クラウドファンディング募集期間もいよいよ残り5日間となりました。
本日現在、支援者さま46人、支援総額388,000円(19%達成)でございます。
国際シンポジウム2024 先住権としての漁業権 in オーストラリアがスタートしました。
参加メンバーからの現地リポートをお伝えします。
5月23日、シンポのプレイベントとして、ラペルローズのヤララ湾へボラ漁見学に訪れました。
ここはアボリジナルの人々が最初に白人と接触した地です。
かつて、この地の先住民であるダラワルの人々は入植してきた白人にボラ漁の方法を教えましたが、1970年代に湾のボラ漁が白人に規制されてしまい、それ以来40年以上ボラ漁ができなかったのです。
しかし、2016年、ダラワルの人々は、漁業局に申請する必要はありましたが、漁を再開したのです。
現在彼らは毎日伝統漁法を学んで、文化の再現に努めています。
私たちアイヌが入植者である和人に権利を奪われたのと同じことが、ここでも起きていたことがよく理解できました。
5月24日、シドニーから一路、カイロア(キオロアの現地での呼び方)へ向かいました。
オーストラリア国立大学カイロアキャンパスに到着すると、昨年の浦幌町での先住民国際シンポジウム参加者であるダニー・チャップマンさんをはじめとするサウスコーストの人々が待ち受けて下さっていました。
主催者であるサウスコースト・アボリジナル・フィッシングライト・グループから、若い人たちによるダンスなど歓迎を受けた後、フィールドワークのため、ムラマラングナショナルパークを訪れました。森を抜け、海へ出て少し歩くと、そこには1万5000年前の貝塚が足元に広がっていました。
6万年前の貝塚が低い二つの山となっているところもあります。
ここはサウスコーストの人々の祖先が暮らしてきた遺跡なのです。
アボリジナルの人々が管理していて、貝塚遺跡が荒らされないように、政府に柵を作るように働きかけ、それを実現し、保存に努めてきたそうです。
長い長い彼らの歴史を、足で歩いて体感するツアーでした。
どうぞみなさまの暖かなご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
SNSなどでご拡散いただけますと幸いでございます。