そのだ正治(そのだまさじ)
みなさんこんにちは。芸術家のそのだ正治です。
生まれ育った街・福岡県飯塚市をアートで楽しく、アートで人が集まる街にしたいという想いから、21年前より街に鉄のオブジェを作ってきました。
今回廃墟化した古民家をまるごとアートに変身させて、「見るアート」ではなく、「中に入って体感できるアート空間」を作りたいと、このプロジェクトを立ち上げました。
活動の開始にあたり、古民家の改修費、古民家に残った家具の撤去、設備費及び製作費などのご支援をいただきたく、初のクラウドファンディングに挑戦することにしました。
ご支援よろしくお願いします。
其田寿枝(そのだひさえ)
はじめまして。福岡県飯塚市在住、マサジアートギャラリーを主宰している其田寿枝と申します。
私たちのプロジェクトページにご訪問いただきありがとうございます。
夫の正治さんが40歳になった24年前、当時経営していた看板業を退き、「俺はこれから芸術家として活動する。そして、この街をアートで活性化させたい。」と決意。その覚悟とアートへの熱い想いに、「私も一緒にその想いを形にしていきたい!」「一番の応援者でいよう!」と覚悟を決めました。
当初はアートを観て、触れて、体験する中で、豊かな心が育つ街になったらいいなと、ギャラリーで様々な展覧会を企画しました。そして、21年前からは、いつでも観られる屋外にオブジェを設置(写真:大きないす/2003年作)。約20年間でオブジェの数は20点以上になりました(写真:アートマップ)。
今回は、私たちが住む自治体(福岡県飯塚市鯰田地域)にある廃墟化した空き家をまるごと楽しいアートの空間にして、たくさんの人が観て、触れて、体感できる場所にしたいとプロジェクトを企画し、クラウドファンディングに挑戦いたします。
どうぞ皆さまご支援のほどよろしくお願いいたします。
▲福岡県筑豊地域(飯塚市・嘉麻市・田川市)に、そのだ正治のオブジェたちが点在しています。
●アートへの想い
私は、「心あるもの」はすべて芸術だと思います。
それが形であったり、技術であったり、活動であったり、音楽や文章、言葉など、様々な表現方法があります。たまに壊れる様や妬みなどを表現して「これは芸術だ!」という方もいらっしゃいますが、それは私の中で「芸術」とはいいません。なぜなら人を破壊するもの、不愉快にするものを、私は芸術とは思わないからです。
ずっと以前の話になりますが、バルセロナオリンピックのあった年、テレビに映る「カサ・ミラ・サグラダファミリア教会」に魅了され、スペインに行きました。そして数々のガウディ建築と出会い、その偉大さに感動したことを覚えています。中でもグエル公園の美しいタイルへ腰を下ろしたとき、実世界に存在する欲望などといったものから開放され、時という存在すら無い「無の世界」のような不思議な感覚に引きこまれました。
そこから見上げた空や、鳥の唄声、老夫婦がたたずむ姿など、全てが調和している中で、芸術は人の心を癒してくれるものなのだ、と思いました。
そして、この世界には、美しいものがたくさんあるのだということに気がつきました。
芸術は人の心を癒す力、そして感動を与えてくれるものだと思います。
一人ひとりが「誰かのために」と思って行動し始めると、一つのハートは小さくても、そのハートが増えることによって私たちの街はもちろん、社会も美しく、楽しく変わっていくと信じています。
「心あるものを形にすること」それが私の仕事だと思っています。
●なぜ街にアートが必要なのか
社会や経済環境が大きく変化している今日、これまで以上に心の豊かさが求められ、芸術文化の重要性はますます高まっていると思います。
物質的な豊かさはあっても、自立できないニートや、我慢や自制ができずに衝動的な行動をとるキレやすい子どもや大人も増え、ひきこもりや神経症、うつ病などの心の病も社会問題となっていて、「モノの豊かさから心の豊かさへ」と、志向は変化していると感じています。
これまで私たちは、地域に根付いた文化向上と、アートの力によって飯塚市の観光と地域活性を図る芸術運動として、たくさんの方々のご協力をいただきながらオブジェを各地に設置してきました。
そして、それを観た多くの方の感想を聞く中で感じた事は、「夢を持つことの大切さ」「ゼロから一を生み出す喜び」「自信を育てること」など、芸術文化に触れながら「豊かな人間性」を育てることがとても大切だと思いました。
