とある集まりで、アマチュアの方の音楽会に行ってきました。
フルート、キーボード、マンドリンのコラボあり、トランペットあり、ギターの弾き語りあり、、、演奏者と観客の距離がとても近い事もあり、会場全体でイベントを作り上げている一体感がとても心地良かったです。
たまたまそこに居たから、という理由でギターとボーカルユニットの演奏時に、ギターの方のマイクスタンド代わりを務める事になりました。要はずっとマイクをギターの方の口の近くに向けて持っているというお仕事です。ずっと同じ側の手で持っているとプルプルしてくるので、たまに持ち手を変えながらギターの方がハモる時や主旋律を歌う際にマイクを口元からズレない様に持っていました。
考えてみれば、演奏者の1番近くの特等席で演奏を聴いている訳です。途中からはさりげなく譜をずっと覗き込んでいました。ギターのコードは全く分かりませんが、歌詞を目で追うことが出来ます。何曲目かに『憂うつ』というギターの彼が高校生の時に作ったというオリジナル曲がありました。
いかに暗いメロディラインで始まるのかと思いきや、隣のギターが奏でるリズムはアップテンポで、自身の抱える行き場のない気持ちをあえて明るいリズムに乗せて、語りかけてきます。その分沁みるものがありました。考えさせられるものがありました。
世の中には『どうにもならない事』がある。彼は高校生の時に突きつけられた事実に、傷つきながらも真正面からぶつかっていったのだろうと思った。そしてその曲に共感した自分がいる。お店が出来たらこの曲をたまに流したいなと思った。
ユニット名な『綿帽子』。