IRODORIオペラです。
早速何人もの方に支援いただき、誠にありがとうございます。大変感謝いたします。
せっかくですので、オペラのこと、オペラ歌手のことも知ってもらいたく、投稿していこうと思います。
『オペラ歌手』・・・この単語だけ見ると、皆さまはどんな印象をお持ちですか?
華やかな印象を持たれる方が多いのではないでしょうか?
美しい衣装にて、舞台上でライトを浴びているオペラ歌手は、とても輝いて見えると思います!!!
しかし、オペラ歌手たちはその華やかさとは裏腹に、そこに至るまで相当な苦労を重ねております。
まず欠かせないのが、日々の練習・稽古です。
某ピアニストの名言ですが、
”練習を一日休むと自分にわかる。
二日休むと批評家にわかる。
三日休むと聴衆にわかる。”
こんな言葉があります。演奏者は毎日のように、個人練習はもちろんのこと、オペラの舞台に乗る場合は、稽古に励まなければなりません。
(まずは音楽のみの稽古)
(音楽稽古がある程度出来上がってきたら、演出稽古)
・・・なぜ何度もみんなで集まって稽古をしなければならないの?プロなんだから、本番当日に会場に行って、打合せをすればすぐ公演ができるのでは?と思ったあなた!
確かにおっしゃる通りなのですが・・・
稽古って、そもそも何のためにするかというと、ビジネス用語でいう「すり合わせ」をしています。自分の感覚と、一緒に演奏する側の感覚が果たしてあっているのかを確認し、ルールを決めるのです(音楽:テンポ、歌い方、間の取り方等 演技:出ハケのタイミング、役者と演出家のイメージの共有等)。
音楽のすり合わせの際、客観的なアドバイスや指摘をしてくれて、演奏をまとめてくれる方が指揮者です。
演技のすり合わせの際、舞台上の設定を決め、演技の見せ方・役者たちの動線を作ってくれる(アドバイスしてくれる)方が演出家です。
このすり合わせ行為は、途中で音楽を止めたり、演技をやり直したり、と、何度も行います。
これをしないと、私たち演奏者(本公演では、歌手とピアニスト)、自信をもって本番の舞台に立てないのです。※勿論、大御所とよばれる歌手の方は別です。
よって稽古は、公演が成功するためには必要不可欠な要素なのです。
IRODORIオペラも、稽古は約20回ほど組んでおりましたが、すでに半分は終了いたしました。
残り約10回。皆様に楽しんでもらえる公演にするために、充実した稽古をしてまいります!
どうか引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。