【フアイア糖鎖TPG-1のヒト医療における活用】新見正則(新見正則医院 院長、オックスフォード大学 免疫学博士)
2024/04/20 08:00
僕はオックスフォード大学の博士課程で移植免疫学を学び、博士号を取得しました。免疫学の専門家として、ステロイドの減薬は人の免疫学における最高峰のテーマであると認識しています。久末正晴先生は麻布大学獣医学部内科学研究室の教授であられ、動物の免疫学の専門家です。これまで15頭の試験で66%以上がステロイドや免疫抑制剤の減量や休薬に成功し、フアイアには人間だけでなく、犬猫に対しても免疫調整機能があることがわかり、希望の光が見えています。さらに被験者を増やし、より高度で信頼度の高い試験に挑まれるということで僕はこれは現代医療の限界に風穴を開ける挑戦でもあると考えており、この挑戦を心から応援します。医療費負担が大きい免疫抑制療法は、一度使うと依存性があり、経済的負担が大きくのしかかります。そういった状況を打破する一手としての今回の試験結果に大いに期待したいと思います。新見正則プロフィール新見正則医院 HP