プロジェクトの実行者について
皆さんはじめまして。「美ら海を未来に残したいうちなーんちゅの会」と申します。
私たちは沖縄の浦添市にある浦添西海岸の海を埋め立てから守るために活動している団体です。沖縄県民はもちろん、全国の方にこの問題を周知するためにSNS上でのツイデモやオンライン署名、現地でのスタンディング活動を行っています。オンライン署名では現在50,000筆以上の賛同を得ており、多くの方がこの埋め立て事業に反対しています。
このプロジェクトで実現したいこと
浦添西海岸の美しいサンゴ礁や海を守るために、那覇軍港の移設計画による埋め立てを阻止し、地元の魅力を多くの人に伝えるため、写真展とドキュメンタリー作品を通じて、埋め立て問題を訴えたいと考えています。
浦添西海岸は那覇から約15分、南北3kmに広がるイノー(サンゴ礁に囲まれた浅い海)とサンゴ礁が群生する海域です。2019年にパルコシティがオープンし、西海岸道路が開通してから多くの方が、その海の存在を知ることとなりました。
イノーの海にはエビ、カニ、ナマコ、魚など多様な生物が生息し、最近では新種の生物も確認され話題にもなっています。今では子どもや家族連れが多く訪れ、磯遊びを楽しんだり、夕陽を眺めたりと自然の海を身近に感じられる癒しのスポットとして人気がある海岸です。
しかし、このイノーに囲まれた美しいサンゴ礁の海が、那覇軍港の移設計画によって埋め立てられてしまう危機に直面しています。
そもそも那覇軍港は、現在ほぼ遊休化している施設ですから、新たに基地機能を強化するような新軍港を移設する必要性があるとは思えません。そのような状況で、国や県が一方的に自然の海とサンゴ礁を破壊し、那覇軍港の移設を進めようとすることに私たちは強く反対しています。
沖縄本島北部では、多くの県民が辺野古新基地建設の反対を表明しています。これまで、知事選挙や県民投票で何度も反対の民意を示したのにも関わらず、政府は代執行を強行し、対話も協議も行いません。さらに軟弱地盤により、いつ完成するのかも分からない基地建設に膨大な税金を投入して、大手ゼネコンと一部の人達だけが利益を傍受し続けています。
それと同じ埋め立て工事が浦添西海岸でも行われようとしているのです。1番問題なのは、米軍の軍港新設(49ヘクタール)の埋め立て計画です。何と東京ディズニーランド(51ヘクタール)と同じ位に匹敵する埋め立て計画です。さらに埠頭地区として(109ヘクタール)東京ディズニーランドの2個分に匹敵する埋め立て計画と沖合に防波堤6190m(1650mは整備済み)の整備計画です。
政府はその総事業費が約9300億円、完了までに12年かかると公表しました。全て我々の税金で沖縄の自然環境を破壊する予算です。一体誰の為に?今誰かが行動を起こさなければ、沖縄の貴重なサンゴ礁の海と多様な生物の命を失う事になります。
そこで私達は、昨年末に浦添西海岸の埋め立て問題を広く知ってもらうために、浦添西海岸をテーマにしたフォトコンテストを企画・実施して、浦添市美術館と那覇市のカフェで写真展を開催しました。おかげさまで500名ほどの来場者でにぎわい、多くの方に浦添西海岸の魅力や埋め立て問題について共有する事がきました。
そして今回は、さらに多くの方に浦添西海岸の魅力を伝えるための写真展と、短編のドキュメンタリー作品をクラウドファンディングを利用して企画・制作する事にしました。
フォトコンテストは昨年同様SNSで公募し、応募作品を使った写真展を開催する予定です。(浦添市美術館を予定)ドキュメンタリー作品については、浦添西海岸の魅力を音と映像(ドローンや水中撮影など)で紹介し、地元で活動する方や海岸を利用する人々の声、専門家の意見を簡潔にまとめた構成と政府が計画している巨大軍港、埠頭、防波堤埋め立ての完成予想図をCGで作成し、完成後の景観がどの様に変わるかを県民、国民に広く知ってもらいたいと思っています。
