【顔合わせ】
○さいしょに
顔合わせとは何をする日なのか。
具体的に「何か」をするわけではありません。キャストが集まって、皆で話して、脚本を読んで、ごはんを食べて、それでお仕舞いです。
稽古日程の関係上、時間をムダには出来ません。予め仲良くなっておく、「はじめまして」のギクシャクした時間を限りなく減らすことで稽古のスタートダッシュが変わります。
「何か」をするわけではありませんが、「お互いの距離感を測っておく」といくことを皆がしています。
○やったこと
僕は主宰ですので、事前にキャストさんに全体LINEでこのようなことを伝えました。
「私服で撮影をします。外行きの服で、若干気合い入れてきて下さい」
この言葉をしっかり受け止めて下さり、皆さんほどほどに気合いを入れて、ちゃんと自分に似合う服を着て来て下さいました。
僕はオーディションやオファーの際に直接各人に会っていますが、劇団員含めてほとんどのキャストさんはお互い初めましてです。
その結果「あぁ、この人こんな服を好んで着るんだ」ということが分かります。
続いて、自己紹介を兼ねて以下の面接ゲームをしました。
「面接官(3名)が受験者(1名)に6個質問をし、受験者はその回答に2つ嘘を混ぜ、面接官チームは受験者の嘘を見破る」
初対面の女子同士が平気な顔して嘘か本当か判らないことを言いまくるという事態になりました。
初対面同士で人となりがわからないけど「この人はどんなものが好きなんだろう」と興味をもって質問をする。
質問された側は、嘘を見破られないようにするためにバレにくい嘘をつく。
例えば「写真が好きそう」「こんな服が好きそう」「こんな食べ物が好きそう」という質問されていることから、ちょっとずつはぐらかして
「初対面の人には自分はこう見えているんだ」
ということを意識して涼しい顔で嘘をつく。
自己紹介で嘘を交えてよい、というのは結構安心します。だって、誰だって初めて会った人に自分をさらけ出すのは怖いですから、嘘で誤魔化してよいとなると自然と落ち着いて話せます。
……と、僕の思惑はここまでだったのですが、予想以上に色んなことが起きました。
・注意深く聞かないとどれが嘘か全然わからない
・注意深く聞くと微妙に本当っぽくない回答がある
・絶対本当だと思った回答がウソだと解るとめちゃくちゃショック
・ネジの外れた質問をするヤバい人が発見される
・ネジの外れた回答をするヤバい人が発見される
質問される側だけでなくて、質問をする側もなかなかの自己紹介になるゲームでした。
「どの回答が嘘だと思います?」
「あれは嘘っぽいですね」
「あれは間違いないと思います」
と、他者の分析をするのが上手い人も発見されました。
9人くらいでやりましたが、約1時間で一周しました。そこそこの広さがある部屋ならどこでも出来るので、是非初対面同士の親睦ゲームとして広まって欲しいなと思います。
○まとめ
稽古の初日はまだまだ先です。
よいエンジンの掛け方をしたスタートダッシュが出来たと思うので、これから失速せずに8月まで突っ走れればと思います。
先日配役を決定したので、後々公表します。
クラウドファンディングの〆切は7/27の23:59です。たくさんのご支援お待ちしてます。