1, はじめに
はじめまして、株式会社しんやさい 代表取締役の石崎です。
私は脱サラ後、新規就農者として、京都市伏見区向島・淀、宇治市、久御山町の巨椋池干拓地周辺にある約20箇所の農地で、九条ねぎをメインに、聖護院大根、聖護院かぶ、金時人参、長なす、玉ねぎ、サツマイモ、オクラ、アイスプラントなどのほか、新京野菜である京ラフラン、みずき菜など様々な野菜の生産に取り組んでいます。
また、農家を応援している販売者や、地域で連携している加工業者とコラボして、地域の特産品である京野菜 金時人参を使ったスムージーや、聖護院大根を使った鍋つゆの開発を行うなど、規格外の野菜等を活用した商品開発にも取り組んでいます。
私は、農林水産省が認定している農福連携技術支援者(農業版ジョブコーチ)となり、障害者の立場に立った農福連携の取組を実践しています。
また、障害のある社員が、厚生労働省が認定している企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)となって、自身の経験を活かした、他の障害者にも分かりやすい農作業図(マニュアル)の作成などを行い、働きやすい環境づくりを心がけています。こういった取り組みが評価され、きょうと農福連携センターが発行した「手と手を取り合って農福連携でつながる地域」(京都式農福連携啓発マンガ)のモデルにもなっています。
2,ノウフク(農福)について
ノウフク(農福連携)とは、農業と福祉が連携し、障害者等の農業分野での活躍を通じて、農業経営の発展とともに、障害者等の自信や生きがいを創出し、社会参画を実現する取り組みです。
【ノウフク・アワード2023】優秀賞を受賞! → ノウフク・アワードとは??
農福連携等応援コンソーシアムが主催する、「ノウフク・アワード2023」で優秀賞を受賞することができました。決して私一人の力で受賞できたわけではなく、ご縁があり働いてくれている社員やそのご家族、ご支援いただいている関係者皆様のおかげだと感謝しております。
・しんやさいが取り組んでいるノウフクの内容
障害者2名と過去ひきこもりの状態にあった者1名を含む社員3名で農業に取り組んでおり、美術能力の高い障害のある社員が、商品POP、6次産業化商品のデザイン、農作業マニュアルの作成等に携わっています。
これまで、地域のお子さんからご高齢の方など、多様な方々の農業体験実習を受け入れてきました。
【受け入れ実績】
*こども園の児童(児童発達支援の利用者含む)
*放課後等デイサービスの利用者
*小学生、中学生(育成学級含む)、高校生、特別支援学校生、大学生、高等技術専門校生
*児童養護施設の児童
*就労継続支援事業所、就労移行支援事業所の利用者
*障害者就業・生活支援センターの利用者
*元ニートひきこもり支援事業所の利用者
*認知症カフェの利用者
他にも地域の福祉施設や特別支援学校等に、自家採取した野菜や花きの種を提供し、共同で栽培を行っています。
・ノウフクに取り組んだ理由
私が農福連携に取り組んだのは、2017年に知的障害のある男性を雇用したことがきっかけです。農業の知識が豊富な男性を頼りにしていましたが、ある日、仕事の段取りについて頭ごなしに注意したことで、口を利いてくれなくなり、半年で退職してしまいました。
それからは勤務日や車の運転など、従業員の希望を聴き取ることを心がけました。「農福連携技術支援者育成研修」(農林水産省)を受講するなどして、障害者が働くことへの理解を深めました。
3, しんやさいが目指していること
認知症のある高齢者や身体に障害のある方等に対し、車いすや手押し車でも収穫体験ができるように畑を少しずつ整備していますが、もっと多くの方々に農業に携わっていただきたいと考えるようになりました。
✳︎バタフライピーの花摘みの様子↓
特に、認知症のある高齢の方々が、秋に芋掘りに来ていただける機会が何度かあり、畑をなるべく整地して安全面に配慮したのですが、やはり土だと足場も悪く転倒等の危険も伴います。
✳︎地域の社会福祉協議会主催 認知症カフェの利用者様の芋掘り体験の様子↑↓
この時も、皆さんで協力しながらわきあいあいと、本当にとても楽しそうに体験していただけました!!
このような体験の場を提供することが、農業をやっているからこそお役に立てる、人に必要とされる社会貢献の一つではないかと考えるようになりました。
そこで園芸療法でも活用されているレイズドベッド(高床式の花壇)を設置しようと考え、園芸療法で有名なNPO法人たかつき デイサービスセンター 晴耕雨読舎 を訪問。材料の入手先や寸法等も惜しみなく教えていただきました!