今回の写真展とドキュメンタリー作品を多くの方に見てもらう事で、浦添西海岸の埋め立て問題について幅広く知ってもらい、一緒に埋め立て反対の声を上げて欲しいと考えています。
最終的には国や県に浦添西海岸の埋め立てを白紙撤回し、中止させるための民意を示していければ幸いです。
戦後79年、沖縄は米軍基地や開発のために土地や海など、多くの自然を失ってきました。もうこれ以上の米軍基地、自衛隊基地は必要ありません。
私達は、ありのままの自然の海を未来に引き継いでいけるように残すべきだと考えています。このプロジェクトを沢山の人に知ってもらい、見てもらうために、どうか皆さんのお力をお貸しください。
◎浦添西海岸ドキュメンタリー動画の概要(予定)
繰り返しになりますが、このまま那覇軍港の移設計画が進めば、もしかするとこの海を失ってしまう可能性があります。
一度失ってしまえば、もう二度と同じ環境を取り戻す事はできません。
そうならないためにも、この美しいイノーの海を映像として記録する事と、まだまだ軍港が移設される事を知らない方が大勢いるので、一人でも多くの方に浦添西海岸の埋め立て問題を伝える必要があると思い、今回のドキュメンタリー作品を作る事になりました。
今回のドキュンメンタリー作品の大まかなトピックを紹介します。
※現時点で予定している概要なので、都合により変更になる場合があります。
【浦添西海岸の紹介】
・那覇軍港移設問題の概要
・浦添西海岸の全景
・ドローンでの空撮によるイノーの風景
・水中映像によるサンゴ礁の様子
・CGによる軍港が移設された場合のイメージ図
【インタビュー】
・浦添西海岸のリーフチェックをされているダイビング関係者
・現地に訪れた市民の皆さんの声
・政治家や有識者の意見など
【活動の様子】
・現地でのスタンディングの様子
・ツイデモやオンライン署名の紹介など
上記の内容を含めて、県内で実績のある脚本家に構成を依頼し、CG制作、ナレーション、撮影なども全て県内で活動されている方に依頼する予定です。
◎応援メッセージ
私たちは20年近く前から浦添の海の保全活動に関わってきました。当たり前の海、当たり前の自然が、当たり前に残されていくことが難しくなっている今の時代。美しい海を残す努力を、みんなでしていきたいと思います。皆さんの活動を心から応援しています!
しかたに自然案内 鹿谷麻夕&法一
私が住んでいる浦添市港川には、地域の方に「カーミージー」と呼ばれ、大切にされている場所があります。そのまわりに広がる遠浅の海は港川の宝です。「カーミージー」の隣は浦添市民のみなさんから公募で名付けられた「てぃだ結の浜」があります。
今回のプロジェクトで、この美しい自然海岸をたくさんの人に見てもらい「てぃだ結の浜」が浦添の、沖縄の、世界の宝だと感じてもらえればいいなと思います。ご支援よろしくお願いします。
タイラジュン(写真家)
◎プロフィール
釣り好きな てるりんと、海を愛するサーファーのもーりーです。沖縄の那覇近郊に残された「奇跡の海」を守るため、埋め立て反対を求めるSNS上でのツイデモやオンライン署名の活動を続けています。
この写真展とドキュメンタリー作品を通じて、多くの方に浦添西海岸の海の魅力と埋め立て問題について知っていただけると幸いです。
【写真展の開催スケジュール】
・7~8月頃にフォトコンテストを公募する。
・9月中に審査、入賞作品を選出する。
・11月〜12月頃に浦添市美術館にて開催予定です。
【ドキュメンタリー作品スケジュール】
・7~9月に撮影、編集作業
・11月頃にYouTubeで作品を公開予定(動画は30分以内の予定です)
【支援金の使い道】
・写真映像制作費
・写真展・映像展の開催費
・広告/宣伝費
【SNSでも応援お願いします】
FacebookやX(Twitter)、インスタグラムなどでプロジェクトの案内や投稿への「いいね」やリポストなどでご協力をお願いします!
