今回は千葉市若葉区にあるプレーパーク「わくわくの森おなりだい」へ。
こちらも2015年の立ち上げの時から一緒に遊んでいる場所。小学生が多いけど、中高生世代の子も顔を見せてくれる遊び場。なんと、立ち上げ当初遊びに来ていた子がボラスタッフのように関わってくれるようになり、今遊びに来ている小学生たちの遊び相手や大人たちの話し相手になってくれている、世代の循環がすでにあるんだよね。こーゆーのが、「居場所になる」ってことだよなぁ。
今日の遊び場は、常連の子が言った「今日は母の日じゃん。去年は一緒に作った小物をプレゼントしたけど、今年はなにを作ったらいいかな?」で、工作の日に。
基地を作るような大型の工作?から、先月から続く木のナイフづくり、そして母の日のプレゼントである小物づくりまでよりどりみどり。そのどれもがエピソードいっぱいでどれをピックアップするのか悩むんだけど・・・
先月のプレパでスタートした木のナイフづくりかなぁ。
これを作ってるのは中学生女子なんだけど、すごい丁寧でこだわりの一品なのよ。彼女が遊びに来てすぐ「この前のナイフ、どうなった?」って聞いちゃうくらいすげー時間かけて作っててさ。「ナイフどう?」って聞いたら『ニコニコッ』って音が聞こえるくらいの笑顔で作品を見せてくれて。
「細部にこだわりたいところがあるから」と今日も作業続行の様子。彼女のその姿勢と作っているナイフのクオリティで小学生男子たちが続々と真似してて、それもまた良いのよ。
1時間くらいしたところでさ。「めがね・・・」って真剣な声。「ボンド持ってない?」「ヒビが・・・」って。
木を薄く削ってる作業中に真ん中で折れちゃったみたい。あいにく木工用ボンドしかなく応急処置しかできず。それでも落ち込んだ様子は見せずに、後から来た友達と合流して笑顔で運動系の遊びにGO!
でもやっぱり気になるよね。時々ナイフの状況を確認し、さっきより優しく削れる道具を使って手を加えてみたりする。
くっついたかな?まだかな?でも削りたいし整えたいな。あっ!
もう一度折れちゃうナイフ。
ショックなんだろうけど、またボンドでくっつけて、今度は触らないように遠くに置いて、そしてまた別の遊びへ。一生懸命作ったものが壊れるのってすごくがっかりするけど、それによって起きる感情の波をきちんとコントロールして、友達との遊びは遊びでちゃんと楽しく遊べる彼女の折れない心に、密かに感動しためがねでした。レジリエンスだね!