
昨年、皆さんの大きな応援、寄付や宣伝のおかげで、一般社団法人こども禅大学は出帆、これまでいろいろな課題に出会いながらも順風満帆で進んでいます。
こちらの活動は、「発達障害の子どものお母さんたちの心と考えのお手当てをする」という看板を掲げていまして、お母さん(お父さんも)を対象にするものでした。そして一年たち、今回ようやく、本命である発達障害の子どもたちを対象にした活動を始めます。
それが、三浦海岸近くに開く、多機能型のちいさな図書館「パンセ&エセー」です。
私が娘に願うこと、そして娘と同じ境遇の子どもたちに願うことは終始一貫しています。
障害があるから自由になれる。障害を糧として才能は開花する。決して定型の人たちに守られるだけの存在にならないこと。むしろ彼らを凌駕する才能を持つ、一人の対等な人間として成長すること。
だから私は「インクルーシブ」なる用語が嫌いです。出来不出来の分類が明確に潜んでいるからです。しかし、これは一過性の方便としての教育用語となるはず。
この未来を成すためには、まだまだ多くの偏見に挑まなければなりません。非当事者だけではなく、当事者である家族にも偏見や思い込みが根深く刺さっています。
三浦半島のこの図書館は、このような偏見と戦うための最前線の基地となることでしょう。そして、健やかで自由な未来を創った人たちがいたことを、近い将来、教えてくれる場所となるでしょう。
このような偏見と戦う仲間となってください。
ご寄付やSNSでのシェアなど、皆さんの温かく力強いご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。