芸術文化は人々の心を豊かにすることはもちろん、その地域の成熟度を表す大事なものです。
日常的にある風景や人によって、善くもなり、悪くものあるのが人の「こころ」だと思っています。街にアートを根付かせることによって、豊かさを感じられる地域・環境づくりを目指しています。
▲そのだ正治の代表作のひとつ。飯塚本町商店街のそばにある「大きなイス」。高さ5.8メートル、奥行き1.6メートル、重さは500キロ以上。建物から外に出て実際に椅子に腰かけることができる体験型アート。
▲飯塚本町商店街に設置されているそのだ正治のオブジェ。「筑豊をアートで観光の街にしたい」という想いで、20年ほど前から活動をつづけ、現在は寺社や駅のホーム、バス停など筑豊地域の20か所以上に設置しています。
私たちのアトリエ「マサジアートギャラリー」(福岡県飯塚市鯰田2299-5)から、歩いて2~3分のところに、築90年の廃墟と化した空き家があります。その空き家を、できるだけその家屋の形や置かれたものを活かしながら、一軒丸ごとアートの空間「ナマズタハウス」にします。
人が住まなくなって十数年経っているため、取り崩さなければならないところや、構造上、強化が必要なところもあり、残置物もたくさんあります。
改修工事を進めながら、アートイメージを膨らませて、アート空間へと変身させていきます。
この空間を観て、触れることで感性を育み、表現や製作方法などを知りたいという知識欲や技能欲、自分の考えや想像を表現する喜び、心の豊かさを感じてもらえる空間に致します。
そして、この「ナマズタハウス」を、地域を、アートで回遊してもらうための新しい拠点とし、アートを通じて訪れる人々に地域の魅力を深く体験してもらいたいと願っています。
「ナマズタハウス」はJR浦田駅とJR鯰田駅の中間あたりにあり、駅から駅まで歩いても20分くらいです。その近くにはすでに設置したオブジェもいくつかあり、私たちのアトリエもあります。
まずは「NAMAZUTA HOUSE」を完成させ、その後もアートの設置場所を増やしながら、アート観光地を目指して活動を続けてまいります。
【古民家の現状】
アートハウス「ナマズタハウス」に変身する空き家の建物は築90年と古く、十数年間は誰も住んでいなかったこともあり廃墟と化しています。そのため、床が抜け落ちたり、天井が落ちていたり、改修が必要な箇所がたくさんあります。また、家の中に残置物も多くあります。古民家をすべて解体してしまうのではなく、その家の趣は残しながら、安全に楽しく過ごしていただけるように改修・補修を進めていきます。
▲現状①残置物がかなり取り残されています
▲現状②床が抜け落ちたり、天井が落ちたりしている部分が多く、安全な場所にするための補修が必要
【改装イメージ】
■2024年5月下旬~6月上旬 空き家取得
■2024年5月・6月 残置物処分
■2024年7月・8月 修繕・改装
■2024年9月・10月 アート制作
■2024年11月3日 「ナマズタハウスオープン」
■2024年12月末 リターン発送完了予定
◇プロジェクト300万円達成したら
展示スペースの改修工事と同時に、素材、色、形、大きさを工夫しながら建物全体(屋内外)をアート空間にいたします。
◇プロジェクト500万円達成したら
建物内のアート空間を更に充実させ、敷地内全体にアートのベンチやオブジェを設置いたします。
◇プロジェクト1000万円達成したら
現在の建物の状況は、トイレや浴室があった場所の痛みが一番ひどく、天井や床が落ちて外が見えている状況です。この場所を改修工事し、アートショップ、トイレ、キッチンを設置、飲み物が提供ができる空間をつくります。
■不動産取得にかかる諸経費 50万
■残置物処分費 50万
■広報/宣伝費 20万
■リターン仕入れ費(鋼材・亜鉛メッキ費用等) 50万
■改装費(アート制作費用含む) 500万
■人件費(ボランティア) 30万
■設備費
電気工事 120万
給排水設備工事(キッチン、トイレ等) 250万
浄化槽工事 100万
【そのだ正治プロフィール】
24歳より制作活動を開始し、1983年詩画集を出版NHK「ルポルタージュ九州」出演。
1993年 オブジェ制作に取組み目黒雅叙園アートプライズ 審査員奨励賞、その年ニューヨークに行ったのをきっかけに、屋外アートに取り掛かる。
