。
・地割れの使用可否を確認し随時自己対応中(20か所以上)
・歪んだハウスは応急処置して使用(建て替え予定)
・停電による貯蔵庫内の野菜確認し、一部廃棄、冷蔵庫故障確認
・畑の潅水設備は破損水が使えない状況(完全復旧にはかなり時間がかかることが判明)
・畑の崩落により使用できない畑も約2ha
・冷蔵庫は6台は全て故障も破損。一部修理を行い使用
・さつまいも貯蔵庫が揺れで傾いているため戻すための工事
・納屋の柱や壊れた外壁などの一部修繕
※破損した建造物を使用できるように補修、修繕をしています。倒壊した納屋、建替えが必要な納屋の復旧は目処が立ちません。
全ての復旧には国の調査を待って取り掛かることになりますが、長期間、多額の自己負担費用(数千万)が必要となります。
【募集の背景】
今回のプロジェクトの立ち上げに至った一番の大きな問題は野菜の貯蔵庫である冷蔵庫3機の破損と修繕です。収穫した野菜の鮮度を保つためにはこの冷蔵庫とさつまいもの貯蔵庫が不可欠です。北陸の気候から1年を通して野菜を守ってくれる大切な冷蔵庫です。1機は完全に破損しているため新しく購入予定、他2機は修繕をしなければなりません。自力ではなしえず悔しく思いますが、今育てている野菜を貯蔵するために、どうしても必要な設備です。どうかご支援をお願いいたします。
※大型冷蔵庫の内2機が解体となり、入れ替えには高額な費用がかかる事がわかり途方にくれています。
レストランのシェフの方々と出会って皆様のご意見やアドバイスをいただきながら、植える、育てる野菜を選んでチャレンジしてきました。今までに300種類以上を15haの畑で育て、全国のレストラン、ホテル、百貨店へ出荷させていただいておりました。コロナ禍には届ける飲食店が営業できなくなり、お届けする先が無い。育っていく大量の野菜は廃棄しか無いのかと頭が真っ白になった時にも「個人向けに販売してみては」と知人からのアドバイスで販売サイトを立ち上げてもらい、今ではその時からずっと定期購入してくださっている個人の方からも「ずっと待っていますから、何か応援できませんか?」と励ましのメッセージをいただきました。
何度も高農園の野菜を料理にしたいから、食べたいからと言うお声に諦めず畑と向き合い、農業を続けることができてます。
震災後すぐに心配して駆けつけていただき、片付けを手伝ってくれたり、「負けるな」と気持ちを前に向かせてくれたシェフや仲間の皆様。今回「助けてくれと声をあげて」とクラウドファンディングを進めていただいた皆さんの応援で多くの皆様へ広くご支援をお願いすることにいたしました。
【支援金の使い道】
皆様からご支援いただいた資金は、畑の修復、水の供給システムの再建、倉庫や冷蔵庫の修繕に充てられます。長期戦になりますが、復旧の活動報告をしっかりお届けしながら大切に使わせていただきます。
今回のご支援の輪をひろげるプロジェクトも、これからも多くの皆様に能登島の赤土で育てる野菜を届けるため、能登で事業を続けることで雇用を守り、地域の復興の力になれれば幸いです。どうぞ、よろしくお願いします。
【リターンについて】
プロジェクトへのご支援に対して、私たちの能登島の赤土で育てた野菜をお届けするリターンをご用意しました。
私たちが栽培する新鮮な農産物をお届けします。おいしさと安全性にこだわった能登島の赤土野菜です。
ご支援いただいた皆様を公式ホームページでご紹介させてください(任意)
※詳しくはリターン一覧をご確認ください。
私たちの活動に共感し支援してくださる方々には、心からの感謝の気持ちを込めてお礼と活動報告お届けします。
【実施のスケジュール】
私たちのプロジェクトの実施スケジュールは以下の通りです。
2024年7月~ 仮設倉庫設置・荷物搬出
2024年7月~ 納屋の修繕
2024年8月~ 冷蔵庫設置と修繕
2024年~未定 畑の復旧
2024年~未定 潅水設備(一部応急処置、本格復旧は2025年より工事開始)
全てを完了するには長い期間が必要になりますが、目の前の修繕費用としても約15,000,000円が必要です。私たちは、限られた時間の中で最善の努力を尽くし、多くの方のご協力をいただいてプロジェクトの目標を達成することを心から願っています。
【最後に】
この度は私たちのプロジェクトにご興味を持っていただき、誠にありがとうございます。
令和6年能登震災の被害に遭った生産者として、地域の復興に向けて全力で取り組んでおります。
