2024/06/13 11:30
私も両親を抱いて看取りました。
その後の人生は、いつも亡き父母が私の心の中で伴走してくれています。
親を看取るという行為は、愛と感謝、尊敬と悲しみが交錯する深い時間。
それは、親への最も大きな恩返しであり、永遠に続く絆の証となります。
私たちは子供の頃、どれほど親に抱いてもらったことでしょう。
その時間を全て返すことはできませんが、最期の時は抱いて送りましょう。そのために私たち、看取り士がいます。
「いのち」という最期にして最大のギフト。
それは旅立つ方々が愛する人々に遺す、かけがえのない贈り物です。
看取り士 柴田久美子