1996年 小倉橋モニュメント制作、1997年 湯の浦橋モニュメント制作、1999年 日王橋モニュメント制作、 2003年「大きなイス」5.8mモニュメント(飯塚市)設置後、わが街をアートで観光の街にしたいとの思いで今日までに25体以上のオブジェを設置、2023年オブジェ観光マップ制作した。
神社仏閣には2012年「飛躍の天の弓矢」由緒版(射手引神社)、2015年ハートのイス他オブジェ5体(善照寺)、2020年「しあわせのむすび」絵馬おみくじかけ(大分八幡宮)を設置。
展覧会は2008年 スイスジュネーブ 日本領事館・多目的ホールにて日本文化月間企画展に展示。
招待個展は、2009年 ~赤と魅惑~(ハイアットリージェンシー大阪 ) 、2011年 ~Amour 鉄アートの世界~(九州日仏学館ギャラリー/福岡) 4/9-5/7、2011年 ~鉄でつながるハートの世界~(日新製鋼ギャラリー/東京) 6/22-8/25、2011年~月と星と太陽が輝く僕らの世界~(日新製鋼ギャラリー/東京) 8/25-9-30、2013年 名古屋クリエーターズマーケット招待ブース展示(愛知)、2014年 浜名湖花博招待展示(静岡県)、その他2013年 伊藤忠丸紅鉄鋼㈱ カレンダーに作品7点が起用される。
最新の活動報告
もっと見るNHK「あさイチ」生中継が収録に変更、後日放送です
2024/12/17 08:10おはようございます!本日NHK「あさイチ」生中継が入る予定だったのですが、急遽、国会中継に変更になりました。もう少ししたら本番同様に収録はありますので、放送日が決まりましたらご報告いたします。楽しみにしていてくださってた皆様、引き続きよろしくお願いいたします。 もっと見る
゛12月17日はNHK「あさイチ」生出演!
2024/12/08 16:10今年も残りわずかとなりました。今年7月から築90年の空き家を改装開始し「空き家をアートに再生するプロジェクト ナマズタハウス」もようやく完成間近となって参りました。その様子をNHK「あさイチ」の番組が取材してくださることとなり、12月17日火曜日午前9時20分頃から9時35分の中の8分間に生中継が入る予定です。もしお時間がありましたらご覧いただけましたら幸いです。ナマズタハウスの本オープンは2025年1月10日を予定しております。オープン当初は土日祝日のみの営業でスタートいたします。ぜひ遊びにいらしてください。【ご案内】ナマズタハウス NHK「あさイチ」生中継12月17日火曜日 午前9時20分頃から9時35分(内8分間) もっと見る
完成までもう少し!!
2024/10/31 11:51残置物の処分そして改築を始めて約3ケ月。あっという間に月日が経っています。少し高台ですので、ナマズタハウスからの眺めはとっても良い感じです。作業をしながら景色に癒されています。ここまでの完成には色んな出来事も次々とあって、苦難も本当に色々ありましたが、皆様からのご支援ご協力のおかげで一つひとつ乗り越えられてます。本当に有り難い、皆様に感謝する日々です。11月ナマズタハウス完成に向けて取り組んでおりましたが、正直、予定よりかなり遅れてます。オブジェ制作や装飾は、まだ先になりそうです。外観や内装は、11月中になんとか皆様に披露できるくらいまでは仕上げられるように、毎日、正治さん、がんばってますので引き続き応援よろしくお願いいたします。ナマズタハウス店内は、アートの空間でゆっくり過ごしていただきたいなあ〜とカフェ営業も考えてましたが、囲繞地ということもあり、結局、、、水道を通すことができなかったので断念いたしました。でも、何かしら期間限定など工夫しながら飲食も少しご提供できるように保健所に相談しながら計画を進めております。建物の改装は11月中に完成の目途が付きそうなので、オブジェの制作も同時進行しながら年内に仕上げ、来年2025年1月10日にナマズタハウスをオープンする予定です。引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。【館内お披露目】 11月30日 11時~15時【ナマズタハウス オープン 2025年1月10日】 10時~16時30分(入館16時) 開館日/土・日・祝 入館料/300円(大人)・100円(子ども) ※就学前のお子様は無料です。尚、オープン後、平日にご来場希望の方は事前にお電話でご相談ください。臨機応変にご対応させていだきます。 もっと見る
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