フォロワーさんが、浦添西海岸の全景をドローンで撮影してくれたので、ぜひご覧ください。
最新の活動報告
もっと見る浦添西海岸に関するドキュメンタリー作品の制作について 「この海は誰のもの」~沖縄うらそえ西海岸物語~制作発表記者会見
2024/11/06 21:42はいさい、美ら海未来の会です。ご報告が遅れましたが、去った11月1日(金)に県庁記者クラブにて、ミニドキュメンタリー「この海は誰のもの」~沖縄うらそえ西海岸物語~の制作発表記者会見を行いました。県内で多くのドキュメンタリー作品の制作実績を持つ平良いずみを監督に迎え、作品制作を開始し、地元の若者や識者への取材を重ねた作品の編集も最終段階です。奇跡の海をめぐる「人」にフォーカスしたドキュメンタリー映像に、ぜひご注目ください。11/17(日)には浦添市美術館にて写真展と合わせて、ミニドキュメンタリーの上映会も企画しておりますが、支援者の皆様には、先んじてミニドキュメンタリーの動画を公開させていただきますので、あとしばらくお待ちください。 もっと見る
第2回 てぃだ結の浜フォトコンテストのお知らせ
2024/09/18 14:22今年もフォトコンテストを開催しています!てぃだ結の浜(パルコ前の浦添西海岸の海)を被写体とした風景・人物などテーマは自由です!みんなが撮ったお気に入りの写真を下記の応募フォームに必要事項を記入して送ってください。応募作品は11月頃に浦添市美術館で行う写真展に展示します。下記URLからご応募ください。・応募期間:2024年10月6日(日)まで・応募方法:https://form.run/@cyuraumi2024・ファイル形式:高画質のJPG・TIFF ※2~5MB程度・応募写真は以前に撮影した写真でも構いません。お気軽にご応募ください。 もっと見る
浦添西海岸のドキュメンタリー映像制作メンバーの紹介
2024/08/24 19:00はいさい、美ら海未来の会です。大変長らくお待たせいたしました。今回のクラファンで皆さまから、ご支援していただいたドキュメンタリー作品を制作するメンバーを紹介します。・監督:平良 いずみ・プロデューサー:山里 孫存・構成・脚本:渡邊 修一【プロフィール】平良 いずみ/ディレクター沖縄生まれ。1999年沖縄テレビに入社。基地問題、医療、福祉等のテーマでドキュメンタリーを制作。共通するのは、主人公が社会や人のために闘う!ということのみ。『どこへ行く、島の救急ヘリ』(2011年)、『まちかんてぃ』(2015年)、『菜の花の沖縄日記』(2018年)、『水どぅ宝』(2022年)で民間放送連盟賞テレビ報道部門優秀賞、『菜の花の沖縄日記』で第38回「地方の時代」映像祭グランプリを受賞。映画『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』で初監督を務める。PFASによる水汚染を追った番組『水どぅ宝』(2022年)は、ギャラクシー賞の優秀賞など受賞多数。今夏からGODOM沖縄 ディレクターとしてPFASの規制値の厳格化が進む海外の事例等を取材し、映画を製作中。山里孫存/プロデューサー平成元年OTVに入社し数々の番組を企画制作。沖縄アクターズスクール全盛期にオンエアしていた「BOOMBOOM」や、ウチナーグチバラエティー「ゆがふぅふぅ」、現在も放送中の人気番組「ひーぷー☆ホップ」などが代表作。またエンタメ系だけでなく、ドキュメンタリー作品も数多く手がけ、沖縄戦ドキュメンタリー「むかしむかしこの島で」(2005年)、伝説の芸人・舞天を追った「戦争を笑え」(2006年)、天才映画少年に密着した「カントクは中学生」(2011年)など、全国的なコンテストでの受賞作品も多数。近年では「岡本太郎の沖縄」(2018年)、「ちむぐりさ菜の花の沖縄日記」(2020年)など、テレビドキュメンタリーを劇場用の映画へとステップアップさせる手法で次々と作品を世に送り出していて、自身も「サンマデモクラシー」(2021年)で長編映画を初監督。渡邊修一/構成作家20年以上にわたり沖縄テーマのドキュメンタリー番組/映画を手掛ける。映画「劇場版ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」、「劇場版サンマデモクラシー」及び両作品のテレビ版ほか番組「水どぅ宝」「続 水どぅ宝」「ていんさぐの花 ママたちの沖縄」「1031 首里城の消防士たち」「海の向こうの首里城」ほかMESH救急ヘリの一連のドキュメンタリーなど受賞作品多数。沖縄やんばる在住。以上のように数々の番組やドキュメンタリー映画を制作した実績のあるメンバーで、現在制作を進めています。公開は2024年11月頃を予定しており、写真展と合わせて上映会も予定しているので、公開までもうしばらくお待ちくださいませ。なお、公開直前には記者会見も行う予定ですので、ぜひご注目ください。【YouTubeチャンネル開設のお知らせ】今回のドキュメンタリー作品は、多くの方に見ていただくためにYouTube動画として公開する予定です。公開に先立ってチャンネルを開設しているので、宜しければチャンネル登録をお願いいたします。美ら海未来のYouTubeチャンネルはこちら もっと見る
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