自己紹介
こんにちは。
秋田県南部にある横手市で、150本のブルーベリー農園とジャム工房「フルラボ」を営んでいる加藤 正哉(かとう まさや)と申します。
私は、今年の夏に「くだものカフェ」の開業を目指しています。
ジャムやジュース、ドライフルーツなどの加工品と、新鮮な地元産くだものを販売するショップに併設して飲食を提供できるカフェを作ることで、より多くの手段で多くの人たちに地元産くだものの魅力や楽しさ、「はっとするような」おいしさを発信し伝えていく「くだもの発信基地」を目指しています。
また、地元横手の絵画作家である永沢碧衣さんによる壁画をお客様と一緒に店内で制作し、カフェオープン後も定期的にワークショップを開催したりすることで、「アート」と「くだもの」のコラボレーションも進めていきます。
フルラボCafeとは
秋田県南部に位置する横手市は、県内随一のくだもの生産地です。
りんごやぶどう、さくらんぼを中心に、桃、洋梨、和梨、すもも、梅、プルーン、キウイフルーツ、ブルーベリー、キイチゴ、いちじく、柿、いちご、すいか、メロン...など、多種多様なくだものが栽培されています。
また、一年の1/3が雪に覆われる豪雪地帯であるこの地で、畑を雪から守り、連綿と栽培技術を伝え、経営を続けてきた果樹農家の血の滲むような努力には、本当に頭が下がります。
雪というハンデがあり、果樹栽培という面からは決して恵まれているとは言えない環境下で「戦ってきた」農家にはそれだけで大切なストーリーがあると思っています。
この愛おしい「横手のくだもの」たちを手に取り、目と香りで楽しみ、存分に味わい、農家と交流し、ワークショップなどのイベントで体験できる「くだもの発信基地」がフルラボカフェの目指す姿です。
横手のくだものが好きで好きでたまらない「くだもの変態」の店主がみなさんを「くだものパラレルワールド」へご案内します!
フルラボCafeで楽しめる商品、サービス
「新鮮な地元産のくだもの」を前面に出したメニューとして、「くだものの盛り合わせ」を提供します。
旬のくだものの盛り合わせ(例:さくらんぼ、いちご、ブルーベリー)に加え、ぶどうであれば「巨峰」「シャインマスカット」「スチューベン」、りんごであれば「ふじ」「アキタゴールド」「王林」といった品種の違いを一皿で味わえる盛り合わせを楽しんで頂けたらと考えています。
また、新鮮なくだものを使った生ジュースも提供します。お客さまに好みのくだものを選んでいただき、その場でジューサーで生ジュースにします。2〜3種類のくだものを組み合わせたミックスジュースも提供します。
くだものを引き立てる看板フードメニューとして、クレープを提供します。「フルラボの季節のジャム×お客様の目の前で焼くクレープ」の絶妙な組み合わせを味わって頂けたらと思っています。使う食材は良質なものを厳選し、添加物の使用はできるだけ控え、お子さまにも安心安全に食べていただけるようできる限り配慮します。
この横手盆地という土地の肥沃な大地や豊富な水資源への感謝の気持ちを大切にし、提供するくだものからは農家さんの顔が見えるようなメニューを目指します。地域の伝統食や食文化を取り入れ、連綿と続くこの土地の文化を大切にします。
フルラボCafeを作ろうと思った背景
秋田県農林水産技術センター果樹試験場で臨時職員として働いた経験が、私の運命を変えました。
1年間の試験場勤めで、「横手はなんてくだものの魅力にあふれているんだ!これを誰かに伝えねば!!」との強い衝動に駆られ、耕作放棄田を借りブルーベリーを植え、ジャム屋を始めることとなりました。
あれから13年が経ちましたが、その思いは今も全く変わっていません。
小さなブルーベリー農園とジャム屋からその魅力を発信していこうとしてきましたが、その道は非常に険しく、目標が達成したとはとても言えません。
自分の力量のなさ、不甲斐なさに歯噛みするばかりです。
そして、こうした思いから「もっと別の場所や方法で、くだものの魅力を伝えられないだろうか?」という考えに至りました。より多くの手段でより多くの人たちに魅力を発信し、伝えていく。
その舞台として、以前家業として灯油販売所を営んでいた旧加藤燃料(通称カトネン)をリノベーションし、「くだもの発信基地」にしたいと考えるようになりました。
(上記1階部分が旧加藤燃料事務所。現在「フルラボCafe」に改装中)
フルラボCafe、これまでの歩み
▪️2020年10月、フルラボCafe計画が始動!
