第3回東アジア文化フェスタは、8月21日(水)の開催まで1か月あまりとなり、着々と準備が進んでおります。
開催に先立ち、7月11日に記者発表を行い、劉妍(りゅう・けん)さんと、夫の劉東風(りゅう・とうふう) さんに変面を実際に演じて頂きました。
8月21日(水) のイベントでは、実際に観る機会があまりない、変面を東アジア文化フェスタ では実際にご覧いただけます。
在日京劇俳優・劉東風さんと劉妍さんのホームページはこちら。
http://soliusya.com/index.html
クラウドファンディングのご支援はこちらから。観覧券のリターンがあります。
https://camp-fire.jp/projects/view/754256
他にも様々な演者が、一堂に会するこのイベント、是非、ご支援よろしくお願いいたします!
概要は以下の通りです。
フェスタは3回目ですが、コロナ禍で開催を控えてきたため2019年以来5年ぶりです。中国の国家機密とも言われる伝統技能の「変面」(へんめん)をはじめ、日本では普段見る機会の少ない技を含む本場の多彩な舞踊や演奏が、一同に集まる貴重な場になります。
国際情勢が不透明な中、文化交流を通じた相互理解の糸口とすることで、反目しあっている国々がお互いの文化を知り、多様性を受入れ、共存するための基盤が築かれます。我々は文化交流がアジアの平和に寄与することを切に願っています。
■在留孤児2世がオリジナルの「双人変面」を披露
フェスタの目玉は、中国の国家機密とも言われ、そのからくりが門外不出とされる「変面」です。踊り手が顔に手をかざしたりマントを翻したりした瞬間、目にも止まらぬ速さで喜怒哀楽を表現するマスクが変わる技です。日本で本格的な変面を鑑賞できる機会は、多くはありません。
フェスタで演じるのは、残留孤児2世の劉妍(りゅう・けん)さんと、夫の劉東風(りゅう・とうふう)さんの夫妻。現在はともに日本在住です。劉妍さんは1985年に瀋陽京劇院に入団して技を磨き、コンテストでの受賞歴も豊富。劉東風さんは1981年に国立北京京劇院に入団し、数々の演目で主演を務めた経験があります。2人が演じるのは、変面に京劇の動作を加えたオリジナルの「双人変面」。1回の演技で顔を変えるのは通常は20回程度ですが、2人は40回ほども顔を変えることができ見ごたえ十分です。
■多彩な演者が観客を魅了
東京朝鮮中高級学校舞踊部の朝鮮民族舞踊は本格的です。学校が朝鮮民族の伝統文化継承に力を入れていることもあり、過去には海外でも公演するなど技量は折り紙付きです。韓国の民族楽器のカヤグム(弦楽器)、ヘグム(同)、そして非常に珍しいピリ(笛)の共演も見ものです。
中国からはほかに、バリトン・ソプラノ歌手や二胡、太極拳のプロが出演。日本を代表して、民族歌舞団「荒馬座」が和太鼓に乗って勇壮に踊り、※1「伊是名(いぜな)の会」の琉球舞踊が優雅に観客を魅了します。
※1沖縄・奄美の舞踊を創作し国内外に紹介する創作舞踊集団。
■「強いつながりを認識してこその平和」
フェスタ実行委員会の事務局を担当する北中一永・日中友好東京文化センター事務局長は「アジアは一つ。各国の文化を知り、互いの強いつながりを認識してこそ、平和があります」と開催の意義を語り、来場を呼びかけています。