夕陽が綺麗だと思ってカメラを向けたのですが、写真に撮ると何かイマイチ。本編とは一切関係ないので気にせず参りましょう。
今日は一瞬不登校になった話です。以前、小学校時代に謎の転校を4回していると記した事がありますが、それは1回目の直後の事でした。タイミングは小一の夏休み中の謎引越しにより、小一の二学期から違う学校へと通う事になりました。同じ市内だったとはいえ、絵の具セットや習字道具などが皆と違い、1人だけ何となく浮いた存在になった事が学校へ足が向かなくなったきっかけだったと思います。毎朝、登校時間になるとお腹が痛くなりました。母親が学校へ体調不良で欠席と電話を掛けます。午前中は布団で寝ているものの、午後には元気になって家中駆け回る。その状態がどのくらい続いたのかは思えていませんが、『今日もお腹が痛い』と訴えた私を父親が庭に引きずり出し、数発のビンタをお見舞いしました。
後にも先にも、父親から暴力を振るわれたのはその時1回きりです。次の日から私は大人しく学校へ通うようになります。特にいじめられていたという訳でもなかったので、徐々にクラスのコミュニティに入ることにも成功し、自分でも『何で休んでたんだ?』と思う様になります。私の不登校は数日間の出来事だったのかもしれません。何事もなかった様に時は流れていきました。
父親ですが...とても無口で人として不器用な人だったと思います。そう記すとまるで高倉健さんみたいにもとれますが、実際はそうではなく、その数年後に家族を置いて失踪します。思い出の中の父は家にいる率が高く、私は父が何の仕事を生業としていたのか未だ知りません。そんな男がよく自分の事は差し置いて娘を殴れたもんだと思っていた時期もありましたが、無口で不器用故、殴るしか術がなかったのかなぁと今では思ったりもします。しかしやっぱり暴力は暴力。口で伝える努力をしろと、もし今会ったら言ってみたい。