私の友人6名が集まってくれて、まずはその6名全員がこのフルラボCafe構想に理解・賛同をしてくれました!
そして、「ここをどういう場所にしたいか?」というテーマで話し合い、コンセプトは”くだものの魅力を伝える(場所)”という意見で一致。そしてその手段として、農家ブース(直売所機能など)、カフェ、アートギャラリーといった意見が挙がり、結果的にこの第1回目のミーティングで挙がった意見が現在のコンセプトや機能とほぼ一致することになりました。
2023年、新型コロナウィルスの脅威が少しずつ収まり、ついにフルラボCafe計画が本格的に、そして具体的に動き始めます!
同年春に行われたミーティングのアイデアなどを元に、「改修前から多くの方に足を運んで頂いてフルラボCafeを”自分ごと”にしてもらおう!」という考えに至り、7月中旬に、まだ全く改修の手をつけていない真っさらな状態のカフェ予定地で「内覧会」を開催しました!
内覧会当日は、秋田市などで甚大な豪雨災害が起きた日で、横手市でもなかなかの大雨ではありましたが、30名近い方々が足を運んでくださり、フルラボCafeに対する様々な想いを交換し合うことができました。
▪️改修前から"ファンづくり"のためのイベントを多数開催!!!
2023年7月の「改修前内覧会」がとても好評だったこともあり、翌年夏のオープンまでの歩みをできる限り一人でも多くの人たちと一緒に創っていく!という決意が固まりました。
翌8月は、旬の桃をテーマにした博覧会「もも×博」を開催!
地元出身の画家さんのレクチャーを受けながらハガキに桃の絵を描いて桃を食べた感想を書き、桃農家さんにプレゼントするというワークショップをしたり、農家さんによる桃の直売コーナーを設けたり、数種類の桃を目隠して食べ比べて当てる「きき桃大会」を行ったりして大いに盛り上がりました!
さらに12月には「りんごフェス!」を開催!
りんご13品種の食べ比べや、りんごを使ったフルーツカッティング講習会、農家さんによる新鮮なりんごの直売に加え、会場の外では炭火で焼きりんごを作るワークショップを行いました。
これだけ多くのりんごの食べ比べをする機会はまずないので、参加者の方も興味津々!
りんごというくだものの奥深さを再発見することができました。
▪️フルラボCafe実現に向け、加速度的にコトが動いていく!
年が明けて2024年1月、カフェのフードメニューを考えるミーティングを行いました。
30を超えるメニュー候補が出されました!最終的に「クレープでいこう!」と意見が一致し、翌2月には、「クレープ大試食会」を開催!使う粉や配合、手順を変えた5種類のクレープを焼き、ブルーベリージャムとともに味わい、スコアリング。結果は、「薄力粉」と「米粉」を使ったクレープを採用することとし、お客さまの好みやアレルギーにも対応できるようにしました。
その後、フルラボカフェのロゴマークを考えるオンラインミーティングを開催し、フルラボカフェのコンセプトである「くだもの」「地域」「つながり」を表現できるロゴマークについての活発な意見交換がなされ、最終的にはミーティングにも参加した私の娘(美大生)がロゴマークの原案を創り上げてくれ、無事にロゴマークも完成!
