2024/04/18 11:09

2020年2月1日。
当時私の親友が住んでいたミャンマーで起きたクーデター。

平和な日本に住む私たちからは想像もつかないほどに残酷なことが目の前で起きている日常を親友から聞いていました。とにかく無事でいてほしいという気持ちと、日に日に精神的に落ち込んでいく親友が心配で心配でならなかったことを覚えています。

その後、彼女は無事に帰国したのですが、大好きなミャンマーに大切な人たちを残して自分だけ帰国したことへの後ろめたさや、あまりの恐怖体験からか?人と会うこと、人にミャンマーの今を伝えることの辛さから、帰国からしばらくは引きこもりがちな生活でした。

私も一度彼女を訪ねて遊びに行ったミャンマー。
現地の人たちが温かく迎え入れてくださり、大好きな国の一つとなったミャンマー。
コロナ禍におきたクーデターで、人々は職や家を失うなど厳しい生活を強いられていました。

何か私たちにできることはないか…そう彼女の帰国以降ずっとずっと色々なことを考えてはいたのですが、私にできること、それは「クラフトビールを通した支援」でした。
私がミャンマーを訪れた際に出会った現地のイラストレーターにビールラベルのデザインを依頼し、ミャンマーを支援するオリジナルビールを作り、クーデターから1年半がたった2021年7月1日にリリースしました。

私たちの活動は、一晩でみるみるうちにFacebookでシェアされ、日本国内のみならずミャンマーや色々な国で拡散され、増産に増産を重ねた支援ビールの販売、そしてFacebook では約2600件のシェア、そして約2万件のいいね、私たちが想像していた以上に世界中から反響を頂きました。

私にできること「クラフトビールを通した支援」がこんなにも世界中から反響を頂けたことは、クラフトビールの無限の可能性を感じた瞬間でした。


彼女とは、親友というより家族に近い存在でもあり、いつも私のことを支えてくれています。
そんな彼女から、次は私が支援する番だ!と応援メッセージを頂きましたので、ご紹介させて頂きます。

代表あきこさん(以下あーさん)の友人代表、まりこです。

これまで一緒に飲んできたビールは余裕で阿蘇山を越えていると思います。笑。

2021年、ミャンマーでクーデターが起き、当時現地に住んでいた私は大津町に心苦しい気持ちで帰ってきました。

帰国後、悩む私に手を差し伸べてくれたのは、あーさんでした。

(あの時は、本当にありがとう)


2022年7月、WITCH CRAFTからミャンマー支援のためのクラフトビールを発売することになり、たくさんの方にサポートしていただきました。

地元の材料を使ったクラフトビールでの支援はチャレンジングでしたが、新しい支援のカタチで、多くの方にミャンマーの現状を知っていただくきっかけになりました。

さらに現地メディアや国内メディアからの取材も受け、ミャンマーの人々へ勇気と連帯を示すことができました。

地元のクラフトビールで、世界へ向けた大きなメッセージを持った取り組みができたと思います。


クラフトビールには、もちろんその様々なスタイルや味や香りも楽しめます。

その土地に住む人、材料の作り手、醸造のストーリーが、その深い味わいになっていると思います。

クラフトビールで乾杯すると、新しいビールとの出会いや人とつながりがあり、ワクワクがたくさんあります! 

大津町生まれのWITCH CRAFTの新たな取り組み、今度は私が応援しまーす!


大塚 麻里子