2024/04/30 20:19

先日、地元の中学校の頃の同級生が“私を励まそう”と、20人以上お店に集まってくれました。


私は365日朝から晩まで部活に明け暮れていたため、中学時代“友達と遊んだ”という記憶もほとんどありません。さらには高校からは町外へ進学したため地元の友達とは疎遠の人も多く…

更には私の出身の中学校は当時マンモス校で全校生徒1000人超、クラスも1学年10クラスあったため失礼ながら全く知らない同級生もいます。


そんな学生時代を過ごしたので、、、
今地元で商売をしていると…正直知らない同級生がお店に来て声掛けらえることもあります(大変失礼なやつです、ごめんなさい。。。)

先日、そんな失礼極まりない私のピンチに、卒業以来ほとんど会うこともなかった人たちも含めて20人以上が集まってくれました。少し前にも、小学校時代の同窓会も当店で開催したり…と、お店をしている事で何かと旧友に会う機会も増えました。

そしてみんな《このお店があったからこうしてまたみんな集まれた!ありがとう》と言ってくれます。

仕事で県外に行った人や、結婚して県外に嫁いだ人、実家が大津町から引っ越して大津に帰る機会が減った人など…大人になると地元から遠のいてしまう事も増えると思います。
こうしてちょっとした同窓会のようなみんなの元気そうな顔や近況を聞ける機会があることにお店をしてて良かったなと思える事が増えました。
そしてこれをきっかけにまたお店を通じて新たなコミュニティが生まれる喜び。


先日は、覚えてなくたっていいじゃない!また友達になれば!という感じでみんな集まってくれました。大人になると、一気に昔に戻って盛り上がるものですね!
こんなにもみんなに心配をかけてしまっている自分が少し情けなくもありますが、移転というこのきっかけがなかったらなかったであろう集まり。全てが悪い事ばかりではない!絶対に乗り越えてみんなに恩返しするんだ!と自分自身を奮い立たせるきっかけとなりました。。
そんなわけで急に出てきてくれた友人たち含め、遅くまで盛り上がり、最後は円陣まで組んで励ましてくれました!

地元っていいな。と心から感じた瞬間。



“地元でお店を営む事 ”

みんなが帰って来る場所、すなわち実家のような存在でもある気がしています。
地元に疎遠になった旧友たちがいつでも安心して帰ってくる場所があることの大切さ。
ただただ地元でクラフトビールを盛り上げたい!と駆け抜けてきたけど、地元でお店を営むことは、もっともっと大きな役割を担っていたことに気付かされました。
安心して帰れる場所があること、そんな町がこれからも残って欲しい、そう願うばかりです。