私たちの活動に共感し、支援していただけることで、能登島農業の再生と地域の活性化に大きく貢献したいと思っています。
昨年暮れの料理人の卵の方々が研修に来られた際に撮った写真です。また笑顔で農業に誇りをもって美味しい野菜を届けて行きたい。皆んなの笑顔を守りたいです。
私たちの取り組みは、復興した「その後」も続きます。継続していくことが地域の存続に必要であると、強く感じております。能登島から農業を発信する取り組みに、ぜひNOTO高農園を応援していただければ幸いです。皆さまからの温かいご支援を心よりお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
最新の活動報告
もっと見る活動報告 MBC南日本放送(鹿児島)にて現在の高農園を取材いただきました。
2024/12/13 18:44ご支援いただきました皆様いつも応援ありがとうございます。早いもので師走を迎え、赤土の畑に初雪が降りました。皆様に復興をお約束して、ご支援いただいた畑の冬野菜の収穫を迎えることが出来て、ほっとしています。私、高 博子の出身地である鹿児島より取材に来ていただき、現状と本音を聞き取ってくださいました。もっと細かく皆様にその後をご報告すべきですが、日々畑での作業に追われ、リターン品の送付などひとつひとつ慣れないことをこなしています。お許しください。今の等身大の私たちの現状をよろしければご覧いただけると嬉しいです。【MBC南日本放送(鹿児島)】「能登半島地震「被災地は今」 星付きレストランが求める能登の野菜 生産者は鹿児島出身女性「しんどい…でも復興させなきゃ」以下のリンクよりご覧いただけます。https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mbc/1614227?display=1&mwplay=1 もっと見る
ファイナルゴール達成。皆様のご支援に感謝申し上げます。
2024/10/01 10:39初めてのクラウドファンティングに挑戦させていただき、ファイナルゴールの800万円を超えるご支援をいただき9月末日で終了いたしました。震災、豪雨被害と繰り返される試練も皆様からのご支援、応援をいただき諦めない気持ちを奮い立たせていただきました。皆様に感謝申し上げます。早速、豪雨被害の流された畑の復旧にも着手し、「まずは復旧作業を頑張って」とシェフや納入先の皆様に出荷を待っていただくご協力もいただけて、新たな苗の手配をいたしました。達成した瞬間にお礼のご連絡もできず、畑での作業に没頭しておりお礼が遅れてしまい申し訳ございません。以前の畑に戻せるまでには長い時間がかかりますが、能登島での野菜作りを丁寧にしっかり続けてまいります。取り急ぎ、クラウドファンティング完了まで多くの応援とご支援に感謝申し上げます。どうぞ今後とも能登の復興まで温かい応援のお心をお寄せください。ありがとうございました。NOTO高農園高 利充・博子 もっと見る
能登大雨被害についてご報告
2024/09/22 16:41能登を襲った大雨で、皆様からご心配のご連絡をいただき感謝申し上げます。正直「なぜこんな事が続くんだ・・・」と嘆いて心が折れてしまいそうです。高農園の畑も、やっと崩れた畑を整地して例年より遅れて植えた苗から芽が出て来て「良し!!秋冬野菜に向けて美味しく育てるぞ」と心躍らせていました。【2週間前の苗を植える準備が整った赤土畑。ワクワクして苗を植えました】今回の大雨被害では、家屋は雨漏れ程度で、スタッフや人の被害は無かったのが幸いでした。祈るように一晩過ごして、今朝の畑の見回りをしたらで、土と一緒に流されてしまった芽がでたばかりの畑の惨状に、唖然としました。【畑に川が出来たように一部の畑が崩れ流されていきます】ニュースで奥能登の被害の大きさを目の当たりにして、私達が凹んでいる場合じゃないと、水を引くのを待って復旧を目指します。今回多くの方にご支援をいただき、励まされて「絶対に諦めない」気持ちは変わりません。早く皆様に美味しい野菜を届けられるよう頑張ります。取り急ぎ、お見舞いの御礼とご報告をさせていただきます。ファイナルゴールまで残す所「後8日」引き続き応援ご支援をよろしくお願いします。 もっと見る
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