リターンについて
▪️3,000円:店主からのお礼のお手紙
▪️3,000円:ブルーベリージャム1本
▪️3,000円:カフェ飲食チケット(1,000円分)
▪️5,000円:ジャム詰め合わせ(2種類1セット)
▪️5,000円:永沢碧衣さんの店内に描く壁画に名前を入れられる権利
▪️5,000円:【永沢碧衣さん主催】「くだもの畑でのスケッチ教室」への参加券
▪️5,000円:ブルーベリーまたはいちじくの苗木(どちらか2本)
▪️5,000円:カフェ飲食チケット(2,000円分)
▪️7,000円:ジャム詰め合わせ(3種類1セット)
▪️10,000円:フルラボオリジナルポストカード3枚組
▪️10,000円:ブルーベリー収穫体験
▪️10,000円:カフェ飲食チケット(7,000円分) ★オススメ!★
▪️10,000円:ジャム詰め合わせ10本(種類はランダム) ★オススメ!★
▪️18,000円:ジャム詰め合わせ20本(種類はランダム) ★オススメ!★
▪️20,000円:フルラボ店主と行く横手川釣りガイド
▪️25,000円:ジャム詰め合わせ30本(種類はランダム) ★オススメ!★
▪️50,000円:フルラボカフェの店の前で出店できる権利
▪️100,000円:フルラボ店主を1日自由に使える権利
※詳しいリターンの内容は、リターン一覧からご確認ください。
今後のスケジュール
5月上旬:店舗改装完了、保健所営業許可申請、カフェスタッフ募集
5月中旬:クラウドファンディング開始、新厨房を使っての調理テストおよびテスト営業、イベント開催(マルシェ等)
5月下旬〜6月中旬:週末やスポットでテスト営業&イベント開催(マルシェ等)
6月下旬:クラウドファンディング終了、週末やスポットでテスト営業&イベント開催(マルシェ等)
7月上旬:看板制作・設置、什器購入、週末やスポットでテスト営業&イベント開催(マルシェ等)
7月中旬:本オープン、ブルーベリー収穫ワークショップ開催
7月下旬:永沢碧衣さんによる壁画制作ワークショップ開催(予定)
資金の使い道
▪️設備・什器費
・カフェで使うテーブルと椅子:約30万円
・画家永沢碧衣さんに描いて頂くシンボル壁画:約16万円
・カフェの正面を飾る看板:約12万円
・カフェメニューを彩る器:約8万円(陶芸作家さんと木工作家さんに依頼予定)
▪️手数料
CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料:約14万円
合計:約80万円
最後に
秋田県横手市でのりんご栽培は、旧醍醐村の伊藤 謙吉(いとう けんきち)という人物が1875年に自力でりんご等の苗木を求め、植栽したことに始まります。当時は軽トラはもちろん、重機もチェーンソーもありません。人力で林を開墾し、苗木を背負って運び、穴を掘って苗木を植えました。謙吉は1876年に「植物自由研究所」を設立し、りんご栽培の研究と苗木の育成を始めます。害虫の大発生に遭うも負けず、人々から"狂人"と呼ばれながらも努力を重ね、横手平鹿にりんごを根付かせました。彼の熱意は、後に「ゴールデンの利三郎」と呼ばれる藤原利三郎により結実することとなります。
お店に並んでいるりんごひとつ取っても、そこには膨大なストーリーと関わった多くの人々の苦難の歴史と熱意があります。そこまでしても人を魅了し続ける「くだもの」というものの魅力を、一人でも多くの方に伝えたいという思いが私を衝き動かしています。くだものに憑りつかれ、血と汗と涙を流してきた先人の血脈を継ぐ者の一人として銘を残すことができたら、これほど嬉しいことはありません。
このプロジェクトを通して一番伝えたいこと、それは14年前に私自身が体験した「はっとするような」くだものの美味しさ、魅力、楽しさをみなさんにもぜひ体験してほしい!ということです。くだものには五感+αに訴える魅力に溢れています。それは何千万年前に人類の祖先がまだ木の上にいて、くだものを食べていた古の記憶に根差しているのかもしれません。そんな遠い記憶をたどる話を、くだものがあるテーブルを囲んでみなさんと語り合うカフェを実現したいと思います。
自称"くだもの変態"の店主と一緒に、「くだものワンダーランド」への旅に出かけましょう!
応援メッセージ
■平良木 亨(ひららぎ とおる)さん【ひららぎ果樹園】
“横手のジャムおじさん”こと加藤さんとは、もうすぐ二十歳となる長女がまだ保育園児の頃からのお付き合いとなるでしょうか。当園の果物たちを、いつも素敵な加工品へと変えて頂いています。唯一無二の美味しさと組み合わせで、私の家族はもちろんのこと、たくさんの方々へ笑顔あふれる時間を増やして頂いてます。また、新しく始まるフルラボCaféでも笑顔あふれる空間が絶え間なく続くものと思います。私も生産者の一人としてお役に立てるよう加藤さんが満足する果物を提供させて頂きます。笑顔溢れるCaféとなることを生産現場より精一杯応援します!
