こんにちわ!IRODORIオペラです。
今回は『声楽家の収入』の実態をお話ししようかなと思います。
※オペラ歌手と声楽家は、ほぼ同じ意味だと思って下さい。
結論から申し上げますと、
『オペラ公演やコンサートの出演費のみで、生活をしています!』という方は、大変な売れっ子歌手のみ、だと私は思います。
殆どの方は、自分の演奏活動を行いながら、歌を人に教える仕事をしているようです。
例えば…中高の音楽の先生、音楽大学の声楽講師、合唱団の指導、音楽教室の先生、ご自宅で歌やピアノを教えたり、子どもたちにソルフェージュを教えたり、などなど。
または、全く関係のない仕事と掛け持ちしながら歌の活動をしている方もいます。
会社の事務職、カフェの店員、配達員、などなど。
現に私も10年以上、会社に勤めながら(平日はフルで出勤の事務職)、歌手活動をしていました。
当時、あなたの職業は何ですか?聞かれたら、『OLですが、声楽家としても活動しています』と答えておりました。
この答えに、全てが詰まっていますね。
私の主な収入源は、『会社からの給与』でした。
1年間365日、毎日欠かさず演奏活動をし、毎回一万円以上の謝礼を貰っていれば話は別ですが…
そういった方は、一握りのようです。
オペラやコンサートの出演費のみで生活出来ているのよ!という方は、
・大変な売れっ子歌手(先に述べた通り)
または、
・実家がお金持ち
・結婚相手の稼ぎが、そこそこある
おそらくこういった生活背景があるのでは…と思います(当社比)
では、声楽家という職業は、仕事として成立してないのか…
なぜみんなオペラ歌手を辞めないのか…
その答えは…
次回の投稿へ続きます。