早速、資材を購入し、特別支援学校からの実習生にも手伝ってもらい、木材をノコギリで切り、防水タイプの塗料で塗装、乾いたらビスで組み立てと、とりあえず1組製作し設置してみました。
・・・が1つ組み立てるのにも手間と費用がかかります。大体1つ作るのに資材だけで約5万円程度かかりました。
なんとかこのレイズドベッドをたくさん作り、畑に並べ、ユニバーサル農園を実現したい!
体験農園の活用を通じて、多世代・多属性の交流・参加ができる多様な場を生み出したい!
生きがいづくりや精神的な健康確保等の様々な社会的課題の解決を図り、地域から愛され、あてにされる持続可能な農業経営を目指していきたい!と強く思うようになりました。
※参考URL:ユニバーサル農園へ 晴耕雨読舎の事例(ノウフクWEB サイトより)
4, 支援金の使い道
車いす使用者や足腰の不自由なご高齢の方、障害のあるなしにかかわらず、老若男女、より多くの方々の農業体験を実現させるために、畑にレイズドベッドを増設し、様々な方が農作業を通じて幸せを感じられる場所を作りたいと考えています。
なにより、地域のたくさんの方々に、農業・農作物を育てる嬉しさ、収穫することの楽しさを感じられる、居心地の良い場所を整備していきたいと考えています。
5,今回のプロジェクトでお届けするもの
ご支援いただいた金額に応じて下記のリターンをお返しします。
・美術能力の高い社員 山部知步 が描いた絵をポストカードにした[御礼のメッセージ]
・規格外の聖護院大根を使用した[ぶっかけおろしのつゆ][おろし鍋つゆ]
・規格外の金時人参を使用した[金時にんじんスムージー]
・愛情を込めて育てた[旬の野菜セット]
・旬の野菜を収穫して持ち帰ってもらえる[収穫体験プラン]
※参考URL:社員 山部知步の紹介文(農業女子プロジェクト WEBサイトより)
6, 応援の声
🍄 RE:ARTH 代表 倉橋 大希(クラハシ ヒロキ)様
私の尊敬する先輩農家さんのひとり、しんやさいの石﨑さん。京都で農福連携といえばこの人という素晴らしい方がクラウドファンディングに挑戦されてます。
今回の取り組みは、「レイズドベッド(高床式の花壇)の設置」!高齢の方々や車いすの方でも収穫体験してもらえるようにという、全ての人に目を向けることができる石﨑さんらしい観点の取り組みです。
是非一度、久御山の畑のオフィスに行ってみてください。はじけんばかりの笑顔で石崎さんがお出迎えしてくださいます。
7, 最後に
しんやさい京都は様々な方が農業体験できるように環境整備に取り組んでいきます。
私たちは皆さまのご支援によって、今後もノウフク連携の輪を拡大し、社会の中で少しでもお役にたてる地域企業を目指し、ご縁を大切に幸福を追求し新に挑み続けます。
そしてこの取り組みを通じて、生きづらさを抱えた人が世の中にはたくさんおられて、少しの配慮があれば、社会の中で活躍できることを知っていただきたいです!
私たちは農業、しんやさい京都をより一層魅力的な場にするために全力を尽くします。
ぜひ、私たちのプロジェクトにご賛同いただき、株式会社しんやさい の成長を共に支えてください。ご支援を心よりお待ちしております。
大丸京都店・コミュニティ・バンク京信 [QUESTION 1階] で展示が決定!!
今回、コミュニティ・バンク京信と大丸京都店、クラウドファンディングBOOSTERで展開している
「みっけ!KYOTO」にて応援いただいております。
下記期間、プロジェクト内容等を紹介いただきます!是非ご覧ください!!
《2024年5月8日~5月14日》
☆大丸京都店 1階店内ご案内所前特設会場にて展示!
《2024年5月17日~5月18日》
☆コミュニティ・バンク京信 【QUESTION 1階】にて展示&マルシェ開催!
最新の活動報告
もっと見る【いよいよラスト1日!】
2024/05/30 18:36みなさん、こんにちは!株式会社しんやさい 代表の石﨑と申します。プロジェクトも残すところ1日!ご支援いただいた皆様には、改めて感謝申し上げます!!さて、リターンにもなっています、[京野菜 金時にんじんスムージー]なのですが、この度この度、こちらのデザインから⤴︎山部画伯の描いてくれたこちらのデザインに変更しました!↓リターン品には、NEWデザインで届く予定です。ラスト1日になりますが、最終日までよろしくお願いいたします。 もっと見る
山部画伯の大型作品!
2024/05/20 10:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
【京都市長への表敬訪問】
2024/05/14 20:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
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