■永沢 碧衣(ながさわ あおい)さん【秋田在住絵画作家】
フルラボの加藤さんとの出会いは、「横手で面白いジャムおじさんがいるんだよ」と紹介されたことがきっかけでした笑 実際に長い付き合いを重ねていくことで見えてきたのは、ポップで可愛らしいお仕事時の表情と、趣味の多様さ。そして果樹そのものに対しての深い思いやりの心でした。秋田の大地を飛び跳ねるように、実際の農家さんに会いに行ったり、果樹畑のお世話をしたり、時には自身の好きな釣り場など。あらゆる場所に出没する加藤さん。その都度お互いの立場があるからこそ学びあえる、ゆるくて贅沢な時間が流れてきたのだと思います。私もその恩恵を受けてきたうちの一人です。フルラボCafeが誕生したら、加藤さんが秋田のあちこちで味わってきた豊かな空気を、来店した誰もが体験することができる、横手の拠点の一つになることでしょう。皆さま、応援のほどよろしくお願いしますー!
■村岡 悠司(むらおか ゆうじ)さん【yado & kissa UGO HUB】
加藤さんとは2023年の春から、このフルラボCafeの立ち上げに「起業支援」として関わらせて頂いています。私がいつも突拍子もない企画を提案するたびによく呆れられたりしていましたが、それでも最終的には「まず、やってみるか。」とGOサインを出してくれて、そして結果的に「やって良かったな!」と手応えを感じてくれていました。この1年間共に動いてきたことの集大成としてのこのクラウドファンディング。ぜひ、加藤正哉という自称"くだもの変態"の想いが詰まったフルラボCafeを応援して頂けると嬉しいです!
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「フルラボCafe」店舗情報
⚫︎住所
〒013-0063
秋田県横手市婦気大堤字下久保34-3
⚫︎営業時間 ※予定
10:00〜19:00 (火曜定休、年末年始)
⚫︎Webサイト
準備中
⚫︎SNS
インスタグラム:@frulabo_cafe
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
■特定商取引法に関する記載
●販売事業者名:フルラボ
●代表者:加藤 正哉
●事業者の住所/所在地:〒013-0022 秋田県横手市四日町5-7
●事業者の電話番号:090-2609-9012
●送料:送料込み
■食品衛生法営業許可証
密封包装食品製造業
指令平福環-11-192(令和5年9月15日)
最新の活動報告
もっと見る「フルラボCafe」オープン!(^^)/
2024/08/30 05:28「フルラボCafe」がオープンしましたー!ご支援いただいた皆さま、そしてたくさんの方々のご協力のおかげでこの日を迎えることができました。本当にありがとうございます!m(__)mフルラボCafe〒013-0063 秋田県横手市婦気大堤字下久保34-3(WORKMAN PLUSさま隣り)℡ 090-2609-9012OPEN 10:00~17:00(ラストオーダー16:30)定休日 毎週火曜・水曜日どうぞよろしくお願いいたします! もっと見る
リターン品の苗木が育っています!(^^)/
2024/08/05 12:12毎日暑い日が続いていますねー(^-^;リターン品の苗木たちが元気に育っています!手前がブルーベリー、奥の背が高いのがいちじくの苗木です。一番暑いお盆を超えて、秋風が立つ頃には皆さんの手元に発送できると思います。それまで大事に管理していきます!(^^)/ もっと見る
テーブルとカウンターの蜜蠟塗りをしました!
2024/08/05 00:10朝から30℃超えの中、カフェのテーブルとカウンターの蜜蠟塗りをしました!蜜蝋(ミツロウ)は、ミツバチが六角形の巣を作る材料として、働き蜂の腹部にある分泌腺から分泌するロウのことです。これを木材に塗ることによって撥水や汚れ防止の効果を得ることができます。少量の蜜蠟をスポンジに取り、木部の表面に薄くのばしていきます。乾いたら布で拭き上げて完成です!(^^)/ もっと見る
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